大宝ミニバスケットボールクラブ男子 s@messyのブログ【ミニバス日記】

大宝ミニバスケットボールクラブ男子 s@messyのブログ【ミニバス日記】

【滋賀】大宝ミニバスケットボールクラブ男子 Hコーチ

十数年ぶりにミニバスの世界に戻ってきました。指導者として一から積み上げる覚悟で、日ごろ思っていることを書いていきたいと思いますので、良かったら読んでください。

Amebaでブログを始めよう!

ドラゴン桜ロス…の私です。笑笑

ん!?阿部寛ロスかな?

 

最近はいろんなものをロスしています。

この歳になると、それがほんと辛く…耐えられない。。。

 

そんな自分と向き合いながら、楽しみを見つけようとする毎日です。人間、余裕がなくなると、楽しみを見つけ出すことすら困難になりますよね。

 

さて、子ども達と言えば、ワイルド?やんちゃ?猿?のジュニア軍団ですが、ここに来て「早く人間になりた~い!by 妖怪人間」の状態となり、多くの変化(進化)を見せてくれます。

 

チーム練習でも、今、Aチームと体育館を併用して練習しているので、私の目が届かないこともあり、彼らはその状態に慣れてきたのか、自分たちで「あ~だ、こ~だ」と言いながら練習しています。私はあえて、その姿を横目で観ています。

 

仲間がシュートを決めただけで、あたかも自分が決めたかのように「オッシャーーー!」ってガッツポーズ。しかもそれが順番待ちしている子だから…謎。笑笑

 

いわゆる「共感」。

 

子ども達は本能が引き出されてくると、この共感が現れます。

 

凄いです…彼らは。

 

喧嘩もしますが、自分達で考えてながら、ワイワイやって、その環境を誰に言われる訳でもなく、自分たちでせっせ、せっせと作っていきます。

 

しかも、ちゃんとAチームの練習も観てるんですね。真似します。笑笑

 

子ども達にとっての「考える力」は、大人が期待するほどの高度なことはできませんが、その中でも「共感力」は未知なるものがあります。

 

喜怒哀楽が激しい分、その共感が表に出るとわかり易く、観ていてワクワクします♪

 

ここで、私の持論…子どもに「保護は大切だが…“過”保護は毒となる」と。

 

過保護はその同調する感情「共感力」を曇らせることがありますから要注意。

 

子どもは持っています。生まれ持って…。

 

ジュニアの人数も増え、ようやく学年やスキルに応じたクラス分けができつつあり、チーム内での紅白戦も、A…B…Cチームまで結成できるようになりました。似たような子が集まるゲームになると、彼らはリミッターを解除します。大人が止めても、彼らは勝手に「比較対象」を定め、勝負を楽しみます。

 

そして、身近にいる仲間ができるようになった様子を観て…「自分もできる」と確信する子が現れてきます。

 

これこそが、私の求める“切磋琢磨”の始まりです。

 

私のストライクゾーンは広いので…そこでのボール判定は「ズル」だけです。

 

ズルなしに、正々堂々勝負するなら、それは全て「ストライク」なんです。

 

それがバスケの始まり、バスケの第一歩…「ミニバス」ですから。

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

「昔は…」、このフレーズ、あまり好きではないのですが、歳をとるにつれ、年々口に出す頻度が上がっていきますよね?

 

これは歩みを止めてしまった思考回路の表れなのか、それとも未来を変えようとしている思いからの比喩的表現での引用のためなのか。

 

この「昔は…」ばかり使っていると、そのまた昔を言い出して…「むか~し、昔、あるところに…」ってなりますかね?笑笑

 

そんな「昔」を思い返してみると、私が小学生時代のミニバスは、ご存知「ゴムボール」の時代…。

あっ、知らんか?ゴムボール!

フリースローは「スリー・フォー・ツー」!!!笑笑

 

今考えるとバスケの競技性がまるっきり変わるくらいの変革ですよ!

 

そんな時代、ミニバスは「黄金の右手」があれば、何とかなった時代なんです。

 

右手だけでドリブル!!!

