紅羽から見る犬の社交性
犬の社交性というのは生まれてから半年ほどまでで育まれて行くというお話を聞いたことがあります。
ただ、日本の飼い犬は生後2ヶ月から3ヶ月ほどで家に来ることが多く、社交性がそれまでに育たないなんてこともあるようです。
紅羽も2ヶ月半で家に着ましたが、今はドッグランであったり幼稚園で他の犬と会ったりしています。
それらを見ながら犬の社交性を少し見ていこうと思います。
紅羽の社交性はどうなのか
犬には社会期というものがあって、これをパピーのときに育んでいきます。
社会期は子犬の生後4か月、5ヶ月辺りまでと言われています。
冒頭でお話した通りであったり、ブログにもお話したことがありますが、うちのワンコである紅羽は生後2ヶ月半ほどで家に着ました。
そこから考えると、紅羽は兄弟であったり母犬と過ごした時間はそれほど長くはありません。
そうなると、現在10ヶ月である紅羽は社会期と言われる期間の半分は私たちと過ごしたことになります。
だからなのか、現在お世話になっている妻の友人であるドッグトレーナーさんからは私たちに甘えすぎている部分があると言われました。
ほぼ必ず私が家にいましたし、他の犬にちょっかいを出しに行くと必ず私たちのところへと戻って守ってもらおうとしているとも言われました。
紅羽は他の犬に対して自分でどうすればよいのか、というのが分かっていないとのことでした。
社会期と言われている時期にあまり他の犬と交流させていなかったツケがここにきてやってきた形になりました。
社会性を身に着けるためにはどうするか
現在紅羽をドッグランに連れていったり、幼稚園に通わせて他の犬であったりと交流をしてもらっています。
他の国では生後半年になるまでは犬を他の人に譲ってはいけないというものもあるようですが、日本はそういった規則はありません。
本当であればそういう規則の通りに親や兄弟とそこまで過ごしたほうがよいのでしょう。
しかし、ここは日本ですのでその方法を模索するしかありません。
いくつか方法は考えられると思います。
ワクチンが終わったら他の犬と交流をさせるようにしていく。
これが一番かもしれません。
この他にはきちんと経済面であったり、様々なことを考慮した上で2匹の子犬を迎え入れるという方法もあるのではないでしょうか。
無理をさせてはいけない
プロにお任せをする幼稚園は問題ないかもしれませんが、ドッグランになると私たちが連れていく必要があります。
そこで考えないといけないな、と思ったのは無理をさせないということです。
人間もそうだと思いますが、相性のよい人や悪い人がいると思います。
これは犬も同じで相性がよい、悪いはあります。
ドッグランで紅羽を観察していてもそうで、一緒に遊んでくれる子もいれば遊んでくれない子もいます。
逆に紅羽のところに着て遊ぶ子もいれば、紅羽がスルーしてしまう子もいます。
ここで飼い主はそれを見ても無理矢理いかせなはいけないのではないか、と思っています。
以前1度あったのですが、紅羽が最初に自分よりも大きな犬から「ワン!」と一声挙げられて恐怖を感じてしまったことがありました。
そして、紅羽はそのまま1日他の事にあまり興味を持たなくなってしまう、ということが。
私たちはそこにしばらくいて、何かに興味は持つだろうと思っていましたが、そのまま興味を持つことがありませんでした。
このままいても無理をさせてしまうだけなので帰ることにしたのですが、紅羽自身は相当精神的に疲れていたようで、爆睡していました。
ここで、ずっと紅羽に頑張らせていたらストレスが凄いことになっていたのではないかと思っています。
紅羽の変化
syougaisyagakekkon.hatenablog.com
幼稚園のところでもお話しましたが、社会性が徐々についてきているのか紅羽も変わってきた部分があります。
自分でどうしたらよいのか分かってきたのか、私たちに守ってもらおうとしていたのが、必ず戻ってくることがなくなりました。
紅羽自身で他の犬のところへといって、遊んでもらうということも多くなってきました。
社会期から過ぎてしまった紅羽ですが、徐々に成長しているのが見えるのが本当にうれしいです。
他の犬に対してやってよいことや悪いことを覚えていって欲しいのですが……未だに内弁慶なのが困ったものです。(笑)
社交性は人間も犬も同じ
人間も犬も相性の良し悪しはあります。
人間の場合は自分から離れることができますが、犬の場合は飼い主である私たちが連れているのでそういうわけにはいきません。
嫌がっているのを無理にやらせてしまっては、ストレスが溜まってしまい暴れてしまう要因にもなりかねません。
プロに任せられるときはよいですが、飼い主だけのときはしっかり観察をしていく必要があると思います。
紅羽を観察していると1度折れると、もうダメなようなのでそこを見極める必要がありそうです。
現在犬を飼っていて、社交性、社会性に関して悩んでいる人は自分が飼っている犬を観察しながら育ませてはいかがでしょうか。