ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

2020年9月新店『拉麺一方やすきや番地』で「一方スペシャル」を頼むと大変なことになった。

2020年09月19日 20時20分57秒 | 高知の大盛り・メガ盛り

2020年9月、11時半くらいに到着。

(初めて来た、かな?)

前店やすきやさんは、行ったことがないか大昔に1回くらい。行ったとしたら大学生の頃くらいかしらん?

ブロガーでもなんでもない頃かな?

ネットで事前情報を見るとけっこうな名店のよう。

 

失われて初めて気づくパターンでした。

しかし、失われても、それをもう一度取り戻すというか納得できる形にするパターンもあるみたいで、お味を継承したとかしないとか。

 

ほかの方のブログ記事を読んだだけであるのですが、名物であった肉ぶっかけかなにかのスープの作り方を大将本人から教えを受けたよう

(南国のオフィスパーク近くのうどん屋さんも、お客さんかどなたかがリスペクトでその立地に新しく店を構えられたとか)

情熱とタイミングでバトンをリレーすることができて、それが血縁とも組織繋がりでもない場合があるんだなあ。

・・・・・・・・人間だもの。

そういうわけで「やすきや番地」という前のお店リスペクトが入りつつ、店名自体もご尊父様か祖父様から取ったというお店へ。

(これだけ受け継ぎ引き継いでいるのはJOJOか大将さんぐらいではないか!)

 


拉麺一方やすきや番地

〒780-8052 高知県高知市鴨部3丁目34−7

088-881-5851

■営業時間
[昼]11:00〜14:30
[夜]17:30〜20:00

定休日:不定休


いままでの『あきちゃん』や『一方』さんに較べると一番ハコがでかいようです。

駐車場もそこそこ。

 

11時から14時と、うどん屋さんっぽい営業時間。夜もこれからやるやも。

ひょっとしてこちらもリスペクト?

 

入る。

食券式だ。それもコンピューターがちゃんとしてるやつ。タッチパネル対応の21世紀型のやつ。

大きく4種類!

 

ムシマルは指が動いた、その時歴史が動いた!

「一方スペシャル」を選んでいた。

 

その時の気分を後にムシマルは語る。

「やすきや肉しょうゆラーメン」に絶対しようと決めて来たわけではありませんでした。

ただ、お店の名物だし逸話も聞いたし、なんとなく肉しょうゆ選ぶもんかと思っていました。

 

しかし、隅にあるボタンに引き寄せられたのです。

普段意図的に行っている注文が呼吸のように自然に巡る。

その7文字を押していた。

 

いちばんデカいやつがムシマルの胃袋に入るんだよ!

「一方スペシャル」、スペシャル!いつだって予感の匂いがする!

麺大盛食べたいなーと思ったら、「麺大盛と唐揚げの抱き合わせセット」というムシマルにおあつらえ向きのモノがあった。

 

選んだこちらはいわゆる「ハイエンドメニュー」で、たぶん「全のっけに近いやつ」である。

頼んじゃったなー!新店初訪問でテンション上がってるのかも。

 

店員さんに食券を渡し、マンガコーナへ。

あ、『中間管理職トネガワ』がある。

あと『北斗の拳』『鋼の錬金術師』、名作である。

『銀魂』がないなー、いや十分なんです。

『ルパン3世』揃えるあたり、古きよき床屋さんクラスの漫画レパートリー。

 

皆川亮二先生のマンガを取る。『スプリガン』『ARMS』は中二病の聖書かもしれない。

 

【コロナ対策】

・店員さんマスク

・入口アルコールスプレー

・こまめな拭き掃除

・そしてアクリル板で隣客と仕切り。

(透明な一蘭だと思ってくれてよいのではないか)

 

着席すると、大将さんと目が合う。

「ムシマルさん、どうも。

 スペシャルの大盛りは量がけっこうありますよ・・・いや大丈夫そうですね」

一時は高知の胃袋だったかもしれない可能性が無きにしも非ずなムシマルだから、大丈夫!

ガッツリきっと食べきれる。

これも信頼の一つの形。

 

大将さんから名刺を頂戴する。

わーCEOだかっこいいー。・・・・・・・肩書きが「土佐酒アドバイザー」さんや!!

肩書き書くところに「ラーメンなんとか」とか「経営なんとか」とかでなくて、『土佐酒アドバイザー』って書いてらっさる!

お酒好きなんですねえ、めちゃんこ強そうだ。

 

いずれ酒が呑める店が出るのだろうか。出たら行きたいところである。

 

ぁ、紙版メニューだ。

こうしてみるといっぱいある!

味噌・しお・しょうゆといろいろある。

初回おススメは「札幌味噌ラーメン800円」基本形のよう。

あ、「知床極塩ラーメン」「昭和しょうゆラーメン」も基本のやつは800円なのか。

 

さらに汁なしラーメンコーナー

肉入りしょうゆラーメンに柚子を入れたり肉を倍増ししたり、または冷やし辛ざるラーメンがあったりする。

 

サイドにトンカツ・唐揚げ・ご飯あり。

 

ああ、日本酒ないじゃないか!ビールはある。

車だから呑めないけれど。

 

ああけれど!隣のお客さんはビール飲んでる!うらやまし。

しかもゴクゴク早い!

 

なーんてしてたら。

来た!

【一方スペシャル 大盛り+唐揚げバージョン】

うわあああああああ!かってない力が襲ってくる!