 

思ったところに弾んでくれないゴムボールちゃんと仲良くなるために、利き手だけを鍛えに鍛えて。

 

レッグスルー?…そんなのいらない。

 

ビハインドザバック?…そんなのイキってるだけ!笑笑

 

ま~、利き手は誰よりも鍛えようと躍起になってね~。ジャッキーチェンの影響で、指立て伏せなんかやって、指を強くしたり、クルミを握って握力を鍛えようとしたり…今思うと、あれでバスケが上手くなった根拠はどこにもなく…ただ、酔拳の使い手になりたかっただけなのか…笑笑

 

ただ、今は時代が変わり、利き手だけでプレーするのは、非常に残念な結果へ導かれていきます。

 

体のほぼ半分だけでプレーしていますから、いわゆる「完成度50%で無敵を目指す!」ってことです。

 

あのジャッキーでさえ、両手両足を使わないと勝てない敵がワンサカいましたから…って、もうジャッキーネタはええか?笑笑

 

ゴムボールが、皮革に変わり、ドリブル技術が各段に進歩した今、利き手だけで伸ばした技術には限界があります。

 

なら、未熟でも「右手30%+左手20%」=計50%」の方が“伸びしろ”が残っていますから。

 

ミスすることを責めているんじゃないんです。眠っている才能を活かさないから「もったいない!」って言ってるだけのこと。

 

ミニバス(U12)は、ミスにどれだけ投資したか…それがいつか返ってくる財産になるんです。

 

今の時代、黄金の右手では、マラドーナの「神の手」には成り得ないことを知らなくてはいけません。


バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

うちのチームもジュニアの子が増えて、ワイワイした雰囲気になっていると思ったら・・・あちこちで喧嘩してます。笑笑

 

「順番抜かしすんな!」「あれはダブルドリブルだからお前の負け!」「〇〇くんが押してくる!」「それ言うんやったらお前も××や!」とか…。

 

全員、山に放り投げて来てもいいでしょうか?笑笑

 

昔から「お約束」ってのがあって、吉本新喜劇で育った私は、そのオチがわかっていても、それを期待して・・・結果、爆笑!!!

 

子ども達の様子を観察していると、それぞれ特徴というか、役割というか、お約束のようにパターンが決まっています。

 

コソコソ悪いことをする子、それを見つけて怒りに行く子、やられたらやり返す子、拗ねる子、私にその一部始終をチクリにくる子…全く反応してない子。笑笑

 

毎回のように、お約束が展開されます。逆に「よ~飽きんとやっとるな~」って。笑笑

 

喧嘩しているところに、いちいち仲介に入るだけの器が私には兼ね備わっていないので…誰にではなく、全員をまとめて一喝します。

 

ただ、ネチネチは絶対にしないというか、私の性格上、それができないので…くすぶった火が一時的にボヤになった瞬間に消火して…おしまい。

 

それでも毎回、新喜劇の幕が開きます。チラチラと私の顔を見ながら…笑笑

 

そう、かまってほしいんです。ただそれだけのこと。

 

押されて倒れる姿を見ていると、概ねわかります。倒れ方がわざとらしく、超ヘタですから。笑笑

 

吉本新喜劇を見て、是非、学んでほしいジェスチャーですね。笑笑

 

一人が文句を言いだすと、二人目、三人目が現れます。それが蔓延して最後はおかしな雰囲気に。

 

子どもは「真似ぶ(学ぶ)」と言いますが、感情も真似ていくから面白い♪

 

なら、ワイワイ楽しくやることの素晴らしさを教えよう♪

 

喧嘩するより、笑って楽しむ方がいい…って、子どもでもわかることですから。

 

実は、この話…大人も同じです。

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

いや~、忙しい。。。人間、キャパってありますよね~

私、キャパが小さいから、処理能力がおっつかなくて…笑笑

 

このコロナ禍でも、職業柄、忙しい日々を過ごしておりまして、大きな仕事が動き始めたから、これまた大変、大変。

 

その合間をぬって受講していた「JBA公認3級審判インストラクター」の資格を取得しました♪

 

なかなか大変でした…だって、ブランクが。。。

 

審判員を指導、育成する前に、自分が育成されねばと思うくらい、遅れをとった時間を取り返すべく、今、改めて審判についても勉強をしています。

 

体は昔のようには「キレッキレ」には動きませんが、口だけは「切れ切れ」の“達者”なんで、そこを活かして!笑笑

 

次は、コーチライセンスのランクアップを目指して…頑張ろうと思っています。

 

昔に取得していた資格も失効しちゃったので、一からやり直し!

