今日は街でもみなさんが良く見かける車トヨタヴォクシーZRR80型という車のよくある鈑金塗装作業を書かせてもらいます。
我々が子供の頃はいわゆる4ドアセダンやハードトップといった形状の車がファミリーカーの定番でしたが、今ファミリーカーの定番といえばこのようなミニバンですね。

このヴォクシーという車はネッツ店系列で売られている車です。

これがノアになるとカローラ店系列で売られています、ノアとヴォクシーは真正面からぶつかる兄弟車です、値段的にもほぼ一緒で選別できるグレードもほぼ一緒、ちなみに運転していれば内装はどっちがノアかヴォクシーかわからないです。

そして少しこの車に飾りをつけ高級感を出したのが
トヨタ店トヨペット店系列で扱っているエスクァイアになります。

エスクァイアはノア、ヴォクシーより少し高い車になります。
とにかくトヨタというメーカーだけでもこのサイズのミニバンを3種類ものライナップがあるという事は、やはりそれだけミニバンが重宝され支持されているってことなんでしょうね。

日産のセレナ、ホンダのステップワゴンなどがライバル車になります。
どれもよい車ですが私個人的にはミニバン買うならヴォクシー買っちゃうかな?というより以前所有しておりました(笑)

 

 

そんな私も個人的にお気に入りの車種の一つであるヴォクシーが右の側面をぶつけてしまい弊社に入庫してきました。
ミニバンは比較的寸法が長い車種であるうえに運転席のポジションも高い位置にあり後部や後ろ側のサイド部の修理は多く入ってきます。
 

まずは損害確認から

上から右クォータパネルを写したところかなり大きく凹んでしまっていますね。

 

 

そして右スライドドアの途中から後ろにかけて今回ボディの損害が確認できました。
スライドドア下側にはサイドパネルというプラスティック素材のカバーが取り付けられており外してみないとドアの損害が確認できませんでした。
下の写真の白い矢印の付いている個所はかなり実際はうねうねと変形しております。

 


サイドパネルを取り外したら内側はこのようになっておりました。

我々業者もこのような個所はしっかり外回りのパーツ等を取外ししないとわからないことがほとんどです。
大した損害ではないな、と思いながらバンパーなどを外し中廻りの変形に驚くことも良くあります。

スライドドアの凹みも大きいですがクォーターパネルは全体的に歪んでおり
立会に来た保険会社からの鑑定人は「このパネルは交換しますよね?」と言ったほど。
以前、トヨタ プリウスZVW30の修理工程というブログで書かせてもらったように
クォーターパネル交換でもいいかと思っていたのですが、弊社一番の若手の平成生まれ田草川が

 

「叩きます、もし無理だったら交換させてください」

と言ってきてくれました。ここ数年でメキメキと鈑金の腕も上げてきており、とにかく一生懸命責任感を持って仕事をしてくれます。
そんな田草川はこんな男です!↓
 

 

仕事ばかりしており彼女もおりません、なんか田草川に可愛い彼女さんでも出来てくれればいいな、と思う今日この頃です。

そして弊社のホープ田草川の彼女になりたい、もしくは女の子を紹介してもいいって人はお気軽に下記まで!(笑)

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リヤのサードシートと右リヤの内張りを外し、裏から手を入れて粗だし作業に入ったところ過去の修理履歴を発見しました。
今回鈑金修理しようと思ったこのパネル、過去に鈑金歴があったらしくパテが出てまいりました。
それもかなり厚くパテが盛られておりました。下の写真の黄色く写っている部分が過去に塗られたパテです。

 


 


同業者さんなら当然の認識なのですが鈑金修理というのは過去に修理履歴があった場合、初めてぶつけて直す場合に比べてかなり難易度が上がります。
しかし田草川はそれにもめげずそのパテを全部削ぎ落とし鈑金作業に入っていきました。
手が入らず後ろから押すこともできないところは表からハンダやスタッド溶接機なるものを使い溶着させ引っ張っていきます。
下の写真のように角で強い部分はこのようにチェーンでじわじわと引っ張っていき寸法を出していきます。

 

その後ハンマリングで鈑金作業を続け、見事に叩ききり鈑金作業を終了しました。
バンパーや隣接するパーツなどを合わせてみてもばっちりであり、丁寧かつきれいに田草川は修復してくれました。

 

その後は塗装屋さんの仕事です。
塗装の仕事をこのまま書き続けるとまた莫大な文字数のブログになってしまいますので、またの機会に塗装のことは書きたいと思います。
ちなみにこのヴォクシーを塗装したのは弊社のペインター加々美!ギリギリ昭和生まれのエンターテイナーでこんな男です↓



加々美も丁寧かつ綺麗に塗装をしてくれました。



以前のブログにも書きましたが

修理をする際その部分のパーツを直すのか、部品交換するか、で悩む場合もあるのですが弊社の場合は直せるものは極力直す、しかし部品代を工賃が上回ってしまうであろう場合はもちろん交換をお勧めします。

といったコンセプトに沿った仕事をしてくれました。
数年後こちらのお客様がもしこのヴォクシーを下取り査定などに出した場合、スライドドアやクォーターパネルに交換歴があるのとないのでは車両買取の査定額に大きく影響しますす。
お客様の大切な資産であるお車の価値を極力下げずに今回修理させてもらえたのは?と自負しております。
お車を修理させていただいた I 様、この度は本当にありがとうございました。

 

こちらが完成写真です

 

 

そんなトータルカーサービスKaZuですが只今、塗装経験者もしくは塗装見習いを1人募集しております。
自動車鈑金塗装業で技術を身に着けてみたい、もしくは持っている技術を存分に発揮したい、といった人間を募集します。


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