【保存版ジーンズの選び方】レプリカ・クラフトジーンズのススメ!!②

前回は長々とジーンズ談義で、文章多めのエントリーとなりました。

今回はその実践編ということで、写真多めでサクサク進めていこうと思います。前回のエントリーはこちら↓

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古きよき時代を感じるレプリカジーンズから、新しい時代の定番となりうる高クオリティのクラフトジーンズまで、私が所有するものを中心に紹介していきます。

どれも素晴らしいジーンズですが、好みは人それぞれ。この中からご自分に合うジーンズが見つかれば幸いです。

 

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Studio dartisan / スタジオダルチザン SD-107

レプリカジーンズの祖とも言われる老舗「スタジオダルチザン」。

とにかく堅牢なつくりとブタのアイコンにも見られる遊び心で、ジャパンデニム創成期から業界を引っ張ってきたブランドです。

かせ染めを採用したD01など特徴あるデニムが多いダルチザンですが、ここでオススメするのはスーパータイトストレート「SD-107」。

特筆すべきはレプリカブランドとしての質の高いノウハウを詰め込みながら、現代のトレンドに寄り添った美しいシルエットを両立していること。15オンスの厚みを感じるオリジナルのキバタ生地の染色は深く、色落ちが遅い事でも有名です。

ガチガチのレプリカブランドが本気を出して作った現代的なシルエット。新時代のスタンダードになってもおかしくないポテンシャルを感じます。

スタイリッシュなシルエットをレプリカジーンズが持つ堅牢さで長く楽しみたい。そんな方にオススメです!

studio dartisan / SD-105

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Denime / ドゥニーム 66XX

レプリカブランドとして長年高い評価を得てきた「ドゥニーム」ですが、現在はWEGOの傘下となって、質が低下したとも聞きますが・・・

私が穿いているのはWEGO傘下となってからのものですが、いやいや、立派な色落ち。雰囲気あります。

66モデルのシルエットにXXモデルの生地を融合しようとした製品。正に硬派なジーンズですね。

粒落ちがこの生地の最大の特徴でしょうか。かなり迫力のあるエイジングが楽しめます。

シルエットは今の時代で考えるとすこし太め。古きよきアメカジの面影が残るレプリカジーンズを求める方におすすめです。

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SkullJeans / スカルジーンズ 5010XX

まだジーンズはルーズに腰履きするのが主流だった1990年代に、美脚シルエットを売りに発表されたスカルジーンズ。

太腿から膝までがテーパードされ、そこから下はストレートに落ちる独特なラインで、足長効果のあるタイトシルエットです。

上の2本と比べると凸凹の少ないフラットな質感の生地。ただレプリカジーンズに数えられる事もあるほどその造りは堅牢。色落ちも頑固です。

発売当時は驚きのあった細さでしたが、現代では履きやすいタイトストレートぐらいのイメージ。

かなりオススメのジーンズなんですが最近は入手性が悪いようで数年前の入荷以来、商品が補充されていません。

既に廃業しているんでしょうか・・・ジーンズ離れ憎し!

誰とも被らない、オリジナリティのあるタイトストレートを求める方にオススメします。

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Levis Vintage Clothing /リーバイスビンテージクロージング 1954 501zxx

リーバイス社が自身のアーカイブから復刻したレプリカシリーズ、通称LVCです。

今は亡きコーンミルズ社製のデニム生地を使用したジーンズ。ライトオンスと緩めのフィット感で自然な色落ちになりました。タテ落ちもいい感じ。

LVCはモデルによってシルエットも生地の厚みも異なりますが、すっきり穿くならこちらの1954モデルがオススメです。テーパードが強めでモダンな印象。ですが細身のジーンズに慣れた人にはこのシルエットもゆったり感じられるでしょうね。

ヴィンテージリーバイスに興味がある人なら、現実的な選択肢としてアリかと。ただ生地の生産はコーンミルズ社からカイハラ社へと変更されましたし、新しくなったLVCの続報を待ったほうが良いかもしれません。

やっぱりジーンズはリーバイスでないと。でも現行ラインでは納得できない・・・そんな方にオススメ。

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Full count / フルカウント 1109XX

ドゥニームとはまた違う解釈でレプリカジーンズ界を牽引してきた「フルカウント」。

生地は大きく分けて、13.75オンスの通常ラインと15.5オンスのXXラインがあって、こちらはXXラインになります。

1109xxは同社では最も細いモデル。実は前述のスカルジーンズの後継として購入した、膝下からストレートに落ちるスカルジーンズと同じようなシルエット。ただこちらの方がやや緩いフィット感かな。

厚い生地ながらジンバブエコットンのおかげで柔らかい穿き心地。

ただいま絶賛穿き込み中です。色落ちは連載中の「色落ち日記」の進行をお待ち下さい笑

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A.P.C / アーペーセー Petitstandard

バックポケットの飾りステッチも無ければ革パッチも無い、真にプレーンな5ポケットジーンズ。そのミニマルな表情はジーンズフリーク以外にも人気のブランドです。

このジーンズを入り口に、沼にはまり込む人も多いと聞きますが、私の場合は逆。

レプリカの荒々しい色落ちに少々食傷気味になっていた頃、大人っぽく合わせられるジーンズとしてたどり着きました。

レプリカ大好きの当時の私にとって、リジッドデニムの美しさと細身のシルエットは衝撃でしたね。ジーンズはこれだけでいいとさえ思いました。

ただ時間が経つと気分も変わるもので、フラットすぎる生地やワンウォッシュしたときののっぺりした感じなど、物足りない部分も多少はあったり・・・

それでも所有するジーンズのなかで最もきれいなシルエットなのは変わらず、今でも自分の中ではオシャレ着の地位を獲得しています。

青みの強い染めの浅いデニム生地です。これをバリバリ穿いて色落ちさせてみたらどんな表情になるのか、それも見てみたい気持ちがあるので、進展があればこのブログでも報告しますね。

若者に大人気なのはプチニュースタンダードですが、私にはテーパーが強すぎてしっくりきません。大人には全体的にスリムなプチスタンダードがオススメです。

とかいいながらどちらも2本ずつ持っているデニムバカですが笑

大人っぽいミニマルなファッション、ジーンズだけが主役になるコーデはちょっと・・・という方にオススメです。

おまけ TCB Jeans / TCB Slim R 50’s

出典tcbjeans.stores.jp

後発のレプリカブランドでありながら、元縫製工場の技術力と圧倒的な生地の質で人気ブランドとなったTCBジーンズ。

その色落ちは自然で美しいとの評判を聞き、以前から気になっていたブランドのひとつです。

実は最近、生地と縫製はそのままでシルエットを細くしたオリジナルジーンズがリリースされている事を知りました。・・・これは欲しい!

次回の購入リストの最上位にいるジーンズですね。

実際に穿いていないジーンズをオススメするのもどうかと思いますが、これはそのうち購入するでしょうし、逆に穿き込んでいる方がいればどんな感じか教えていただきたいぐらいです笑

まとめ

如何だったでしょうか?ここに掲載したものはTCBジーンズを除けば私が実際に穿いて納得したものばかり。どれを選んでも後悔はないと思います。

ただ他にも良いジーンズは山ほどあります。真面目に作られたジーンズはどれも穿きこめば素晴らしいエイジングを見せてくれます。

使い古せばカッコよくなっていく特別な衣料品。やっぱりそこがジーンズの1番の魅力なのかもしれませんね。

それではまた。

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