 

小中学生から勉強をやり直しているのと同じですが、それがまた新鮮なんです。

 

録画で貯まったドラマ「ドラゴン桜」を観ながらテンションアゲアゲで、学習意欲を刺激しています♪

 

「馬鹿とブスは東大行け!」この意味不明の一言が、阿部寛の口から出るからカッコイイ♪

 

「アホとぽっちゃりは審判をしろ!」…私に言ってるのだろう。。。妄想

 

最近は、ライブ時間でテレビを観ることが少なくなって、録画機能でどんどん貯まる番組を、1~2週間遅れで必死で観ている…そんなんだったら観なきゃいいのに!って自分でも思うんですがね。笑笑

 

自分の体調や気分で、観たい番組も変わるんですよ。

 

最近もっぱら、夜中にやっているNHKなどのドローンで撮影した「空からのクルージング」や海外の古城など、和らいだ音楽と共に、ぼ~って観てることが増えたしね。

 

これって、病んでるんかな?笑笑

 

でも、今は行けないけど…いつか行く!行ったつもりになる!その気分だけでも味わうだけで、ほっとするのは私だけでしょうか?

 

スタジオジブリの映画を観始めた時は、末期症状だと自覚しています。笑笑

 

そろそろVRゴーグルでも買って、現実逃避でもしましょうかね?!笑笑

 

ところで、今日は、何の話をしようと思ったっけな???

 

そんな毎日を過ごしています♪

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

いや~、コロナ禍で世の中の動きが目まぐるしく変わりますね。

 

景気が低迷していた反動でしょうか、急に仕事が動き始め、バタバタとした毎日を過ごしています。片や、仕事がなく困っている方もおられる昨今、世の中のバランスって取れないものなのですね。

うちの会社もテレワークを導入したら、間違いなく、私…さぼ…笑笑

 

さて、話題を変えて…

 

ミニバスを教えていると「どこまで指導するか悩む」…という悩み?が出てきます。

 

バスケットの楽しさを子ども達に教えるとは言え、何をもって楽しいと感じるかは、個々によって違いもあり、「自由にさせてほしい」と考える子もいれば、「一から十まで教えてほしい」と型にハマることを望む子もいます。

 

勉強でも、いきなりの応用問題を見せれば、初めから「できない」「無理」と拒絶反応を起こしてしますので、まずは「興味」を持つことから始まるのが…ミニバスです。

 

シュート、バス、ドリブルを教えることは、バスケットボールという競技をする上では、必要なツールであり、それなくしては、バスケットというスポーツが何なのかも、わからないと思います。

 

このシュート、パス、ドリブルの練習は、「基礎練習」かと言えば、まだ更に嚙み砕いた「もっと基礎練習」があるのです。

 

教えてみればわかります。ミニバスにおいては、シュートの練習は基礎練習ではなく、「応用」と考えてもよいことなので、ボールを渡して「はい、シュート打って!」って言えば、技術は度外視にして、リングに向かって必死に投げるところから始まるのです。

 

ある程度、経験を積んだ中学生や高校生であれば、例えば「レイアップシュート!」って言えば、それなりにちゃんとシュートできるので、このレベルを「基礎」としてもいいかもしれません。

 

ただ、ミニバスはそうはいかないから…ね。笑笑

 

結局、ミニバスの指導ってのは、ロールプレイング・ゲームのようなもので、その時には「最強の武器」だと思っていた装具が、次のステージに行くと、ただの弱い武器になって、更に強い武器を探し求める…その行先にゴールが見えない…という世界なんです。

 

アマチュアスポーツであれば、上のカテゴリーでも少なからず、同じ構図だとは思いますが、ミニバスは、そのフィールドがなんせ広い!!!笑笑

 

