見出し画像

7/11【雑感】もう経済は止めない、という発想

見せ場など一切なく、今週の相場は終了しました。金曜は朝に高かったPSSも終わってみればマイナス2%、期待のクロスキャットはマイナス5.3%です。ミドルクラスの株は下値余地があるリスクをお話しましたが、まさにこういうことです。下値は知れているとはいえ、なかなか良いタイミングでは買えないものですね。私の手持ちで一番酷かったのはマイナス9.6%の下げです。金額にして30円程度ですが。もしこれがミドルクラス2000円の銘柄ならなかなかキツいダメージになります。180円の下げですからね。

しかし、日経平均株価は1%の下げだったのです。やはり昨日は三点セットで日銀砲が撃たれていますが、私は一昨日述べたように日銀砲に反対をしていません。景気回復に向けた着火剤が必要です。ただ、他にもいろんな着火剤を試してみた方が良いと述べています。ユニクロやソフトバンクGだけでは炎が広がらないと、もうわかっているはずです。やり方がどこか間違っているから火がつきません。だから金融銘柄の要である三菱UFJ銀行は500円にすら戻れず、金融相場がせっかく上げた株価ステージを早速下っている。金融セクターの銘柄が、今の現実に一番近い温度を示しています。

だからホントはバブルなんて程遠いのです。相場サイクルのスタートである金融相場が始まってもいないのです。金融相場が始まるまで、日銀砲を撃ち続けなければなりません。2012年に腹を決めてそういう方向に舵を切ったのですから。そうしなければ延々と深刻なデフレが続いていたのです。批判されるべきなのはアベノミクスではありません。それ以前の30年間、効果の出なかった政策をやり続けた先人のミスです。日本のこの30年の失策は世界各国で分析され、失敗の手本とされていることを知っていますか?未だにワンコインでランチが食える先進国は日本くらいです。

日銀砲を止めたい人はたくさんいるようですが、グダグダ文句を連ねるくらいなら、株価が騰がる邪魔をしないで株高に加勢するほうが良いのです。日銀砲を撃つ必要性がないくらいに金融相場が始まれば、嫌でも撃つのを止めますよ。しかし目先はそうもいかないようです。まだコロナからしっかり立ち直った国はないし、感染第二波が依然として懸念されています(アメリカなんて第一波収束すらしてないよね)。

私は、株価はようやく少しずつ大統領選を織り込み始めたのかな、と考え出しています。2週間前くらいから少しずつ織り込みだしていたのでは、と。でも…もしかしたら私が観測していたのは、トランプではなくバイデンになりそうだ、という材料「だけ」なのかも、とも考えています。最近になって織り込みだしたのは、バイデンになったら予想以上にヤバイぞ、というサプライズ材料かもしれません笑 バイデンはただの色ぼけジジイではなく、相当痴呆が進んでいると噂れています。アメリカが予想以上に頼りにならないなら、ますます日本は早く経済を回復させて独自路線を進まなくては大変です。

大統領選挙を織り込み始めたのでは、という予測はあくまでも私の妄想です。現実、表向きには感染第二波だから、なのでしょう。もちろん誰もがコロナに感染はしたくありませんが、しかしくだらない問題に見えます。どうやってももう一度ロックダウンするなんて選択肢は選ばれないからです。曲がりなりにも最初の頃に比べて対策を取れるようになってきています。ウイルスと上手く付き合いながら、というやり方になると思います。

今度経済を止めたらさすがに取り返しがつきません。だから夜の街が悪いとか、もう一度ロックダウンしなきゃ駄目だ、なんて安易な意見は言うべきではありません。この死亡率ではもう一度経済を止めるという選択肢はありえないです。むしろ銘柄整理のテコ入れが済むのを我慢して待ちましょう

他の記事はこちらから探すと便利です。
https://note.com/n_kabu/n/n94f0f50bf81c

にほんブログ村【株日記】

人気ブログランキング【株式初心者】

株式投資ランキング


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?