介護用シャワーチェアのオススメはどれ?高齢者向け風呂椅子の選び方

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介護用シャワーチェアのおすすめ商品と選び方家族の介護

高齢者にとって、お風呂場は危険の多い場所です。

元気な方も、介護を受けてる方も、何となく不安があると思います。
家族の入浴介護をしてて、やりにくさを感じてる方もいるでしょう。

そんな時は、通常の風呂椅子では不十分かもしれません。
ぜひ「介護用シャワーチェア」の使用を検討してみて下さい。

当記事では「介護用のおすすめシャワーチェアと選び方」をまとめました。
悩みや困ってる場面に応じ、適切なお風呂椅子が選べるよう解説します。
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介護用シャワーチェア(風呂椅子)の種類と選び方

入浴介助イメージ

介護で使うシャワーチェアは「介護用風呂椅子」とも呼ばれ、下記特徴があります。

  • 「肘掛け」や「背もたれ」がある
  • 座面が柔らかく、滑りにくい
  • 高さ調整が可能

普通の風呂椅子よりも、安定感があり機能に富んでますね。

疑問のある介護職員

また本人の状況や必要介護量により、選ぶべき商品種類も変わってきます。
身体や介護状況に合わせた物を選択しましょう。

商品選びの参考として、まずは機能や種類を解説します。

「ひじ掛け」や「背もたれ」で姿勢や立ち上がりを安定

座った姿勢の維持が辛い時は、「ひじ掛け」や「背もたれ」があるチェアを選びましょう。

バランスがとりやすくなり、姿勢の安定感が増します。
ひじ掛けがある事で、立ち上がりもしやすくなり便利です。

ひじ掛け背もたれ付きシャワーチェア

介護用チェアですと、下記の様な商品があります。

ひじ掛けや背もたれの特徴

  • 座りやすく柔らかい素材・デザイン
  • 立ち上がり時に掴みやすい「ひじ掛け」
  • ひじ掛けの跳ね上げ、チェアの折りたたみ機能

シャワーチェアにより、ひじ掛けや背もたれの形や機能も異なります。

ここら辺をポイントに、身体状況に合わせて選ぶと良いですね。

「跳ね上げ」「折りたたみ式」も便利

肘掛けや背もたれがあると、どうしても狭くなります。

そんな時は、下記機能に注目すると良いです。

  • 跳ね上げ式の肘掛け
  • 折りたたみチェア

入浴介護のイメージ

例えば、ひじ掛けが「跳ね上げ式」なら介助での洗身が楽です。
手すりの様に掴みやすい形なら、立ち上がりも安定します。

また安定性の高いチェアは、その分場所を広く取るので注意ですね。

折りたたみ可能な物を選ぶと、収納も楽になります。
自立式の折りたたみチェアなら、介助中に畳んで場所を作るのに便利です。

座面の種類と違い

介護用シャワーチェアは、座面の形も特徴的です。

下記の様な種類があるので、身体状況や介護場面に応じて選びましょう。

介護用シャワーチェアの座面の種類

  • 水平型座面
  • 弓型座面
  • 切れこみ型座面

介護用シャワーチェアは、平らな水平型や弓型座面が主流です。

案内をする介護士

弓型とは、お尻を包む感じでなだらかな傾斜が付いた座面ですね。
安定感があり、座り心地が良いのが特徴です。

一方、水平型を選ぶメリットは横移動がしやすいこと。
ひじ掛けがなく高さ調節ができるタイプなら、浴槽への座っての出入りが楽になります。

上記は、弓型の商品ですね。
よく見ると、座面がなだらかなUの字になってます。

高さ調整もしやすく、高齢者向けとしてオススメなシャワーチェアです。

立ち上がりが辛い時は「切れ込み型」も便利

切れ込み型というのは、座面中央にU字型の深い切れ込みがある座面の事。

座ったまま陰部やお尻を洗いやすいチェアですね。

上記の様な、深い切れ込みがあるシャワーチェアです。

座ったままシャワーを当てられるので、立ち上がりが辛い方に便利。
ただ他のチェアと比べ価格が高めなのと、切れ込みが大きいと座位が安定しない点に注意。

※上記は、購入者評価が高めの物を選んでます

他にも、水抜き穴により清潔管理もしやすい商品も多くあります。
座面や背面シートの取り外し、折りたたみ等が可能だと、管理もしやすいですよ。

椅子の高さはどれぐらいが良い?

