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7/9【雑感】日本の腐った清貧思想を分かりやすくキャンプの火起こしに例えてぶった斬る!

相変わらず反発力のない日本株です。勢いがあるのはソフトバンクGなど特定の銘柄だけです。でも大型かつ日銀の支援があるソフトバンクGがいくら健闘したところで、個人投資家のマネーを引き寄せ、市場に影響を与える演出は出来ないようです。だからもう少し個人投資家が買える銘柄で市場を引っ張らないと、このボックス相場から抜け出すのは時間がかかってしまいます。

皆さんは、今日本株式市場がどれだけおかしな状況になっているか、ちゃんと理解出来ているでしょうか?毎日のように株式はバブルだ、日銀がユニクロとソフトバンクGで日経平均株価を誤魔化している、と文句を言い続けている異常さに気がついているでしょうか?また愚痴っぽくなってしまいますが、本当に危機感を持って状況を理解してほしいので、今日はぜひ最後までお付き合いください。

日銀がユニクロなどの株を買うというこの行動、つまり景気刺激策のことですが、これは分かりやすく例えるなら「キャンプの火起こし」と一緒なんです。今私たちは、真冬の極寒の中、冬キャンプを敢行している状況だと思ってください。バブル崩壊以降、この日本というキャンプ場は、もう30年も真冬の状態ですだから今、必死に火を起こそうとしている状況なんです。

火を起こす時、古き良き方法として新聞紙で火種を作って火起こしする人もいると思いますが、文化たきつけなどの「着火剤」を使う、という手もありますよね。新聞紙よりも着火剤の方がしっかり燃えてくれるし熱量も大きい。だから炭に火がつきやすいわけです。心に余裕がある時は新聞紙から地道に火起こししてみるのも楽しいかもしれません。でも今は30年真冬が続いており、たくさんの人が凍死しています。全く余裕はないのです。

例えて言うなら、ソフトバンクGという銘柄はこのような着火剤みたいなものだと考えてください。対して、クロスキャットなどのまともな、筋の良い銘柄は大きな「炭」です。炭は着火剤から炎の熱を受け取ることで燃え始めます。一度火がつくと、何時間もたくましく燃え続けるわけです。

着火剤を使うと、普通なら割と楽に炭が燃えてくれますね。しかし着火剤はあくまでも火起こしのサポートをするだけなので、着火剤だけを燃やしても炭に火が燃え移らないと意味がないのです。だって着火剤の火はしばらくすると消えてしまいますよね。だからしっかり炭に火をつけることが大切なのです。火がついた炭は、他の炭へと炎をどんどん広げていきます。

そうしてしばらくすると、火の周りは少しずつ暖かくなってきます。つまり実体経済が少しずつ暖まってくるということです。これでようやく火起こし、すなわち経済政策が成功なのです。

日銀は、ソフトバンクGやユニクロという着火剤を使い、2012年から火起こししようと行動し続けています。しかしまだ、火はつかないようです。どうしても着火剤から炎が広がらない。ついに今年はコロナという突風が吹いて、日本だけでなく世界中の国で炎が消えたかと思われました。しかしアメリカや中国でさえ炎は消えていなかったのです。今週に至っては、火力がむしろ上がってきています。日本より感染が進んで重症な国なのに、です。日本はまた、東京で感染者が200人を越えたからロックダウンすべきだ、なんて短絡的な意見が平気であがってきます。また経済を止めて、更に10年後の若者たちにも貧しさを味あわせますか?

日本では、着火剤を使って火起こしすることを否定的に見過ぎている傾向があります。真の日本人なら古き良き新聞紙を使って火を起こせ、という精神論も大好きですよね。だから着火剤なんてとんでもない、貴重な年金でユニクロなどの株を買っていることはとんでもないことだ、という文句が止まりません。でももうね、手段なんて選んでる場合じゃないんですよ。凍えて死んでいく人があとを絶えません。それでも、精神論に同調した人間は炭に水をかけてくるわけです。それどころか、そもそも火を起こすなんてとんでもない!という主張すら聞こえてきます。これだけ経済が30年も冷え切っているのに、火を起こさせたくない連中が一定数以上存在します。日銀というライターのオイルは潤沢ですが、時間をかけ過ぎると無駄な出費が増えます。何個も何個も着火剤に火をつけ直してるわけですからね。

不幸中の幸いですが、コロナによって3月以降はテラなどのワクチン株に火が灯りました。これらは財務もへったくれもないボロ株、つまり小さな炭に過ぎませんが、貴重な火であることは間違いありません。だからここから火を広げていくことも出来るはずです。

個人投資家は、3月以降は確かに潤ったのです。ですがその後はどうでしょう?もうテラという炭は燃え尽きかけています。新しい炭に火がつかないと、また寒い時代に逆戻りです。いい加減、まともな炭にちゃんと火を灯しましょうよ。実体経済が良くないから、株価が高くなるのは間違っている?違いますよ、実体経済が冷え込んでいるから着火剤で急いで火を起こすのです。寒いのを我慢するのが美徳だと思っているなら大きな間違いです。今の40代より下の世代なんてどれだけこの寒さで苦しんでいることか。生まれた時からずっと真冬ですよ。

インフレになったらどうするんだ、というバカな意見もあります。寒くて凍死する人間が続出している状況なのに、火事を心配するバカがいますか?

まぁこれだけ市場にマネーが流出しているから、嫌でもそのうち日本株に火はつくと思います。しかしテラなどの株が燃え尽きた瞬間から、このお通夜ムードな市場は…恥ずかし過ぎます。だからもう、意識を変えましょう。一日でも早く火を起こすんですよ。実体経済が暖まるまで時間も要します。早く火をつけないと、本当にこの国が手遅れになる…。今日は本気の愚痴でした。

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