ロシアのニュース

モスクワからお届け

クロアチア、ウクライナ産小麦輸入拒否

クロアチア首相アンドレイ・プレンコヴィチは、ウクライナの穀物を輸入しない、ポーランド、ハンガリー、スロバキアのようにこのような輸入を禁止する可能性を示唆した。

『クロアチアの立場と願望は、我々は経由国であり、国内より安価なウクライナ産穀物を大量に受け入れることではない。そうなれば我が国の農家にとって大問題となるだろう』(プレンコヴィチ首相)

キエフは月曜日、ポーランド、ハンガリー、スロバキアがウクライナの農産物輸入禁止措置の解除を拒否したとして、世界貿易機関に訴訟を起こした。3カ国は、急増する安価なウクライナ産穀物輸出から国内農産業を守るため、一方的な禁止措置を発動した。

ハンガリーはウクライナからの肉類も含む25品目まで供給制限を拡大した。ポーランドは小麦や飼料の供給を禁止。スロバキアは以前からのECによる禁止措置を延長した。一方で、欧州委員会は先週金曜日、EU圏内でのウクライナ産穀物の販売を許可する決定をした。

クロアチアはウクライナに国内の海港の使用を提案したが、ウクライナの黒海へのアクセスは特別作戦中のロシアによってブロックされている。クロアチアの港を通じてどれだけの穀物が輸出されたかは不明だが、このルートは「既に重宝している」とウクライナのユリア・スヴィリデンコ第一副首相が9月に述べている。

 

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23年夏ロシア人が訪れたヨーロッパの国

2023年夏、ロシア人が最も訪れたヨーロッパの国はフィンランド。今シーズンロシアからの観光客は30万6900人に上った。KryshaTourDomがテレグラムで発表した。

2023年夏季シーズンに海外旅行するロシア人人口についてロシア国境警備隊からの情報が、アクタウで開催された第一回国際観光フォーラムで発表された。

観光客が最も多く訪れたのはトルコであり、230万人の訪問があった。次点はアブハジア共和国210万人、ロシア人が3番目に多く訪れた国はカザフスタン135万人。

他にも、今夏頻繁に訪れたのはアラブ首長国連邦(88万2700人)、エジプト(57万8000人)、グルジア(38万7600人)。フィンランド(30万6900人)、中国(28万8800人)となっている。

 

昨今フィンランドはEU委員会の勧告を受けてロシアからの自動車での入国を禁止した。10人以下の乗客がいるロシアのナンバーを付けた車は入国できない。

 

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立小便70万円

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モスクワ郊外ショルコヴォ在住の若者は立ち小便に高い代償を支払う羽目になった。ドニヨールという青年は、もよおした際にモスクワ地下鉄の線路上で事を行なった。その結果、50万ルーブル(※約70万円)の罰金が課せられた。

ドニヨールは昨年10月に地下鉄の線路を公衆トイレ代わりに使った。イズマイロフスカヤ駅の線路に降り、通常ドアのある空間で行う行為をしたのだ。恥知らずを拘束しようとしたところ、線路沿いに逃げた。

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青線イズマイロフスカヤ駅は地上にある開放型ホームなので、逃げ回る青年を捕まえるのに警察が30分以上費やした。この間、この線の運行は停止。結局ドニヨールは拘束され、5日間拘置所に入れられた。しかし、彼への罰はこれで終わらず、地下鉄は損失賠償を求めた。

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地下鉄車両81-740/741系「ルシッチ」は最大で1048人を運べる、乗客一人を運搬する標準コストは53,96ルーブル(※約77円)。全てを計算すると、ドニヨールの行為で"少なくとも"50万8950ルーブル(※約72万5千円)の損害が出たことになる。

 

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※2020年3月2日から2021年3月1日までのロシアの新規感染者数グラフ。ここ1日のロシアの新規感染者11,571人、合計で4,257,650人。

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鬱で子殺し

土曜の夜、モスクワ北東部のアパートで11歳長女と3歳長男が殺された衝撃的事件の真相が明らかになった。凶行に及んだのは母親(36)で、彼女も病院へ運ばれた。発作的な犯行だった。

取材によると、悲劇が起きたのは、結婚して12年、同棲期間も含めると17年連れ添ったオリガ(仮名)とアンドレイ(仮名)夫婦。オリガはオレンブルク州オルスク市出身で、モスクワへ来てから親戚の家に住んでいた。両親は離婚しており、父親には障害があり、オリガ自身は成績優秀で学校を終えた。産休に入る前まで子供用品店で働き、アンドレイは一般企業のIT部門で部下を率いていた。

夫婦をよく知る人達は、家庭内に問題はなさそうだったという。長女はダンススクールに通い、長男も健康に育っていたが、今年1月に腹痛を起こし救急車を呼んだことがある。アンドレイは(子供の頃に肺の一部を切除したことがあって)昨年秋にコロナウィルス で危篤状態になり、数週間危険な症状が続いた。この頃、オリガの鬱が始まったと見られる。子供の世話が自分一人の肩にかかり、一人で全部を背負い込んで、支援を求めなかった