やれどもやれども、次のステージが待っており、子ども達はどんどん装具を付け替えていきます。

 

その武器や防具の使い方を教えるために、試合というバトルステージで、色んな対戦相手と戦う中で、相手の得意な技や、苦手な攻撃に対して、持っている道具を活かしながら、“勝利”を目指す…そんなイメージでお考えください。

 

…って、分かりにくいか。笑笑

 

いずれにしても、次のステージに進むか否か、立ちはだかる強いモンスターを倒すのか、それとも回避するのか…。それは、チームであり、指導者の考え方も関係してきます。

 

いい道具を揃えていくためには、“その先で必要だから”という名目があるのとないのでは、手入れする磨き方にも違いが出てきます。

 

子ども達は基本、「バトル」が大好きです。

 

楽しみの一つとして、自分達よりも強い相手に立ち向かい、みんなで撃破する喜びもまた、「楽しい」と感じる要素になると…私は考えています。

 

そのためには、例えは悪いですが「敵」となってくれる“ライバル”があってのこと…。

 

リスペクトするというのは、そういう戦える相手がいることへの感謝…それは、自分たちの楽しみを膨らませるために大切な要素なのだから…。

 

現れよ!勇者!賢者よ!!!

 

…どうもうちのチームには、魔法使いを目指す者が多いようです。笑笑

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

最近は、仕事が終わり、家に帰っても、テレビはつけるが、番組の中身までちゃんと観ることがなくなってきて、横になったらすぐに寝ちゃう…やることがなくて寝てるならいいのですが、やることがいっぱいあっても寝ちゃおうとする体に衰えを感じます。

 

テレビの番組内容に興味が薄れてきた中で、ふと耳に入ってくるスポーツ番組でのNBAプレーオフの結果。八村塁の所属するワシントン・ウィザーズの試合結果が耳に飛び込んできます。

 

今年、楽天NBAに加入し、「観るぞ!観るぞ!」と気合が入っていても、結局、月に2~3試合くらい観てるだけ。笑笑

 

ウィザーズをメインに、プチ追っかけをしてましたが、昨日、プレーオフ敗退のニュースが流れ、残念な思いと、凄い経験をされたな…と日本人としての誇りを感じました。

 

最近のNBAの試合(流れ)を観ながら、世界のバスケスタイルを頭に入れ、時代に取り残されないようにと必死のパッチです。笑笑

 

昔ながらのバスケスタイルでは、今の時代にも、そして、子ども達にも置いていかれる…。楽をすれば、昔とった杵柄に頼ってしまい、進化を止めてしまう。その“杵柄”ももう、時代遅れの産物と感じながら…。

 

子ども達はSNSで進化した技術を目にし、コート上で表現しようとワクワクしていても、チームを指揮する監督・コーチが昭和のバスケでは…子ども達も乗り切れない…私からすると、子ども達に「ちょっと待って!コーチも勉強中」って、半ば置いていかれそうな中、自分のアンテナを日々、研ぎ澄ませています。

 

インサイドプレイヤーを中心に、チームを構成していた時代に育ち、「バスケをしたら背が伸びる」と都市伝説に騙されていた私。笑笑

 

バスケをしたら背が伸びるのではなく、背が高い選手が最後に残っていただけ…。その残酷さを知ったのは、物心ついた頃だったかな?笑笑

 

今のNBAには、昔いたようなインサイドのパワープレイヤーは、ほとんどおらず、アウトサイドプレイヤーへのピックを繰り返す中で、周りの選手を活かす動きが主流になっています。

 

あ~、パトリックユーイングのような、まさに“ゴリゴリのセンター”はおらんのかね?笑笑

 

学生時代にユーイングの真似して、ローポストからドリブルをつきながらパワーで押し込む。で、よくダブルドリブル取られたな~。「ボール1回1回持って、こねてるよね?」って。笑笑

 

ミニバスは、3ポイントがないので、どうしても期待値の高いゴール下の2点を獲りにいく傾向がある。なので、10数年前のミニバスを思い返しても、強豪チームには、素晴らしいゴール下の魔術師が1人ないし2人、存在した。

 

