実は魅力いっぱい!?スカイチーム・アライアンスを活用しよう‼

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第三のアライアンス

航空業界には国際的な航空連合(アライアンス)があります。
JALが加盟するワンワールド・アライアンスと、ANAが加盟するスターアライアンスが日本でもよく知られており、両者を併せてしばしば二大アライアンスと称されています。
そしてここにもう1つ、二大アライアンスの牙城に迫る第3のアライアンスが存在します。
それが今回お話する「スカイチーム・アライアンス」です。
日本での知名度は低いですが、アライアンスの特徴をよく見てみると、知らないのが勿体ないほどに魅力いっぱいのアライアンスなので、一度知っておく価値があると思います。

スカイチーム

スカイチームは19社※の加盟航空会社を抱える国際航空連合(アライアンス)です。
スカイチームは2000年6月にデルタ航空、エールフランス、大韓航空、アエロメヒコ航空の4社によって設立されました。
日本の航空会社は加盟していませんが、国際的には二大アライアンスに次ぐ規模を誇るアライアンスに成長しています。
現在スカイチームは世界175ヶ国、1,150の都市に就航しています。

●正式名称 スカイチーム
●英語表記 SkyTeam
●加盟社数 19社※
●設立年度 2000年6月22日設立
●本社所在 オランダ・アムステルダム

※2020年2月現在

加盟航空会社

スカイチームの加盟航空会社は以下の通りです。

北米

●デルタ航空(米国)
●アエロメヒコ航空

南米

●アルゼンチン航空

欧州

●エールフランス航空
●KLMオランダ航空
●アエロフロートロシア航空
●アリタリア航空
●タロム航空
●エアヨーロッパ
●チェコ航空

アジア

●大韓航空
●ベトナム航空
●ガルーダインドネシア航空
●チャイナエアライン(中華航空)
●中国東方航空
●廈門航空(アモイ航空)

中東

●ミドルイースト航空(中東航空)
●サウディア(サウジアラビア航空)

アフリカ

●ケニヤ航空

以上が2020年2月現在の加盟航空会社になります。
過去にはユナイテッド航空、ノースウエスト航空、コパ航空などもスカイチームに加盟していましたが、いずれも現在は脱退しています。
正直な所二大アライアンスと比べると、それほど結束は強くないアライアンスと言う印象があります。

スカイチームのデメリット

概要が分かった所で、スカイチームの特長について見てみたいと思います。
いつもはメリットの方から先にお話しているのですが、今回はデメリットあるいは弱点の面から先に説明して行きます。
スカイチームの主な弱点、デメリットとしては、

●日本の航空会社がない
●オセアニアの航空会社がない
●アライアンスのステイタスが弱い

と言った項目があげられます。

日本の航空会社がない

スカイチームには日本の航空会社が加盟していません。
日本の人にとってはやはりこれが最大のデメリットであり、スカイチームの日本での知名度が低い大きな理由でもあります。
JALはワンワールド、ANAはスターアライアンスに加盟している為、基本的に両航空会社のマイルでスカイチームの加盟航空会社を利用する事もその逆もできません。
但し例外的にエールフランス航空はJALと提携関係にあり、エールフランスのマイルをJALの特典航空券に交換する事ができます。
以前には日本のスカイマークがスカイチーム・アライアンスに加盟すると言う話もありましたが、結果的に加盟には至っていません。

オセアニアの航空会社がない

スカイマークにはオーストラリア、ニュージーランドなどオセアニア地域の航空会社が加盟していません。
その影響で、スカイチームには日本からオーストラリアやニュージーランドへの直行便がありません。
ワンワールドやスターアライアンスではJALとANAがそれぞれオーストラリアへの直行便 を飛ばしているので、その点は見劣りします。

ステイタスが弱い

二大アライアンスのワンワールドとスターアライアンスには「世界を代表する航空会社の連合」と言う側面があり、アライアンスに加盟している事自体がステイタスをもたらしています。
加盟航空会社も各国のナショナルフラッグシップエアーか、それに準ずるレベルの航空会社が揃っています。
これに対してスカイチームの加盟会社には、そこまでのステイタスを持たない航空会社も少なからず加盟しており、アライアンスのステイタスと言う点ではやや見劣りします。
それでもデルタ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空と言ったビッグネームがいくつも名を連ねており、世界有数のアライアンスである事は間違いありません。

スカイチームのメリット

さて一方、スカイチームのメリットとしてはどのようなものがあるでしょうか。
スカイチームの主なメリットとしては

●価格帯が手頃な航空会社が多い
●中華圏、韓国に強い
●欧州路線に強い
●上級会員になりやすい

と言った項目があげられます。

価格帯が手頃な航空会社が多い

スカイチームには比較的航空券の価格が安い航空会社が加盟しています。
とりわけ日本にも就航しているアジア系の航空会社にはその傾向が出ています。
人気の高いハワイ路線にもデルタ航空や大韓航空などが日本からの直行便を運航しており、いずれもANAやJALよりも安い価格を打ち出す事が多いです。
海外旅行ではとにかく安い料金で飛行機に乗りたいと考えている人も多いと思います
その意味ではスカイチームは使いやすいアライアンスだと言う事ができます。

中華圏、韓国に強い

スカイチームは中国、台湾系の航空会社を抱えており、中華圏の路線に強いと言う強みを持っています。
中国東方航空、厦門航空、アモイ空港(以上中国本土)、チャイナエアライン(台湾)が加盟しています。
また韓国の二大航空会社の1つである大韓航空も加盟しているので、韓国への旅行にも困りません。
韓国・仁川空港を経由して世界各国に行く路線もとても充実しているので、想像以上に使いやすいアライアンスと言えるかも知れません。

欧州路線に強い

スカイチームは欧州の航空会社を7社も抱えており、豊富な欧州の路線網を持っています。
実は欧州地域の有償旅客の延べ距離数では最大のアライアンスとなっています。
日本路線を運航している欧州の航空会社も多く、欧州への旅行には使いやすいアライアンスと言えます。

上級会員になりやすい

スカイチームの最大の魅力と言えるのが実はこの項目かも知れません。
二大アライアンスの上級資格を獲得する為には相当な資金と労力を使って搭乗実績を積上げる必要がありますが、スカイチームにはこれより遥かに容易に上級会員資格を手に入れる方法が存在するのです。
スカイチームの上級会員資格は加盟航空会社いずれかの上級会員資格を獲得する事で手に入ります。
この加盟航空会社の中で、中核メンバーとも言えるデルタ航空の上級会員資格(メダリオン会員)は、デルタ航空のクレジットカード「デルタスカイマイル・アメリカンエクスプレスゴールドカード」を持つ事によって獲得する事ができてしまうのです(但し1年間のみ)。
2年目以降も同じステイタスを維持する為には、同カードで年間150万円以上のショッピング実績を残す必要があります。

まとめ

JALやANAのマイルを貯めていてスカイチームには見向きもしない人もいるとは思いますが、スカイチームはデメリットを差し引いても尚多くの魅力を抱えています。
その強み・弱みをよく理解しておけば快適な旅行をする為の役に立つかも知れません、
スカイチームの飛行機を一度検討してみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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