2月25日(火)から、川俣町役場内で

古関裕而が弾いたオルガンが展示されています。

役場に入ってすぐ左側に展示コーナーがあります。


オルガンは、古関が川俣時代に弾いていたものです。

古関が川俣で過ごしたのは昭和3年~5年。

今から90年も前です。

とてもキレイなオルガンですね。

ずっと大事に保管されてきたのがわかります。

オルガンの上には「川俣町民の歌」の直筆の楽譜があります。


町民の歌は、毎日お昼に流れています。


オルガンのそばには説明書きがありました。

内容はこんな感じです。

古関裕而氏の伯父である武藤茂平氏は、川俣銀行(現東邦銀行

川俣支店)の頭取であり、古関裕而氏は、昭和3年5月から

2年間、川俣銀行に勤務していました。

このオルガンは、武藤茂平氏の子の木村ヤス氏(旧姓武藤)が

ちりめん屋(古関裕而氏の母ヒサ氏の生家)から仙台屋呉服店

に嫁入り道具として持参したものです。

展示スペースの説明書きより


古関裕而は福島市で生まれ、商業学校を卒業後

10代最後の2年間を川俣町で過ごしました。


古関の伯父「武藤茂平(モヘイ)」は、川俣銀行の頭取であり

「ちりめん屋」の六代目当主でもありました。


「ちりめん屋」は、古関の母「ヒサ」の生家で

味噌や醤油の醸造を営む資産家。


古関は「ちりめん屋」に下宿しながら、

川俣銀行に通います。


「武藤茂平」の娘「ヤス」は「仙䑓屋(センダイヤ)呉服店」に嫁いだ際、

このオルガンを持参しました。


以降、オルガンは「仙䑓屋呉服店」が保管しています。

古関裕而が弾いたオルガンが残る「仙䑓屋呉服店」とは?

 

斎藤秀隆著「古関裕而物語」には

こんなエピソードが紹介されています。

私の家には義母の持参したオルガンがある。

これは義母が嫁に来る前に、音楽学校に行きたくて、

ちりめん屋で弾いていたもので、古関さんは川俣時代に

このオルガンを弾いていた。義母と一緒に話をしながら、

「ああ、このオルガンが懐かしいなあ」と言って弾かれていた。

 仙䑓屋呉服店の木村明子氏の話

斎藤秀隆著「古関裕而物語」

 

展示会のオープニングセレモニーでは

「栄冠は君に輝く」などを演奏したそうです。

 

こちらが当日の様子です。

伊達市のピアノ講師森和香子さんによる演奏

福島民報ネットニュース

当日の様子を紹介したネット記事はこちら。

(掲載期間は短いと思いますが)

古関裕而さん使用オルガンなど展示 川俣町

 

オルガンの展示期間は、

令和2年2月25日(火)~3月13日(金)まで。

 

3月15日(日)は、「古関メロディー歌合戦」開催のため

オルガンは川俣中央公民館で展示します。

令和2年3月15日に「古関メロディー歌合戦」を開催します!

 

これを書いているのは2月29日(土)です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府から

大規模イベント自粛要請がなされていますので

「歌合戦」は開催されるかどうか・・・

 

なお、オルガンは3月16日以降は仙䑓屋呉服店に

展示されるようですが、「歌合戦」の開催等

詳しいことがわかったらご紹介したいと思います。

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