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これはノンフィクションです。
登場人物の紹介
老人ホーム→湯婆婆の館
看護師→S子
相談員→ジェントルマン
ケアマネ→白道
施設トップ→肉団子
おばあちゃん→まつ末ばあちゃん
では、始まり
少しずつ
少しずつ
弱るまつ末ばあちゃん
水分はよく飲むけど、やっぱり食事は摂取してくれない
白道は家族に伝えているのだろうか
〔もちろん、この状態は白道も肉団子も知っている。〕
ある土曜日の朝
S子はまつ末ばあちゃんの顔をみてびっくり
もう、目が開かないほどの浮腫だった
浮腫とは
浮腫(ふしゅ)とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候。むくみともいう。
S子「ジェントルマンさん、まつ末ばあちゃんの顔見ましたか」
ジェントルマン「いいえ」
S子「見てください、もう目が開きません💦」
ジェントルマン「えなんで」
S子「すごい浮腫なんです。本人はしっかりしていますけど…もともと足も手もむくんでいましたけど…」
ジェントルマン「まつ末ばあちゃんの顔、見てくる🏃♂️」
ジェントルマン「まつ末ばあちゃんおはよう」
まつ末ばあちゃん「おはよう。」
S子「調子はどう」
まつ末ばあちゃん「ボチボチや。」
ジェントルマン「しんどくないの」
まつ末ばあちゃん「大丈夫や。このまま寝かせといて。」
S子「まつ末ばあちゃん、お昼ご飯は食べれる」
まつ末ばあちゃん「うん、食べれる」
S子「ジェントルマンさん家族はご飯を食べてない事を知っているんですかいつまでこの状態でショートステイを利用するんですかかかりつけ医にも受診してないし…白道はどう思っているんでしょう」
ジェントルマン「家族も白道も知ってる僕からきちんと情報提供してるから」
S子「それで」
ジェントルマン「え」
S子「いや、だから。家族も白道も知ってて放置ショートステイ継続で様子観察でいいの」
ジェントルマン「・・・」
S子「要介護1で、話を前に進めず、まつ末ばあちゃんはどんどん衰弱して。せめてショートステイ利用後に区分変更申請したら要介護3はもらえたと思いますよ。そしたら特養入所前提で湯婆婆の館の嘱託医に主治医になってもらえるのにそしたら…ここで看取りができるのに。放置している意味がわかりません。」
区分変更申請とは
端的に言うと介護認定後に介護認定のやり直しです。「区分変更申請」といい、介護認定有効期間中に心身の状態が悪化して介護の度合いに変化が生じた場合に再度区分の変更ができる制度申請のことです。介護認定後に状態が悪化した場合、または認知症の方で認定調査の時はしっかりと動いたり発言ができたりして要介護度が普段の状態よりも軽くつけられてしまった軽度に認定がされてしまった場合になどに申請することができます。
ジェントルマン「それは、わかっていますが…白道の業務なので口出しはできないんです💦」
S子「ということは、このままではショートステイの継続不可と判断し、病院へ行ってもらうしかないですねまつ末ばあちゃんの口癖知っていますか」
ジェントルマン「もちろんです。」
まつ末ばあちゃん「病院行きたくないねん」
まつ末ばあちゃんの願いを知りながら
S子には何の力もなくて
ごめんなさい🙏
続く
S子の癒し