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【シンボルツリーの定番】地植えした『オリーブ(ロシオーラ)』の2年間の驚異的な成長と開花!

 オリーブは,食用のオリーブの実が有名ですが,銀葉が美しく,丈夫で育てやすい庭木としても有名です。地中海原産ですが,日本の冬にも関東以南であれば楽々耐えることができ,初心者向けで育てやすいシンボルツリーの定番となっています。

 我が家ではシンボルツリーとして3年前の2017年からシマトネリコを育てています,が,1年後の2018年に我が家の第2シンボルツリーとして 『オリーブ』を地植えしました。最初は,枝のように細かったのが2年間で大きく成長して,驚くほど大きくなりました。今回は, そんな『オリーブ』の成長記録と開花について記事にしました。

 

基本情報

種類 常緑中低木
学名 Olea europaea
花色 白,黄白色
開花・実の収穫 5~6月/9月~2月
最大樹高/横張り 3.5m/2m(品種や剪定の仕方によります)
耐暑性/耐寒性 強/普通

オリーブの水やり

庭植えでは,地植え直後に水をやって以来,降雨のみで大丈夫です。

オリーブの肥料

 マグァンプKでもいいですが,オリーブであれば下記の一択です。3,9月に一回づつあげています。このおかげで,幹がものすごく太くなりました。

オリーブの成長記録

オリーブの品種

 我が家では,「ロシオーラ」という品種を買いました。葉は比較的濃い緑葉で,樹形もまとまり易い希少な品種のようです。幹の太さは1.5cm,高さは90cmくらいです。

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オリーブ ロシオーラ(2018/1)

 植えた場所

 園芸店で買ってきて,2週間くらい庭の環境に馴らした後,地植えしました。家では,西側花壇の一番南側の特等席で,10時~夕暮れまでずっと日のあたる場所です。下記記事の配置図で,西側花壇の「壇」の字があるところに植えています。

 日差しはかなり強めで1日中陽が当たりますが,地中海原産だけあって耐暑性はあり,調子が悪くなったことは一度もないです。

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2018年3月

  左端に植えたばかりのオリーブが映っていますが,まだ枝のようです。冬が終わったばかりの時期なので,購入して以降,ほとんど成長してなく樹高は90cmのままです。オリーブの右隣の2本のシルバーリーフはエレモフィラニベア,その右となりがシルバープリペットです。また,下側に植わっている6株は,アベリア(左の2株が「コンフェッティ」,右の4株が「ホープレイズ」)です。

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西側花壇に植えた直後のオリーブ ロシオーラ(2018/3)

2018年5月

 春終盤,気温も上がってきて少しずつ大きくなってきました。また葉付きもよくなっています。樹高は,後ろのフェンスと同じ1mくらいになりました。

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門扉近くのオリーブ 地植えして間もなく(2018/5)

 第2シンボルツリーということで,グランドカバーも植えています。次の写真で,左にあるマーガレットに似た花は「ローダンセマム」,その右下の白花が「スーパーアリッサム」です。そのさらに右隣にあるのが「ベロニカ・オックスフォードブルー」です。真夏に枯れてしまいましたが青いブルーの花を咲かせるくれる素敵なグランドカバーです。こちらの記事で紹介しています。

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オリーブの下草(グランドカバー)(2018年5月)

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オリーブ ロシオーラ(2018年5月)

2019年4月

 ほぼ1年が経ちました。前の写真と同じ構図の写真なので,成長が分かりやすいです。もともとフェンスと同じ高さ(1m)だったのが,1年間で門袖(1.5m)と同じ高さに成長しました。横張も1m弱くらいにはなっています(左にあるタイルが1枚30cmです)。

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オリーブ ロシオーラ(2019年4月)

2019年11月

 2年目の夏を越して,かなり大きくなりました。何度か剪定しているのですが,この大きさです。フェンスを優に越えて高さは2m程度あり,幹の太さも5cm程度と,見た目が明らかにごつくなってきています。今後は高さはこのくらいに抑えて,支柱もしていないので台風対策も考えて,幹を太くしていきたいと思います。(2019年の台風15,19号では,少し株が傾きました。その後,手で押して角度を戻しました。)

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門扉近くのオリーブ 2m以上に成長しています(2019/12)

2020年4月下旬(約2年)

  春になり枝が伸びてきて,さらに樹高が高くなりました。もはや写真に納まらなくなってきたので,角度を変えての写真です。測長したところ,樹高は2.5m,横張は1.5mもありました。植え付け時の間隔などの参考にしていただければと思います。

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 幹もとても太くなっています。測ると,幹の直径は5.5cmもありました。幹が太くなると,シンボルツリーとして迫力がでるだけではなくて,台風など強風時でも倒れずに安定感が出てくるのでうれしいです。

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2020年5月中旬

 初夏になりました。これまで何度か出てきてる構図ですが,1.5mの門袖をはるかに越えて大きくなり,もはや同じ構図の写真におさまらなくなってきました。

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別の角度からの写真です。フェンス(1m)の3倍近くの高さになってます。ちょっとワサワサし過ぎて剪定した方がいいですね。そろそろ手を伸ばして剪定できるギリギリの高さになってきました。。ちなみに,後ろに咲いている赤い花はオージープランツのカリステモン・ドーソンリバーです。

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  それと,ついに花が咲きました!小さな白い蕾をたくさんつけて,次々と開花しています。隣に植えてあるシルバープリペットの花にも似た雰囲気です。シルバープリペットの花は白色ですが,こちらは黄色がかった白です。

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 今後,花が受粉して9月頃にオリーブの実をつけてくれると思います。昨年は花も咲かず実もならなかったので,今年の秋が楽しみです!

2020年6月下旬

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オリーブ ロシオーラ(2020年6月下旬)

 少し剪定したのですが,成長の方が旺盛でさらに大きくなりました。近づいてみると,なんとはじめてオリーブの実が成り始めていました!実が黒く熟してきたらまた記事を更新したいと思います。

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オリーブ ロシオーラの結実(2020年6月下旬)

 

 追記(2021年5月):この後にオリーブ訪れた危機「オリーブアナアキゾウムシ」についてこちらの記事をご覧ください

www.papa-niwa.com

まとめ

 今回は,シンボルツリーの定番,オリーブ(品種:ロシオーラ)について記事にしてみました。はじめは枝のようだった樹姿が2年後には,幹径5cm以上,高さ2.5m以上と大きく立派に成長しました。オリーブをシンボルツリーに検討される方は多いと思いますので,庭づくりの参考になればと思います。