いかにそのビックマンにボールを入れて、ゴールに押し込むか…そんなスポーツだったように思う。

 

小柄な選手は、アウトサイドでボールを展開し、ディフェンスとなれば、オールコートプレスで走り回る。得点を獲るチャンスは、速攻でのレイアップシュート…そんな時代でしたね。

 

今ではマンツーマンペナルティ―や、JBAからのお達し「大きな選手=センター」的な指導は避ける風潮…そんなこともあってか、アウトサイドからのドライブをしかけるケースが増えている。

 

そうなると、ディフェンスもコンタクトを想定したパワースタンスでの守り方から、素早く足を切り返せるステップを中心に、体の使い方から変わろうとしています。

 

私のイメージは「レスリングスタイル」から「ボクシングスタイル」に変わった感じ…かな?

 

シュートの打ち方も、絵に描いたような「ツーモーション」のセットシュートから、よりリリース速度を早くする「ワンモーション」へ。子ども達への指導やアドバイスも、その変化を捉えながら行わないと…時代にそぐわないスタイルへ逆に矯正してしまいます。

 

指導しているのか、嘘を教えているのか…本当に怖い時代です。

 

“常識が非常識に変わる”この時代。スポコン世代に、熱血指導をあおいだ自分が今、よりソフトに指導する方法を模索している毎日です。

 

…あんまり「熱過ぎる」と「圧過ぎる」…と思われちゃう世の中ですから。笑笑

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

スポーツにおける「心技体」、その神髄に気付き、初めてこの言葉を使った人は誰なんでしょうか。これほど見事にスポーツの要素を簡潔に述べた言葉はないような気がします。

 

小学生スポーツにおける心技体については、これまでも何度か書かせていただいておりますが、特に心の成長が未熟な世代においては、この「心(メンタル)」の部分がプレーに大きく影響します。

 

単に「メンタル」という言葉で片づけてしまうには、あまりにも雑な気がしますが…。

 

子どもの心はその時々で変化します。これまで、男子チームの指導経験しかない私ですが、子ども達の様子を観察する中で、この「心」の変化に気付けるように、注視してきたように思います。

 

男子は少し、いや大分と…女子とは違います。小学生の男の子は本当に、「メンタルが弱い」…そんな印象を持つ私です。笑笑

 

その心が乱れると…プレーも乱れる。単純な構図であって、実にわかり易い…のだが。

 

電池(体力)が切れると、本来のパフォーマンスが発揮できないのと同じように、心が乱れることもまた、パフォーマンスが低下します。

 

自分自身の性格や、特徴を理解していない世代がゆえ、その乱れた状況を瞬時に自身で修正することは難しいでしょう。大人でも難しいことなので…。

 

「落ち着け!」という言葉で簡単に落ち着けるなら…何度でも連呼しますがね。笑笑

 

ゲーム中、パニック(心が乱れた状態)になる子は少なからず現れます。

 

そういった子によく見られる行動が、目で常に“ボールを追っている”ということ。

 

…このような状態の子がパニックになり易い。

 

以前にも話をした「直接視野」と「間接視野」の話。

 

目で見て得た「情報」を頭で判断して、行動に移す…。

 

何気ない、この当たり前の行動を、コート上で激しい動きの中で瞬時のおこなうことは決して容易なことではなく、経験した者にしかわからないかもしれません。

 

高いレベルになればなるほど、この判断の速さと、正確さが求められます。

 

ボールを目で追う行動は、(動物的にも)ごく自然な行動であり、決して、おかしなものではないのですが、コート上で、その視点、その視野をどう使い分けるかによって、その子のプレーに大きく影響することを知っておかなくてはいけません。

 

結果、視野が狭いことや一点集中の状態によって、得られる情報量が少なくなり、おのずと判断材料が少ない中での「選択」を迫られる…そりゃ~、ミスも起これば、パニックにもなりますよね。

 

小学生にバスケを教えていて、指導者目線で、単純な体の動きや技術、そのことだけで、その子の「能力」を判断するのはどうなのでしょうか。

 

例えば、練習で、素晴らしい個人技をみせ、力強くドリブルをつき、迷わずシュートを決めることができる…でも、試合で起用すれば、全く別人のように、何もできなくなったり、空回りしたりといった子がいる…。そういった子をみて、指導者としてどう考えますか?

