2020年早くも1ヶ月が過ぎ去ってしまいました。
今月2月の弊社営業日カレンダーが出来上がりました。
なぜに毎月営業日カレンダーを出しているかというと弊社の頂いているお休みが少し複雑だからです。
せっかくの機会ですので弊社のお休みがどのようにとらせてもらっているか説明させてもらいます。

まず弊社のお休みは基本毎週水曜日、土日以外の祝日、となります。

土日営業をさせてもらっていると祝日も営業をしているのとの印象を与えてしまっているらしく普通にお客様が来店され、あれ?やっていないじゃん?
なんてことがよくありご迷惑をおかけしております。
また2月の最終週のように月曜日に祝日が来る場合は月曜日、火曜日を連休とさせていただき水曜日を通常営業致します。
ですから今年の2月は第3週の11.12日と第5週の24.25日を連休とさせてもらいます。
その他、年末年始、お盆休み、ゴールデンウイークなども取らせてもらっております。
また社内研修や催しなどで急遽お休みもらう場合もございます。

通常我々の業種では土曜日、日曜日休みが当たり前となっていますが、平日は仕事が忙しくて車の修理に持っていけれないお客様も多く直需のお客様が
メインで事業展開させてもらう以上サービス業と割り切って2002年の開業当初からこのようなお休みを取らせてもらっております。

 

 

しかし


このお休み体系にも今、雇用法のコンプライアンスが襲い掛かってきております。
労働時間上限規制なるものに2020年4月から中小零細企業も対応しなければならなくなります。

労働者の完全週休2日が当たり前となっている今の時代、上記のようなお休み体系で個別に交代でスタッフには希望休という形で休日を取ってもらっておりましたが、もっと休日をスタッフに取ってもらい、有休も消化させなくては事業所にスタッフ一人当たり○○万円の罰金支払いが命令される、というものです。しかもそれは従業員に支払うものではなく国に対する罰金です。


年末には労働基準局の方から今のままでは御社はもう少し、、と苦言をいただき、、、

要するにこのグレー企業体質を改善しなさい、このブラック野郎が、、、と言われたわけであります。(笑)

1月の中旬には弊社に顧問として入ってもらっている社会労務士の先生と共に改善策を練り来年度からはこのようにしていきましょう、と運営の骨子を作り直しております。


就業規則も変更し、今現在決定しているのは会社としてのお休みを年間24日今より増やす、残業時間の制限、有給消化の徹底、であります。


ですから来年度がはじまる4月からは、第1週、第3週あたりを水曜日木曜日を連休、もしくは火曜日水曜日を連休といった具合に会社休日を増やすことになりそうです。
当然休日を増やせばその分の売り上げは下がります。しかしその中で給料の確保、社会保険などの福利厚生の徹底、などなど課題は山済みです、そして何より仕事が遅れ
お客様や取引先への迷惑が掛かってしまうことが懸念されます。しかも残業時間にも制限を設けなければならない、いったいどうすりゃいいんだ???
 

この様に思っている私のような零細企業の社長さんも多いのではないでしょうか?
そりゃ売り上げがバンバンあり、たくさん雇用するスタッフがいて完全週休2日制で残業無し、その上でコンプライアンスの徹底と企業成長率の確保!


そんな会社にできるなら俺もしたいです。


私の能力も足らず、時代に追いついていくことができず、今までも何とか法令違反にならないギリギリの状態(グレーからブラックを行ったり来たり、笑)でスタッフ達に頑張ってきてもらっております。


国の定めた法律ですから弊社で働くスタッフの為にも従えるよう精一杯努力はします。

 

 

しかし本音で言わせてもらうと、そんなものまともに守っていたらやっていけなくなる事業所なんて全国でたくさんあるのではないでしょうか?


そして中小零細企業から積もり重なりたくさんの雇用が失われる、大手企業はその受け皿になれるのでしょうか?


結局、仕事を間に合わせるために、雇用法に接触しない経営者や役員などがそのしわ寄せで仕事をこなし、過労死、なんて事件も起きてくるような気がします。


実際、コンビニエンスストアや全国の零細企業では過労死までいかなくも人手不足で経営者が身体を壊し廃業なんて話も耳にします。


ちなみに経営者を守る法律はありませんからね、経営者は好きなだけ働き寝れなくても働き死んじゃってもすべて自己責任なんです(笑)


でも冷静に考えると廃業者が増えると当たり前ですが失業者は増えます。

 

 

働き方改革の勉強は頭が悪いなりに私もしてきました。そのようなセミナーにも何度も足を運び足りない頭に知識は入れたつもりです。


ざっくりいうと働き方改革というのは、例えば1日の睡眠している時間を除き50%の時間を仕事に費やしている人が45%の時間になれば5%減った分は仕事も集中でき身体も楽になり仕事も楽しく自分の使える時間も多くなり有意義な生活が送れるようになる、、とある偉い人が申しておりました。


本当にそうでしょうか?仕事している時間を減らせば有意義な生活になるのでしょうか?
労働時間が減って最初のうちはそう思うかもしれませんが2ヶ月もすればそれが当たり前になりそこに有意義さなど感じないと思います。


やりたくもない残業を強制するのはまずいと思いますが、中には生活にお金もかかり、仕事があるならどんどん残業させてもらいたい。
稼がせてもらえるなら休日出勤してでも稼ぎたい、って人もいると思います。

しかしそれをやりすぎると経営者は罰せられる。

う~ん、納得いかん、、、

50%費やしている時間を45%にすることが有意義ではないと思います。それが働き方改革、という名称が気に入らない。


きっとそうじゃない、生き残りの為に中小零細は経営者スタッフ共々意思統一して一丸となって仕事していかないとやってはいけません!


今の50%仕事している時間をいかに有意義な時間にするのか?それを本気で考えるのが働き方改革、だと俺は思う!

こんな事ブログに書けばまた偉い人に怒られるのかな?(笑)

私はこんな経営者でありますが、今弊社ではスタッフを募集しております。
やる気があれば見習いからでも大丈夫です。
こんな車屋さんで働いてみたい、なんて人がいたらお気軽にお問い合わせください。

今日も1日に感謝!


 

 


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