【保育士就職・転職】見学・面接では何を聞く?どこをみる?ホワイトな保育園の見極め方。
こんにちは。現役保育士のリリーです('ω')
前回の記事では
求人サイトからの応募後について書いていきました。
今回は、
私が今のホワイトな保育園に転職するまでの転職活動中、
見学・面接の時にどんな部分をみて、何を聞いたのかを書いていきたいと思います。
【見学の時にみておくこと】
≪保育園の玄関≫
保育園に訪問した際、一番最初にみるのは玄関です。
毎日子どもを迎える玄関が整っていない園は、
人手が足りなくてバタバタしていたり、
保育室などの環境に配慮がされていない可能性があります。
落ち着いた保育をするためには、
まずは保育環境を整えることが大切ですよね。
ただ、訪問した時間によっては
ちょうど園児がお散歩から帰ってきたばかりで、
玄関に砂が落ちていたり、
子どもが室内に戻ってから片付けに来ようと思って、
乳児クラスが一旦荷物を置いていったりしていることもあるので、
そういうものは除いて、玄関全体の雰囲気をみるようにしました。
≪園長先生の雰囲気≫
出迎えてくれた園長先生の雰囲気はどうか、
話し方や態度、表情などをみるようにしました。
保育園は子どもの命を預かる場所です。
入職した時に、”これは違うんじゃないか”と思った自分の意見を
きちんと伝えることができるように、
人の意見を聞いてくれそうか、
威圧的でワンマンな保育運営をしていないかは、
とても重要なポイントだと思います。
≪現場の保育士の雰囲気≫
廊下ですれ違った時や、
保育室内に入った時に笑顔で保育士が挨拶をしてくれるかどうかも、
私は見学のときに、みるようにしました。
私が人材紹介会社で働いていた時、
求職中の保育士さんと話をすると、
人間関係が理由で退職したという方がとても多かったです。
実際に入職してみないと、
その園の人間関係ははっきりわかりませんが、
見学の時に明るく挨拶してくれる保育士が多い園や
保育中の先生たちの雰囲気をみておくとよいかなと思います。
≪保育室内の状態≫
玄関と同じように、保育室内が整理整頓されているかをみます。
ただ、玄関と違うのは、
保育室の場合は、子どもが生活している場所なので、
散らかってしまうことはあり、また保育中は忙しいので、
「一旦棚の上に置いておいて、お昼寝の時に片づけよう」
ってこともよくあります^^;
保育室内では
物が一時的に置かれているのか、
それとも、日常的にこの状態なのかを判断するようにしました。
以前私が見学に行った保育園では
棚の上に、物が大量に重ねられており、
”一旦置いておく”というよりも、
物をどんどん置いていった結果
グチャグチャになってしまったような状態でした。
見学後に通された面接の部屋も
ゴミ屋敷のように、物が乱雑に積み上げられており、
これはさすがにないなと思いました。
≪保育者の人数≫
保育室内を見学した時に、
配置基準の人数が、保育室内にいるかどうかをみるようにしました。
私の今働いている保育園は、
各クラス配置基準よりプラスで1~2人が常にいます。
担任が円滑に保育を進めていけるよう、午前・午後に分け
短時間パートさんを入れてくれています。
見学の時に、
保育士の数をみたことで、
人手が足りているため、ゆっくり保育ができそうだなと感じました。
≪園庭の整備がされているか≫
私が以前働いていた保育園は
用務さんがいなかったため、保育者が園庭の整備を行っていました。
子ども達が片付けたものの最後の整理や、
遊具の点検なども、保育者が行います。
保育中に細かく整備することはできず
日中園庭で遊んでいる時に子どもを見ながら、
遊具置き場を片づけたりしてとても大変でした。
今の保育園は、
用務さんが毎日整備をしてくれているので、
園庭がとてもきれいです。
遊具も、きれいに整頓されていると
子ども達も片づけやすいですよね。
【面接の時に聞いておくこと】
≪基本給≫
面接では、保育園側が自分をみて採用するか判断するだけでなく、
自分もこの園で働いていけるかどうかを、しっかりみていかなくてはなりません。
そのためには、給与や福利厚生が信用できる内容かどうかで
その園がホワイトなのかブラックなのかがわかったりします。
求人に記載されている給与は、基本給+手当のトータルの金額なことが多いです。
「賞与5か月分!」などと、求人に記載されていて
すごいよさそうにみえても、基本給が低いため、
年収にしたらけっこう低いということもあります。
私は、給与を細かく提示してくれる園は、信頼できると判断していました。
中には、給与について全く触れてこない園もありましたよ。
給与の内訳はしっかりと確認するようにしました。
≪手当≫
保育士不足を解消するため、
各自治体が、条件付きの手当を支給している地域が増えてきています。
基本給の他にどんな手当がついているのかを確認し、
その手当がどんなものなのか、わからなかったら聞くようにしました。
私が現在の保育園に面接に行った時には、
給与の内訳を細かく説明してくれました。
年齢と経験によって、どれくらい基本給に加算されるのか、
また、毎年昇給はどのくらいかを
表を見せて説明してくれました。
こちらから質問する前に、
給与の内容をオープンに、しっかり説明してくれたことに
信頼できる園だと感じました。
≪行事前の残業について≫
保育士は残業が多いイメージがありますよね。
実際私も今の保育園で働き始めるまでは。
サービス残業あたりまえな環境でした。
特に行事前は、作るものや考えることが多く、
朝から晩まで働き、休日も作りものをしていました。
それなので、転職活動をする時には
その園の行事について聞き、
保育士さんたちがどの程度残ってやっているのかを確認しました。
「残業は少ないほうです」と答えられたとしても、
”残業代を支払っている残業”が少ないだけの可能性もあるので、
行事前でやることがたくさんあるのに、
どうやって残業させない体制を作っているのかを確認しました。
今の園は、日中や夕方に抜けて仕事ができるよう、
パートさんや、フロアリーダーの先生がクラスに入ってくれているということと、
行事では、きらびやかな衣装や大きな道具などは作らず、
子どもにも大人にも負担にならないようやっているとのことでした。
入職してみて、本当にそんな感じで
アットホームで、子どもの普段の様子を
行事を通してみてもらえるような内容です。
作り物はありますが、
毎日ちょこちょこやっているので、
行事前でも定時に帰れたりします。
≪事務作業について≫
子どもがいる間は、お昼寝中以外は事務作業なんてできないと思っていました。
でも、今の保育園は、夕方は担任の誰かしらがぬけられる体制を作っており、
毎日の日誌や月案、児童表など、勤務時間内で終わらせることができます。
面接の時に、事務作業についても確認していたのですが、
このように体制をとっていると聞き、
お昼寝以外にも事務仕事ができる環境であることを知りました。
また見学したのが夕方だったのですが、
実際に抜けてPCを使って事務所で作業している先生たちが何人もいて、
自分が働き方が想像しやすかったです。
【まとめ】
見学、面接では、事前に聞いておきたいことをまとめておき、
少しでも疑問に思ったことは、きちんと確認することで、
入職したときの自分の働き方を想像し、
自分がやっていけるのかを判断することが大切だと思います。
次回は
以前私が働いた”ブラック保育園”について書いていきたいと思います。
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