 

「気が弱い」「やる気がない」「練習不足」…あるいは「経験不足」とザックリで片づけるか。

 

どういった観点で、子どもの心理を推測し、判断することが正しいのか…。

 

実はその背景に、「目の使い方」がまだ上手くできないことで、情報が得られず、まさに「手探り状態」、「目隠し状態」でプレーしてはいないか。

 

そのことで…

自分のマッチアップ選手の存在が消え、狙うべき(または守るべき)ゴールが見えなくなる

→周りの仲間、敵の位置が把握できず、自分が立っている位置すらわからなくなる

→次の行動の判断がつかなくなり、その場で動けなくなる(フリーズ状態)

 <ここでいいか悪いか、発破をかけるベンチの声「何してる!」「ちゃんとやれ!」>

→パニック状態が加速し、更に視野が狭くなる。。。

→五感が狂いだし、周りの声すら耳に入らなくなる。。。

 <もう、ベンチの声は届きません…笑笑>

 

結果、自分が何をしているか、何をすればいいのかわからないまま、時が過ぎ、「自信」という大事な要素を失います。

 

…なんてことはないですか?

 

そういった緊張は、相手プレイヤーからのプレッシャーによるものなのか、それとも良かれと思って放ったチームや仲間からの声掛け、そのことでのプレッシャーなのか…。

 

視野が狭いことから始まる“緊張”をいかに緩和してやるか、そのためにも「周りを見て判断する訓練」を今のうちにさせてあげることが、彼ら、彼女らのパフォーマンスを最大限に引き出すための近道。

 

ゲーム中に、心(メンタル)が乱れ始める第一歩に、この視野が大きく影響していることを理解した上で、気持ちを落ち着かせるために「周りの様子を“落ち着かせて”観せる」ことが最善なのかもしれません。

 

パニックになって何もできなかった子に「罰」を与えるためにコートから降ろすことが最善の策なのか…。

 

それならば、そのままコートに立たせた中で、「周りを見る」ことに声かけをし、意識して見始めた際に「それでいい!」と背中を押す声をかけ、視野を広げる練習をさせてあげる方が、その子にとっては本来の力を発揮する可能性に近づくと思うのですが…ね。

 

そういう私は、緑内障で徐々に視野が減ってますけどね。。。泣

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

子ども達と向き合っていると、それぞれの子に豊かな個性があり、魅力がある。

 

単純に、バスケが上手いか、そうでないかで線引きをするのは、実に勿体ない。

 

周りを和ませるようなユーモアさを兼ね備えた子には、どこか大人も癒される。

 

とは言っても「バスケの指導者」、お笑い芸人を育てるための集まりではないので、やはりバスケの“いろは”を指導することを忘れてはならない。

 

感性豊かな子に、バスケの専門知識を教えると、途端に顔から笑顔が消える…。そう、感じることは得意だが、考えることは苦手な子がいるのです。

 

考えること…覚えること…は、受験勉強だけじゃなく、バスケでも必要なんです。

 

勉強は「頭を使う」…スポーツは「体を使う」…そんな昭和な発想はもう捨てた方がいい時代なんです。

 

現代スポーツには、科学的な要素や、勝利に導く哲学、そして数学的要素がふんだんに盛り込まれています。

 

※最近のメジャーリーグ、プロ野球は凄いです。打った打球の初速や飛距離、ピッチャーのボールの回転数から球種のパーセンテージ、外野に飛んだ打球の捕球率なんかまで数値化してますからね。「このボールを取れる確率は〇〇%」なんてね。

 

…大丈夫ですか?お母さん!…「うちの息子は馬鹿なんで、スポーツしか能がなく…」って笑っていたら、スポーツの世界でも先に進めなくなっちゃいますよ。笑笑

 

「勉強は何のためにするのか」…最近、チームの子ども達によく質問します。

 

「テストでいい点を獲るため」と答える子に、どう向き合いましょうか?笑笑

 