椅子の高さは、姿勢や立ち上がりに影響します。

一般的な椅子の場合、下記状態がちょうど良い奥行と高さです。

奥深く腰掛けた時に…

  • 膝の裏が当たらない
  • 自然に踵が付く

これは風呂椅子にも、同様の事が言えますね。

高齢者の疑問

座ってみないと分からない事も多いので、高さ調整機能があると安心です。

またお部屋より浴室は狭く、洗うのに身体も動かします。
肘掛けがある場合などは、特にイスの幅にも注視すると良いですね。

シャワーチェア選びのポイント

風呂椅子は、介護を意識した物ほど価格も高くなります。

また肘掛や背もたれがある事で、かえって動きにくい場面も出てきます。

主任イメージ

私からのオススメ目安としては、こんな感じでしょうか。

  • 元気で心配ないが、出来れば安全な風呂椅子が欲しい
     ⇒「ソフトパッド付のシンプルタイプ」
  • 通常の風呂椅子では不安
     ⇒「肘掛け・背もたれ付き」
  • 主に介助で入浴する
     ⇒「座面に工夫が合ったり、回転式のタイプ」

いずれにしても、座面の高さ調整機能があるタイプがオススメ。

シンプルタイプでも、介護用の風呂椅子を選べば安定性は増します。
ご家族でも共用で使いやすいのもメリットですね。

家族で椅子を使い分ける場合、折り畳み式を選ぶと管理しやすいです。

浴槽台と入浴用車椅子について

下記の商品も、広い意味ではシャワーチェアです。

  • 入浴用車椅子(シャワーキャリー)
  • 浴槽台

浴槽台とは、お風呂の中で使用するイスです。
※半身浴チェアとも呼ばれます。

入浴中の姿勢が不安定だったり、立ち上がりが難しい時などに使用します。
風呂用手すりと併せて導入すると、浴槽への出入りが楽になります。

浴槽台の使い方と選び方

入浴介助後の車イス移動

入浴用車イスは、その名の通りシャワーチェアに車輪がついた物です。
自宅の段差解消などをすれば、ベッドからお風呂まで車イスで移動できます。

介護度が高めの方向けなので、座面に穴を作って、陰部やお尻を洗いやすくした形が多いです。

フットレストもあり、通常の車イスに近いデザインですね。
場所も取るので、自宅の浴室環境にはご注意ください。

シャワーチェアと介護保険

入浴補助用具に該当する「入浴用イス」は、特定福祉用具として介護保険での購入対象です。

ただし特定福祉用具は指定を受けた事業者から購入した場合に限り、給付の対象です。

介護保険を利用したい場合、詳しくはケアマネージャー等に相談して下さい。

介護サービスの相談

またAmazon等の通販では、給付の対象とならない事がほとんどです。

当記事中でも通販の商品を紹介しています。
購入の際は、その点ご了承ください。

おすすめの介護用シャワーチェア(風呂椅子)

〇マークイメージ

ここからは、「おすすめの介護用シャワーチェア」を紹介します。

悩みや身体状況に応じ選べるよう、色々なタイプを扱います。
商品説明をしつつ、ご紹介しましょう。

※価格は、記事執筆時のものです

安さ重視の「お手頃シャワーチェア」

まずは、安くて使いやすいシャワーチェアからご紹介します。

介護と言うほどではないが、少し動くのが辛いという時にオススメ。
コンパクトかつシンプルなので、ご家族で使うのにも便利です

山善 コンフォートシャワースツール

機能や特徴・弓型座面
・高さ調整可(7段階)
・座面ソフトパッド取り外し可
寸法幅42cm×奥行46cm×高さ67.5~82.5cm
参考価格
(Amazonで確認)
約3,110円

シンプルで場所もとらないので、どなたにも使いやすいチェア。
「家族で使うのに安全なモノが欲しい」という時にも便利です。

またメーカーの山善は、他にも「背もたれ付」や「折りたたみ可」の商品も販売。

他と比べいずれも安価なので、費用をかけずお試ししたい時にオススメ

コンパクトで幅広く使える「シャワーベンチ」

下記は、アロン化成の「シャワーベンチ」と呼ばれるシリーズの1つ。

水平座面で高さ調節できるのが特徴で、浴槽への移乗台としても使えます。
座面にはソフトパッドを使用し、座り心地にも優れてます。

アロン化成 安寿 シャワーベンチCPE-N

機能や特徴・水平座面
・高さ調整可(5段階)
・座面ソフトパッド取り外し可
寸法幅43cm×奥行43cm×高さ35~45cm
参考価格
(Amazonで確認)
約7,900円