 

構成は。

 ・大盛り麺

 ・味噌スープ

 ・シナチク(太め)

 ・モヤシ3倍

 ・ネギ3倍

 ・トンカツ1人前

 ・唐揚げ 麺上に3個ぐらい+小皿に2個。

 ・チャーシュー

 

すげえ量。二郎系の店を越えている気がする。常識量を度外れしている。

星野源の『Crazy Crazy』が脳内で鳴り響く。

ほんとはなんかしらんが店内BGMはこのときピコ太郎のウォシュウォシュウォシュ♪っていうやつが流れていた。

 

閑話休題。

(そうか「大盛り+唐揚げ」注文してたけど、スペシャルラーメンにも唐揚げが付くんだ)

 

パシャパシャと急ぎ、撮る。

冷める前に伸びる前に食う。

その準備はOK、胃袋は迎え入れる準備をしている。

 

まずは麺&スープ。

えっちらおっちら麺を引っ張り出し、啜る。

zrrrrr。

 

おお、つーるつる。

言い方は変ですが、小麦粉でできたものじゃないみたいに弾ける。

独特というかなんかこんなことが可能なの?みたいな感じ、小麦粉なのにコンニャク以上のつるつる。

 

空腹が裏返る予感がある!

 

スープは優しい。見た目のコッテリさに反してという言い方は卑怯かもしれないが、

エンジン音の大きくない静かな高機動みたいなスープ。

そこをニンニクが迎えている。

 

日本人のフレンド調味「味噌」と高知県民のフレンド薬味「ニンニク」が恋人繋ぎをしている。

甘さすら感じるスープの中で、ニンニクが平気で踊ってる感覚。

 

【唐揚げ】

あれ、ちょっと美しくない画角、すいません。

この唐揚げがおいしい。

口に入れた瞬間から、角道が開いた感じがした。

飛び出る肉汁は滋賀県の琵琶湖一杯分くらい。

 

いわゆる唐揚げ、

ラーメン屋さんを下に見るわけではないが定食屋さんや唐揚げやさんに較べたらお店出のメイン度重要度が下がるから軽く食べた、覚悟もなしに。

トンカツとの前哨戦だーくらいに食べたそれは、激烈に旨みを携えていた

唐揚げランキングを駆け足で駆け上ったシンデレラ唐揚げだ。

 

平静を装って食べているが、唐揚げにびっくりしている。

 

もも!って感じが柔らかくていつまでも噛んでいられない、すぐ呑みこみそうになる。

耐えろ、耐えられない、飲みこみました。

 

肉からのネギやモヤシが、アクセントになってまた麺が進む。

この麺が、やっぱり白眉。

ツンツルテンになりそう、なにかが。

 

いや、すごいぞ。まだトンカツを残してこれだ。

いよいよメイン級のトンカツに行くよ。

 

【トンカツ】

スープがソース。

ガジガジ。

美味しい。

 

王道というか、プロトンカツヤーのトンカツオブザイヤーくらいに。正当に美味しい!

逆に言葉少なになる。

ガンジーでさえお腹いっぱい食べる奴、ガンジーでさえお前さん食べないなら拙僧がもらって進ぜようってなるやつ。

 

【チャーシュー】

チャーシューはトロトロで、食感が同じ肉なのに全然違う。

プルプルワーズさんと名付けたいくらい柔らかい。

 

平たい柔らかいトロッとしてる食べたすぐにこと切れたおいしい。

 

また麺。

啜りが止まらない、食感が楽しい。喉を通り行く麺にいま、憧れる。

 

【シナチク】

シナチクがムシマル的個人ポイントを稼ぐ。

ごんぶと。

歯ごたえがもう魔術みたいに明瞭で、科学みたいにしっかりしている。

(つまみになるシナチク!こういうシナチクが好き)

こういう剛毅なシナチクがいただけるのは稀である、うれしい。

 

半ばまで食ったけれど、まだ通常味噌カツラーメンを食べ始めたばっかり見たいに見えます!

時が動いてないかのような錯覚。

 

 

仕組みがよくわからないけれど、時間が経っても麺がふやけてないように思える。

不思議な世界だ。

 

 

唐揚げ・トンカツ・チャーシュー3種が、種類のちがう同規模破壊潜在力を秘めたもののようで、もうすごい。

アンディ・フグ、マイク・タイソン、モンティ・パイソンに一斉に襲われるくらいの威力だと言えばおかわりいただけただろうか。

 

 

ここまで満腹になったのは久方ぶりだ・・・

それでも尚!!

衰えることのない食の愉悦!!

 

もぐもぐズルズル。

ふう。

 

食後にソフトクリーム。

メルヒェンズの一員みたいなこのソフトクリームの名は「一方的プレミアムソフト白雪」

ホワイトスノーである。

でもムシマルは一方的に頼んだわけではない。相互の意思疎通の甲斐あってだ。

 

滑らかさは、白さはもう童話的。

あーー別腹ゾーンにまで一方的ソフトクリームが入って、

ムシマルは一時的に体内含有『一方』成分が多くなりすぎた。

自分が一方の一員であるかのような錯覚さえ起こしてしまった。

 

確かすぎる満足。

おいしゅうございました。

 

 

いやー、これは来た。

次の次はわからないけれど、次は別のにしようと思うくらい充填した。

量と圧で押し流された感じだ。

完食して勝ったように見えても、実際のところこれはもうadamasでした。

 

二郎系とも違う、肉と油とのセッションがすごかった。

揚げ物がこんなおいしいとは。

 

唐揚げとトンカツのテイクアウトは真剣に検討すべき!

 

 

 
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