離婚調停で読まれる!主張書面の書き方とExcel・Word活用術。【モラハラ離婚調停体験記25】
離婚調停において、調停より前に主張書面を事前に用意して送付しておいた方がいいという話を以下の記事でお話しました。
www.morarikonhint-sumi11re.com
まずは、調停委員に読んでいただくことが大切です。
では、一体どんなことをどのように書けば読まれる書面になるのか実体験をもとにポイントをご紹介します。
書面の形式
Wordにてまとめて、A4用紙で提出しました。
弁護士や家裁に提出したとき、形式について、特に指示や指摘も受けなかったので、決まりきったものはないのだと感じました。
ネットでは事件番号や名前を書いたり、「陳述書」という題名をつけたりしているものもありますが、
私の場合、弁護士を通じて家裁に提出していたこともあり、「養育費について」等文章ごとに見出しはつけますが、形式にはこだわりませんでした。
モラハラは、数字を駆使し、厳選して訴える
モラハラを受けるのは、ほぼ毎日のことなので、すべてを調停で話すことは困難です。
モラハラは目に見えないハラスメントである以上、確固たる証拠もなかなかありません。
そこで、まず意識したいのが、「モラハラを知らない他人に理解してもらう書面にする」ということです。
実際、モラハラを理由に慰謝料を請求できた事例は少なく、調停委員にモラハラを理解してもらえる可能性は低いのが現状です。
それでも、以下の記事でご紹介したように訴えていくことをおすすめします。
www.morarikonhint-sumi11re.com
主に書くべきポイントは3つです。
経済的DVを行うモラハラ夫は多く、「生活費を渡さない」ことは、離婚理由として十分な理由に値します。
生活費として月◯万円支給されていたか、
自身のパート代等の収入をいくら補填していたか
内訳を棒グラフで示すとわかりやすいです。
妻を支配するため、妻の行動を制限するため、マイルールを設けるモラ夫は多いようです。
状況を文章化するよりも、表にした方が読んでもらえやすくなります。
例えば、↓このような感じです。
私の場合、マイルール30選を家裁に提出しました。
実際、表にするとなんでこんなに自分の行動を制限させられて、こんなことでそんなに怒る必要がある?ということばかりでした。
暴言についても、どんなとき、◯◯と言われたということを表にするとわかりやすいと思います。
これも、たくさんあると思いますが、羅列すると見る方も辛くなって、読み飛ばされてしまう可能性もあるので、
第三者(家族や友人)に聞いて「これは酷い!」と言われたものを厳選すると良いと思います。
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資料として見やすいExcel・Word活用術
先程の②の項目でご紹介したExcelの表を実際に資料として提出する場合の作り方をご紹介します。
普通に表を貼ると↓このように表が間延びした感じになりますが、
ご紹介するやり方で貼り付けすると、資料らしく見やすく、何よりスマートに見えます。
②表を選択し、コピー
③Wordの文書上に、図として貼り付け
貼り付けたい箇所に右クリック→上のようなオプションが出てくる→オプションの中の右から二番目の図として貼り付けるをクリック
養育費、婚姻費用、財産分与は、金額そのものを書く。
お金が関係してくる離婚条件については、
「◯万円でお願いします」
「財産分与については、申立人◯万円、相手方◯万円取得する」
と、はじめから金額を具体的に主張しましょう。
具体的な金額を最初から主張することで、払う払わないの問題より、払うことを前提とした話し合いに持ち込めます。
調停委員としても、離婚条件さえまとまれば調停成立できるので、申立人である妻の主張を明確に捉えることができます。
ポイントのまとめ
キャッチコピーのように、短くまとめられた文は目を惹きます。
どんなモラハラを受けたのか、日々繰り返されるものは一言でまとめられるものも多いはずです。
数字は、客観的に見られる指標です。
◯万円、◯選等、使えるところはどんどん使いましょう。
多くの人文章を目にする調停委員なので、視覚に訴える方法も使えます。
生活費→棒グラフ
財産分与→表
と、使い分けていきましょう。
調停委員に読まれる主張書面の作り方のポイントでした。
事前に読んでいただくことで、有利に運ぶこともあるはずです。
これから離婚調停をお考えの方、離婚調停真っ只中の方に、少しでも参考になれば幸いです。
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