それこそ、いい点を獲ること“は目標”であって、“目的”ではないということ。ミニバスで言えば、全国や近畿大会に出場することが、「目標」なのか「目的」なのか…。

 

試合に勝利することも同じで…「何のために」が大切なんです。

 

今、バスケが楽しいと感じている子ども達。

 

「勉強嫌い」という抗体を持った状態で、「バスケは覚える(勉強する)ことが沢山ある」と言えば、それだけで拒絶反応を示してしまう子もいます。

 

「えー!俺無理。」

 

それで終わらせてはいけませんから、いかに好きなことの為に、興味を持って知識をつけていけるか…。そこが大切なんです。

 

知らないこと、興味があることを探求するために、勉強は必要であって、「ものの見方」「考え方」に広がりを作り、大好きなバスケやそれこそ人生を「楽しむ」ために…勉強することは無限にあり、その先の世界が広がるのです。

 

さてさて、彼らのバスケに対する興味は・・・どの程度なのかを、これからじっくり探りましょうかね。笑笑

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

ご報告を兼ねて…

 

先日、我が“大宝ミニバスケットボールクラブ男子”が、地域の放送局「びわこ放送」さんのアミンチュ・プロジェクトの撮影取材を受けました。

 

「フレフレアミンチュBBC」のテレビ放送にまもなく出ちゃいます。笑笑

 

実は、昨年度もプロジェクトの担当者の方からの撮影依頼があったのですが、私がウダウダしている間に時間が経っちゃって…結局、そのまま話が流れちゃって。。。育成会の皆さん、ほんとごめんなさい。

 

私の容姿がテレビに映っちゃうと…放送事故になり兼ねないのでね。笑笑

 

CMのように流れるものなので、限られた短い時間の中で、我が大宝の活動やPRを凝縮しなければいけません。

 

選手のコメントなども、プロジェクトの担当者様から、事前に「例」をあげた説明内容の書類をいただき、それに沿って、チームの言葉としてまとめていきました。

 

できれば、チームの子ども達、育成会の皆さんに全てお任せしたい私ですが…アドバイスを求められた以上は、真面目に考えて、保護者目線の意見も聞きながら、簡単にまとめて書き書き…。

 

結果、当日の撮影時に、プロジェクト担当者様のチェックが入り、あれよあれよと文書カット!笑笑

 

…はい、文書が長すぎたようです。。。笑笑

 

ダメですね…欲を出しちゃ!笑笑

言いたいこと、伝えたいことがあると…長くなっちゃう。。。歳のせいか、話も…文章も…長くなる。反省

 

その場で、校正していただいた文書を、大役を引き受けた子がカメラに向かって「テイク1」。

 

…嚙みます。笑笑

 

「テイク2」「テイク3」…そりゃ~緊張して噛みますわな。

 

何度か撮り直しして、ようやく「OK!」 

 

後は、オープニングとエンディングの集合シーンを撮影した後、チームの練習風景を撮影されました。

 

撮影に来られた担当者様から「5~6種類くらい、練習メニューをおこなってください」とのご要望だったので、いつもやってるメニューで子ども達に指示をして、撮影開始。

 

オモロイ…みんなガチガチやん!笑笑

 

最後にジュニアの子ども達が少しでも映るようにと、10人を超えるジュニア達全員をコートに立たせ、紅白ゲームをさせたのですが、これがまさに地獄絵図。

 

もうバスケじゃないです…ラグビー状態!

 

知らない方が放送をみたら…「大宝さんて、ラグビークラブ?」って誤解を招くかも。笑笑

 

“目立ちたいオーラ”全開で、ジュニア達の目が血走ってる!!!

 

頭から突っ込むは…パスなんかは投げんは…タックルしてボールは奪うは…コケ方は放送事故だは…笑笑

 

実は一番気合が入っていたのは、ジュニア達でしたね。笑笑

 

…放送局さんが、上手く編集していただいていることを、切に…切に…願います(+_+)

 

ま~、そんなこんなも、楽しい思い出の1ページに♪

 

さてさて、どんな風に仕上がって、放送されるのか。

 

YouTubeで先にアップされるようで、その後にテレビ放送…。

 

まもなく披露される映像を楽しみに、この子達との思い出を刻んでいこうと思います。

 

昨年度、9人の卒団生を送り出し、そしてまた、新たな入団者、新たな顔ぶれが加わり、本年度、24名の団員となっています。

 

一人でも多くの子に“バスケットボールの楽しさ”を伝えるべく…これからも老体に鞭を打ち、頑張って参ります♪

 

PS.

