ビジネス誌を読んで心が温まったのは久々です。
日経ビジネス2020.7.6号の特集「もうひとつのESG コロナで見えた優良企業と幻滅企業」。
今回の新型コロナウィルスを受けて、世のため、人のために企業活動を展開した会社のストーリーです。
人と同様、企業もまた、本性は苦しい時こそ顔を出します。
今回のコロナ禍で、経済合理性や株主ファーストを乗り越えた「優良企業」。
アフターコロナの時代に、いち早く業績を回復し、V字回復していくと思いますし、そう信じたいです。
今回の特集で取り上げられた企業群です。
三幸製菓・・・リスク承知で80名を雇用 新潟の菓子メーカーの心意気
ライフコーポレーション・・・危機こそ社員に優しい最強スーパーマーケット
まるか食品・・・大切なのは顧客と従業員 不器用企業は群馬の誇り ペヤング事件を乗り越えて
城南村田・・・もうからなくても作り届ける大田区の町工場軍団 フェースシールドを届ける
アパホテル・・・風評気にせず患者受け入れ「なぜなら天が見ているから」
アイリスオーヤマ・・・元祖・心意気企業 善行ばかりする電機メーカー
ミキハウス・・・子供用マスク、発売前倒し
帝人・・・医療用ガウン2000万枚超
カインズ・・・雇用の受け皿3000人規模
明治学院大学・・・オンライン環境整備のため一律5万円給付
コロナ・・・新潟県の暖房機器メーカー 「両親に誇りをもってほしい」と地元新聞に広告掲載
「キミのじまんのかぞくは、コロナのじまんのしゃいんです。かぶしきがいしゃコロナのしゃちょうより」
マスコミでは、あまり報道されませんが、このほかにもたくさんの事例があると思います。
世の中、まだまだ捨てたものではありません。
いっぽうの「幻滅企業」。
社名は出ていませんが、何となく想像はつきます。
残念企業4つの傾向
① 危機下でも売上第一 収益一辺倒
② コロナへの配慮なし
③ テレワークに消極的 テレワーク=サボる
④ 決断なき経営者 後追い、中途半端
新型コロナウィルスの影響は、まだまだ続くことを想定しなければなりません。
withコロナ、アフターコロナの時代、どう経営の舵を取っていくのか?
会社の品格、経営者の品性が問われている時代になっていると思います。