短期ポートフォリオを持とう!【財布を分ける】

株式投資

外資系リーマンです。

最近では、普段行っている長期ポートフォリオとは別に、短期ポートフォリオを持つ必要があると考えています。

短期ポートフォリオとは何か?何のために?このあたりを考えていきたいと思います。

短期ポートフォリオとは何か?

そもそも、短期ポートフォリオとは何なのか?これは、長期ポートフォリオがバイ&ホールドといって、長期的な成長、配当を見越して、買ったら売らない株であるのに対して、

短期ポートフォリオは買って、利益が出たら売却し利益を獲得する。ポートフォリオの事です。

具体的に言うと、トレンドの中にあり、現時点で人気があり、注目されていて、短期的に利益をもたらしそうな株の事です。

私の場合、現時点では電気自動車メーカー『NIO』等がそれにあたります。

なぜ短期ポートフォリオを持つ必要があるのか

長期ポートフォリオは投資の核となる部分です。では、なぜ、これだけではいけないのか?

答えはシンプルで【リスク分散】のためです。

全ての投資家は今年のコロナウイルスショックによるサーキットブレーカーで痛い目にあったのは記憶に新しい事だと思います。

どんなに優良な企業、ETFでも天変地異や世界的な不況の影響を逃れる事が出来ません。

また、一部のセクターだけが凹んでいるのであれば問題ないのですが、全てのセクターがマイナスになるという事を私たちは経験しています。

超長期のポートフォリオだけを組み、まさに今お金が必要だと言うタイミング(定年や子供の教育費等)でコロナウイルスショックのようなことが起きていないとは言い切れないですね。

そこで、長期ポートフォリオに全資金を投入するのではなく、短期的なポートフォリオで細かく利益を確定させる必要があります。

私の考える短期ポートフォリオ

私が考える短期ポートフォリオの条件は下記の3つの条件を満たしているかどうかです。(あくまで私の判断です)

・人気があるセクター、企業であること(出来高が多い銘柄)

・短期的に利益をもたらせる可能性がある事

・現時点で完成していない企業

この3条件を満たす銘柄が、短期的に投資を行い利益をもらたす可能性がある銘柄になります。

たとえば、電気自動車メーカーNIOの場合

・人気ある ➡ SBI証券ADR売買ランキング1位

・短期的に利益をもたらせる可能性がある ➡ 前回の決算発表もプラス修正があり、バイデン大統領のニュースもあり追い風の状況

・現時点で完成していない企業 ➡ 10月販売台数約5,000台(中国国内全体は257万台とまだまだ成長余地がある)

と、全ての条件をクリアしていることから、グロース銘柄として短期的に利益をもたらす可能性を秘めています。

勿論、まだ世間に知られておらず、光る技術を持つ新興企業に投資することも一つでしょう。

しかし、この投資方法は、宝くじを買うような物で、その素晴らしい企業や技術が、いつ世間に知られるかどうかは運でしかありません。資金力に余裕のある投資家は、数%をこういった宝くじ銘柄探しにあててても良い(いわゆるファンドの投資方法ですね)

ですが、そうでない方は、既に人気が出てきて成長シナリオを自分で確信できるものに投資する方が賢明だと思います。

短期ポートフォリオの利益確定目途は流れを見る必要があります。(ご参考:私の短期投資方法)

短期ポートフォリオのため、必ず利益確定を行う必要があります。

未来永劫、この銘柄を持っていたいと思うのであれば、同じ銘柄であっても短期ポートフォリオ用の投資と長期ポートフォリオ用の投資を分ける必要があります。

短期ポートフォリオ投資の場合は購入時にある程度、どの位のラインで利確を行うのか決めておく必要があります。

利益は勿論伸びるだけ伸ばして、しかし損切りのラインはあらかじめ決めておくことが肝要です。

私の目安は20~30%利幅が取れたらその投資戦略は短期としては大当たりという形です。ここを超えるようなら、逆指値を入れても良いかもしれませんね。

3,4回成功すれば、ほぼ元本は2倍になりますね。

逆に10%以上マイナスなら、その投資は失敗です。傷口を広げる前に手じまいしましょう(7%を目安に損切りしてよいと思います。)

また、思ったほど上昇が見込めず、短期ポートフォリオで長々と資金拘束されてしまう場合は、自分の作戦は失敗だったと素直に損切りすべきでしょう。

短期ポートフォリオの方が圧倒的に難しい事を覚えておく。

ダラダラと、短期ポートフォリオの重要性を書いてみましたが、全ての方にはおすすめできないかもしれないと考えています。

なぜなら、短期ポートフォリオは全て自分で決断しないといけません。

そのため、バイ&ホールドをただ続けるだけの長期ポートフォリオよりも、圧倒的に難易度があがります。

いつ損を切るか?

いつ利益確定をするのか?

長期ポートフォリオで上記2つの事をぱっと答えられる人はあまりいません。

ほとんどの方がお金が必要になるまで置いておく。と答えるのではないでしょうか。

私もそうだと思います。

しかし、S&P500への投資の単純な利益が平均年間約5%と考えると、これを超えるパフォーマンスを上げたいと思うのであれば、必ず短期ポートフォリオは必要になってきます。

是非、こんな方法も一つあるなぁと考えてみていただければ幸いです。

※勿論投資は自己責任でお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました