今日の振り返り投稿は、十五夜で、お団子を作った日。お月さんを眺めて、はしゃぎまわる私だった。

 

父はいつものように大酒を飲んで来て、タンスや窓ガラスを殴り続けた。父はまだ殴り足りないとみえて、アパートの外にある水道からバケツに水を汲んで、部屋に撒き散らす。

 

部屋は段々と、台風が直撃した後の浸水状態のようになってしまう。こんな日は、部屋にはいられない。

 

近場に旅館もホテルもない。今日も母と祖母と私は野宿だろうか?!

祖母は知り合いのお友達に泊まらせてもらいたいとお願いしに行くが、時間はもう深夜12時近い。知り合いは「あんた!何時だと思っているの!」と言って怒鳴りつけてくるが、祖母は土下座までして頼み込む。

私はそんなことをする祖母を軽蔑した。

私は、この知り合いの人を残酷だともセンチメンタルな気持ちにもなっていなかった。

私の放浪癖というのは、もしかしたら、このときからの経験からそうなっていったのかもしれない。