モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

男鹿でヤマシャクヤク他の花見。(2020年5月28日)

2020年05月31日 | 男鹿半島5月

ヤマシャクヤク(の蕾)には秋田のあちこちの山で出会っているが、
そろそろ咲いているだろうと、二回目、或いは翌年に行くと消えていることが多い。

ランの仲間やシラネアオイの白花同様、いまだに山盗りの餌食になっているようだ。
一昨年の春、男鹿毛無山で藪こぎしてたら、久しぶりにヤマシャクヤクの蕾に出会った。
昨年は花が終わって実になったのを見つけた。

男鹿の山にはこの花がまだけっこう残っている。今年はいよいよ花の咲いている姿を見たいものだ。
先週(5月22日)、行ったところ、一個だけ開花し、他の蕾はパンパンになっていた。
これは数日後にまた来てみなきゃと思った。
天気はここしばらくあまり好くなかったが、5月28日に行ってみた。




鵜ノ崎海岸から毛無山を望むと、
山にはしっかり雲が懸かっているが、麓に近い場所なので、雨には遭わないだろうと向かってみる。



五社堂の石段を登り、最初に見たのはツチグリ。このキノコに会うのは久しぶりだ。

 

五社堂の上の登山道沿いには樹木の花が多かった。

ミツバウツギ(ミツバウツギ科)


以下、二種は「ウツギ」と付くが、アジサイ科ではなく、スイカズラ科。

ウゴツクバネウツギ


タニウツギ


これはカマツカ(バラ科)だろうか。



登山道を離れ、広葉樹林の中に入り込む。



ほどなくして、ヤマシャクヤクの開花株に遭遇。残念、花弁は閉じていた。



群生地に到着。

 


いずれも花弁は閉じたままだった。




それでも探していたら、蘂の見えるのが三個だけ有った。

 




シャクヤクの生育地周辺を藪こぎしてたら、ランの仲間が咲いていた。

コケイラン                                                                                                  キンラン(まだ咲き出したばかり)
 

エビネ                                                                                                       ミヤマカラマツ
 

あとランではないが、ミヤマカラマツはこの山では初見だった。来るたびに新しい花との出会いがある。
ここは不思議なお山だ。


イチヨウランは24日、太平山で会ったばかりだが、この山にも有る筈と目を凝らして歩いたら、

道端にいっぱい咲いていた。

イチヨウラン                                                                                         イチヨウラン
 


更に登ると、オオサクラソウ群生エリア。六月が間近だというのにまだ咲き残りが有った。






地味だが、他でなかなか見られない花二種。

ハクサンハタザオ                             ホソバノアマナ
 


山頂部は前回同様、霧に包まれていた。



厳密には毛無山ではなく、最高峰の本山の一部にムラサキヤシオの群生地(おそらく全国でも屈指?)がある。
前回の当番日(5月22日)にも咲いていたが、濃霧と雨で何も見えなかった。
今日もときおり濃霧に見舞われたが、霧の晴れ間を見てナントカ写すことが出来た。









男鹿三山は海に近いので夏場よく雲がかかっている。
そういう時、登ると山頂部は濃霧に包まれて涼しい。

低山なのに高山性とか珍しい植物が多いのは、この濃霧のせいだろうかと思ったりする。

明日(6月1日)、ブログのアップはお休みさせて頂きます。m(_ _)m


以上。



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