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10/15【雑感】目先はやはり軟調相場 ~もう一度ディフェンスラインを確認しておこう~

先日懸念していたように、やはり10~11月は警戒心強めに臨むのが正解のようです。日本の株式市場は、今週に入ってからは露骨な軟調ムードが蔓延しています。とは言え、今のところ明確に下げているのはこれまで騰がり続けていたマザーズです。主要な東証一部銘柄の株価はここまで騰がり目もなくドン底で推移していましたから、幸か不幸かあまり下げる余地はありません。

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最も出遅れであるセクターは金融、そしてその金融セクターの雄といえば…三菱UFJ銀行です。一番酷い時期が380.0円、2番底は7/31の392.8円でした。3番があるとしても400円を割れるかどうか、のラインでしょう。

よほどの大問題が発生しない限り、1番底より2番底、そして3番底と、だんだんと底堅さは増してゆくものです。では、果たしてあの2月、3月以上のパニックが今後発生するかというと…答えは当然Noです。

いつだったかの記事に、金融セクターは日本経済の「ディフェンス最終ライン」だと記述しました。サッカーのイメージでどうでしょう?赤い丸がディフェンス選手だと思ってください。この3名が銘柄のセクターでいうところの金融、不動産、証券あたりです。

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このラインが崩れなければ、日本経済がパニックになることはありません。特にディフェンスラインの代表である金融、三菱UFJ銀行の株価が底堅いのであれば、年末の株高に向けて何ら問題はありません。これは断言できることです。

つまりディフェンスラインを確認しておくと、日本の株式市場全体が危ないのか大丈夫なのかを判断可能になります。だから三菱UFJ銀行を買う人も買わない人も、金融セクターに興味がある人もない人も適度に観察はしておいた方が良いのです。もっと念入りに観察するのなら、他のディフェンス選手である不動産や証券のセクターも崩れないかチェックしておくと尚良いでしょう。

補足しておくと、上の図では攻撃の選手は青い丸、中盤の選手は黄色の丸で表示しました。攻撃の選手は、ガンガン攻めて株高のシンガリを勤める人です。つまりこの3月から日本の株式市場を牽引してきたマザーズの銘柄をイメージすると良いですね。いわゆる成長株たちです。それに対し、ディフェンスの選手は出遅れたバリューが多いイメージです。

この10月~11月は、「敵」の攻撃が少し激しくなると予想しています。相場における敵とはバッドニュースのことです。例えば、寒くなってきてコロナの感染が広がる、ワクチンのネガティブニュースが続く、大統領選が混乱したり長引いたりする…このあたりが懸念材料になります。だからマザーズは少し弛むのでしょう。しばらくは守りを固める期間だと言えます。

皆さんのポートフォリオにどんな銘柄が並んでいるかはわかりませんが、少し様子見したり、よほど出遅れた銘柄を拾う以外はあまり攻め過ぎた投資をしないようにしておきましょう。

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