友人によると、オリガは星占いや占星術が好きだったが、単なる趣味で狂信する様子はなかったという。

悲劇の前日も二人の子供の母親にそれといった症状は見られなかった。親族と、長女を海のそばの林間学校へ参加させることについて話した。そのほかには、最近食器洗浄器を買い、家事負担が減ったはずだった。

土曜日の夜、アンドレイは仕事の帰り道に買い物をすることにした。妻に電話して、長女とスーパーへ来て一緒に買い物しないか聞いた(家庭内でそういう習慣ができていた)。ところが今回に限って、オリガはすっぱり拒否。家に帰ったアンドレイは、妻と子供達がベッドに横たわってるのを見た。寝ているんだと思って、台所で自分の夕食の準備を始めた。突然、救急隊の医師がピンポンを鳴らす。彼は救急車は呼んでないと答えたものの、隊員らは中へ入り、子供達が死んでおり(死因は窒息死)、母親が出血しているのを見つけた。オリガは緊急入院した。意識が戻り、息子と娘の殺害を自供。

悲劇の現場は、女性に突発性の発作が起きたことを物語っていた。彼女は台所で肉を調理していて、突然中断し、子供を殺し、自分も自殺しようとしたが、痛みに耐えかねて救急車を呼んだ。

捜査当局は、この事件について包括的な調査を行ない、加害者の精神鑑定が行われる予定。

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※2020年3月15日から2021年2月22日までのモスクワ市の1日の感染者数グラフ。ここ1日のモスクワ市の新規感染者1,723人増、累積感染者数969,557人。

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「男が稼ぐべき」男性29%

【モスクワ2月18日タス通信】アンケートに回答した女性の約45%は、家族を養うために男性は月8−15万ルーブル(※約11万ー21万円)稼ぐべきだと考えている。アトクルィチエ銀行の調査による。

さらに、この「男性が月8−15万ルーブル(※約11万ー21万円)稼ぐべき」という意見は男性も48%賛成している。さらに、女性30%と男性24%はちょうど良い月給は4-8万ルーブル(※約5万6千–11万円)と回答。そのほか、女性16%と男性17%が家族を養うためには男性は月15-30万ルーブル(※約21万ー42万円)、女性6%と男性8%は月30万~50万ルーブル(※約42万ー70万円)必要と回答した。

また、女性の56%は、男性が稼ぎ手として家族の中で女性より多く稼ぐべきと考えている。このような傾向は、シベリア(70%)やロシア南部(64%)で高かった。16%の女性は、家計へは収入に比例して両方が貢献するべきとし、残りの28%は収入で人を判断してはいけないと答えた。

「男性が女性より稼ぐべき」には男性の42%が賛成している。この意見は北カフカス地域(83%)で広く普及しているが、サンクト・ペテルブルクやレニングラード州では23%でモスクワやモスクワ州の男性では29%の支持率だった。さらに、43%の男性は収入で人を判断してはいけないと考えている。そして男性の14%は、女性と男性が家計に平等に貢献すべきと確信している。

男性の質

本物の男性の資質について、女性は誠実さと品位(25%)、次に信頼性と責任感がある(22%)、3番目に知性と知識(11%)と回答。同調査では、優しさや寛大さ、軽快な性格とユーモアのセンスは女性が評価する男性の長所としては9%だった。

男性の回答では、知性と知識、信頼性と責任感(19%)が一番多く、誠実さと品位(16%)が続いた。男性の9%は意志の強さ、頑固さ、忍耐強さを評価し、優しさや寛大さは7%にとどまった。

魅力的な外見や、富や高い地位を選んだのは男性、女性それぞれ2%のみ。

調査はオトクリチエ銀行が、2月12日から16日にかけて人口10万人以上の街の18歳から65歳のロシア人無差別に1000人を選出して行われた。

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※2020年3月2日から2021年2月20日までのロシアの新規感染者数グラフ。ここ1日のロシアの新規感染者13,433人、合計で4,139,031人。

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唯一の猫

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雄猫ケーシャは北極圏にあるノルウェー領のスヴァールバル諸島に住んでいる。恐らく、彼は島で唯一の猫だ。1990年代、狂犬病予防の目的で島への猫の持ち込みが禁止された。

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では、なぜケーシャが存在するのか?住民によると、ロシア人労働者が持ち込んだそうだ。書類上、ケーシャは「狐」と登録されている為、誰も手を出さないそう。