シンプルかつコンパクトで、浴室でも場所を取りません。
座面のソフトパッドは取り外し可能で、清掃管理もしやすい作りです。

移乗台としても使用できるよう作られており、浴槽に横付けすれば、浴槽への出入りが楽になります。

チェックポイントを教える介護士

アロン化成の「安寿」は、長く介護福祉用品を作ってきたブランド。

特に排泄や入浴関連の商品に強いのが特徴。

少し値が張りますが、その分作りはしっかりしています。
「背もたれ」や「ひじ掛け」付きなど、関連商品のバリエーションも豊富です。

ひじ掛け・背もたれ付き「自立式折りたたみチェア」

続いて、ひじ掛けと背もたれ付きの「折りたたみチェア」です。

座った時の姿勢や立ち上がりが辛い方、介護を意識し始めた時にオススメ。
「シンプルなチェアでは不安」という時に選びましょう。

島製作所 折りたたみシャワーチェア 楽湯7550ST

機能や特徴・水平座面
・高さ調整可(3段階)
・座・背面ソフトパッド取り外し可
・自立折りたたみ式
寸法収納時:幅51.5×奥行26×高さ76cm
座面:幅39.5×奥行35.5cm
座面高さ:約36.5~41.5cm
参考価格
(Amazonで確認)
約10,100円

ひじ掛けが掴みやすく、立ち上がりしやすい作りです。

座面と背面には、ソフトパッドを使用し座り心地にも配慮。

しっかりしたチェアは場所を取りがちですが、折り畳めるので使用しない時は場所もとりません。
自立式なのもポイント高いですね。

同機能がある他チェアと比べ、価格も抑えめでコスパにも優れてます。

座ったままお尻が洗える「U字溝のシャワーチェア」

こちらは、座面が切れ込み型のシャワーチェア。

座ったまま陰部やお尻が洗えます。

介助者が洗う時はもちろん、ご自身で洗ってもらう時にも使えます。
介護の必要量が増えてきた時に検討すると良いですね。

安寿 折りたたみシャワーベンチ HPフィット

機能や特徴・U字切れ込み型座面
・高さ調整可(6段階)
・ひじ掛け跳ね上げ式
・折りたたみ可
・座背面ソフトパッド取り外し可
寸法幅46×奥行19×高さ78~89cm
参考価格
(Amazonで確認)
約20,100円

切れ込み型なので、座面のパッドも2つに分かれています。
背面と併せて3か所取り外し可能です。

折りたたみ時は奥行19cmとコンパクト、重さは100kgまで対応してます。

座面の前面を削った「洗いやすいチェア」も

ちょっと前が洗いやすければ良いという方は、下記のバージョンもあります。

座面前面を削った、真上から見て「コの字型」のチェアですね。
同シリーズでは、こちらの方が価格も安いのでご検討下さい。

介助を楽にする「360℃回転シャワーチェア」

お次は、座面が360℃回転するシャワーチェアです。
「洗身介助」や「移乗時の抱える動作」がしやすいのが特徴ですね。

こちらも入浴時は主に介護を必要とする方にオススメです。

ひじ掛け付シャワーベンチ “まわるくん”

機能や特徴・水平座面
・高さ調整可(5段階)
・360度回転
・座背面ソフトパッド取り外し可
寸法幅51×奥行51×高さ68~78cm
参考価格
(Amazonで確認)
約19,700円

座面下にロックレバーがあり、引き上げると座面が回転できる仕組みです。
そのため、必要以上に回ってしまい危険という事はありません。

その代わり、折り畳みが出来ないのがネックですね。
座背面パッドは、他と同じく取り外し可能です。

介護量の多い方向けと書きましたが、介護が必要な場面や浴室環境など、「回転する事で介助が楽になるか」を考えて購入すると、失敗が少なくなると思います。

最後に

今回は「介護用シャワーチェアのおすすめ商品と選び方」をご説明しました。

毎日の入浴は大きな楽しみですが、高齢者にとっては危険の多い場所でもあります。
色々な介護用品を使って、安全にお風呂が楽しめる環境づくりを進めていきましょう。

お風呂で使える介護用品まとめ【入浴介助を楽にする便利グッズ】
お風呂で使える介護用の種類と使い方をまとめました。どれも家庭で使える福祉用品なので、高齢者のいるご家庭や家族介護で役立てる事が出来ます。お風呂をまたげない、立ち上がりが辛いなど、悩む場面毎に便利グッズと使い方を解説、工事不要で介護しやすいお風呂場にする情報をお伝えします。介護者向けのアドバイスもお話ししてます。

認知症対応イメージ

当ブログでは、他にも色々な介護用品の解説をしています。

トイレや入浴など、在宅介護で役立つ物も沢山あるのでぜひご覧ください。

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