体験、入団希望者は随時、募集、受付けしておりますので、お気軽にお問合せください。

くれぐれも、ラグビークラブではないことだけは…お伝えしておきます。笑笑

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング

ミニバスケットボール(U12)というカテゴリーは非常に面白い。

 

未だ、日本バスケは「高校バスケ」がアマチュアでの花形であって、宮城の明成高校、京都の東山高校の男子決勝のゲームは、まさに戦略/戦術の醍醐味を観ることができた素晴らしいゲームでした。

 

この数十年で日本選手の層も厚くなり、外国籍の選手や、日本国籍のハーフ、クオーターの選手達が、日本の素晴らしい指導者のもと、献身的なプレーをする姿は、昔では想像もつかない光景です。

 

中学も高校も、3年間というスパンの中で、選手を育成されていますが、ミニバスとなると…長くて6年ほど付き合うこととなります。

 

6年…長いです。笑笑

 

ただ、この6年の間に、どれほど子どもは成長するか…これがほんと楽しく、そして面白い♪

 

特に小学生の中での面白い成長、変化には…「意識の向け先」が変わることです。

 

中学生、高校生、そして大学生ともなると、バスケットボールという競技を理解することも、自ら理解する力があるので、「バスケットが上手くなりたい!」とシンプルにバスケにのめり込んでくれることでしょう。

 

ただ、小学生のバスケを始めたばかりの子には、その意識は非常に低いのです。

 

何のためにバスケをするか…そこに大きな違いがあります。

 

私が思うに、大抵の子は「(自分を)誉めてほしい」「(自分を)観てほしい」「(自分を)かまってほしい」…など、自分自身に対する「なぜ(自分は)」はなく、周りに対して、自分の存在感を示すことに意識が向いていると思います。

 

最もわかり易い事象は、自分の親が喜んでいる姿を観て、何より喜び、悲しんでいる姿を観て、何より悲しみます。

 

言い換えれば、自分の親が喜んでいる姿を観たくて、頑張っている子がいるということ。

 

「何のために」の以前に、「誰のために」と…向いている視点、意識が違うということです。

 

この時期は是非、子ども達と一緒に、大人が、そして保護者が楽しむことが、結果、子どもの成長に繋がる“近道”だとお考えください。

 

我が子の成長度合いに焦っているお母さん、お父さん…その焦りがその子の“焦り”になっていることを…。

 

その焦りが、かえって「楽しむ」という成長のための一番の“栄養素”を失わせているということ。

 

私は思います…。ミニバスに最も必要なことは、いかに親が子どもと一緒に“楽しむ”か。

 

この時期、めいっぱい楽しんだ思い出は、彼ら、彼女らのその先のバスケライフの大きな肥しとなりますから。

 

ちなみに、小学生あるあるですが、「お世話になったコーチのために…」という言葉をよく耳にしますが…あれ、真に受けたらダメですよ。大人が言わせてますから…笑笑

 

正しくは「大好きなお母さん、お父さんのために…」が正解です。

 

ただ、競技者として、そして選手として巣立っていくには、この意識をいつまでも持ち続けていると、成長のための“伸びしろ”は小さくなっていきます。

 

そう、その先の成長の第二段階は…「自分に対して意識を向ける」ということが必要なのです。

 

この意識が切り替わる瞬間を、ミニバス(U12)世代では、多く観ることができます。

 

いわゆる“巣立ち”の瞬間です。

 

ここを巣立って初めて、選手としての第一歩を踏み出す…ミニバスとはそういうカテゴリーです。

 

「バスケが上手くなりたい」と本気で自分に問いかけ始めた子どもは…一気に姿を変えますので、お楽しみに♪

 

バスケットボールランキング

ミニバスケットボールランキング

小学生ランキング