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過酷な北極圏にあるこの島では、夏の最高気温8度、冬は”最高”が-30度で、刺すような風が吹き続ける。大部分は氷河に覆われ、永久凍土なので埋葬にも制限がある。だから、島に墓地はない。19世紀後半、スヴァールバル諸島で石炭の採掘が始まった。1947年ノルウェーはソ連がスヴァールバル諸島において同等の権利を持っていることを認めた。炭鉱では、ノルウェー人とソ連からの労働者が混じって働いた。石炭は今日まで細々と採掘されている。

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一番大きな炭鉱町はバレンツブルグで、約500人が生活している。島の公用語はノルウェー語とロシア語。ロシア国籍者はビザが不要。

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※2020年3月15日から2021年2月18日までのモスクワ市の1日の感染者数グラフ。ここ1日のモスクワ市の新規感染者1,950人増、累積感染者数962,637人。

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嫉妬事件

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殺害されたノヴォシビルスク国立工科大学学生デニス・グバリョフ(26歳)の母親が、息子について語った。惨劇は2月16日火曜日、大学の門近くで起きた。殺人容疑で拘束されたのは同大学生デニス・ミレル(22歳)。襲撃の前後にSNSの”Vkontakte"に殺害とその犯行動機を説明する投稿を残した。動機の一つは嫉妬だ。グバリョフはミレルの元カノとデートしていた。

グバリョフは工科大学大学院で人文コース(専門は心理学と教育学)で学んでいた。ノヴォシビルスクの国立経済経営大学から転籍してきた。観劇が趣味だったが、一番熱心だったのは勉学。母親は、息子は勉強好きだったという。彼はこのプロセスに没頭し、満足気に講義を受けていた。

大学を移ってから、ミレルと交流するようになった。それは昨年の12月まで続いた。この時期に、グバリョフはミレルの彼女ソフィヤとデートするようになった。彼女は同じ大学の他の学部に通う女学生。

母親によると、息子は彼女を愛し、よく一緒にいて、プレゼントを渡したりしていた。

捜査委員によると、2月16日14時20分ごろ、学生二人は大学の花壇のそばにいた。女性を巡って二人の間に口論が勃発。22歳学生は包丁を取り出し、目撃者の目の前で複数回背中や身体中を刺した。結果、26歳学生はその場で息を引き取った。

母親エカテリーナは捜査員から息子の死を告げられた。午後5時ごろ電話が鳴ったのだ。詳細は後でソフィヤから聞いた。彼女は殺害現場に居合わせていた。

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左:ミレル、右:グバリョフ

二人の間でどのように口論が発展したのか明らかではない。ミレルが話があると言ってグバリョフを外に呼び出したとか、大学構内で既に口論が始まっていたとか証言がある。二人とも大声で話していたので、外へ出るように言われたらしい。しばらくしてソフィヤも駆けつけた。

彼女はミレルの背後に立っていたが、恐怖で近づけなかった。ミレルはリュックを背負っていた。母親はソフィヤから聞いた話として、ミレルは全てを忘れて抱擁しよう(※仲直りの挨拶)とグバリョフに申し出たが、彼は断った。にも関わらず、ミレルは抱擁しようと近づき、ナイフを取り出した。彼女はグバリョフを庇おうと間に入ったが、突き飛ばされた。ミレルは背が高く、ソフィヤは小さかった。青年を制止したのは通行人。数人で取り押さえたが、遅かった。

母親は、二人の間の”交流”についても話した。二人は友達同士ではなく、知り合い程度だったらしい。一緒にどこかへ行ったりしたかもしれないが、1,2回グバリョフの家に遊びにきた程度。

正直に言うと、息子が紹介したミレルの第一印象は良くなかったそうだ。それに、息子がミレルは虐待者でサディストだと話したこともある。ソフィヤと付き合いだしてから、ミレルから脅迫されるようになった。が、グバリョフは母親に口出ししないよう頼んでいた。

事件後、SNSのVkontakteにミレルの投稿がされ、そこでクラスメイト殺害を告白し、この投稿がされたということは「俺は同級生のネズミを切り刻み、自殺したか、逃亡したか、捕まったかだ」とあった。加えて、彼女が自分を捨ててその男(※グバリョフ)に乗り換えたと説明。この投稿はタイマー機能を利用して投稿されたようで、つまり事前に準備されていたのだ。

エカテリーナはこの投稿について知っている。最初から読む気も無かったが、それでもあちこちで引用され目に留まった。

母親にとって最も身の毛がよだったのは、捜査当局でミレルを見かけた時だった。目が合ったのはほんの数秒だったが、忘れることができないと言う。男の視線は、死んだ男の家族が悲しみ絶望する姿を本当に見たかったかのようだったという。

殺害されたのはエカテリーナの唯一の子供だった。彼女は泣き崩れないよう、懸命に堪えている。ミレルは相応の刑を受けるべきだと話した。

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※2020年3月2日から2021年2月17日までのロシアの新規感染者数グラフ。ここ1日のロシアの新規感染者12,828人、合計で4,112,151人。

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