立里荒神社、参拝してみた【嬉しくもあり、寂しくもあり】 | 週刊じんぎかん〜神祇伯の神社放浪記〜

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ただの神社好きが参拝した神社の感想なんかを感情の赴くままに書いてます。あと長文です。
一応毎週日曜に更新しますがたまに長らく投稿しない時があります。なので「あ、更新してるわ見てやるか」な軽ーい気分で読んでください。
どうぞよろしくお願いします。

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おはようございます私です。
 
聞いてくださいな…
 
 
花澤香菜さんが結婚しました…
 
 
あ、私が最も好きな声優さんなんですがね。
 
 
先日ついに結婚してしまいましたゲッソリゲッソリ
 
いえ、結婚自体はとても嬉しいんです。
 
むしろなかなか結婚しないなぁと思ってたくらいなわけで。
 
 
しかし、結婚報告の文章を読んだ途端、
 
ガチで涙目になりました。
 
ここ最近よく声優さん結婚するのでそのたびにすげぇ嬉しかったんですが、
 
 
今回嬉しさだけでなく切なさも感じました。
 
ここでわたしはガチでこの人のファンだったと気づきましたねガーンガーン
 
 
 
 
とはいえガチファンなわけですから結婚したってこれからも応援しますけどね!!!!!!
 
 
おめでとうございます!!!!!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き
 
 
 
 
 
 
さて、そんな中紹介する神社はこちらビックリマークビックリマーク
 
 
 
立里荒神社
 
 
神社鎮座地:奈良県吉野郡野迫川村大字池津川
 
神社御祭神:誉田別命、火産霊神
 
神社旧社格:郷社
 
神社御朱印:あり
 
 
今回は愛宕神社や秋葉神社に並んで火や竃、台所の神様として信仰されている荒神さんです。
 
正式名称は荒神社ですが、他の荒神さんと区別するため上の社名で呼ばれています。
 
 
 
住所にもある通り、吉野郡といったら奈良の中でも特に和歌山よりの地域で、
 
 
鎮座地は紀伊半島のほぼ中心に位置するそうです。
 
 
そのためここまで上がってくるにはものすごい山路をくねりながら来なければなりません。
 
 
まず歩きでは無理でしょう。完全にハードハイキングです。
 
 
なのでこの駐車場からの景色がこんな感じに
 
 
 
 
ドドーーン!!!とどこまでも山が。
 
 
初夏の時期に来ましたから緑が眩しい。
 
 
 
 
一応山々の区分がありましたけども、
 
 
まったくどれがどれかなんてわからない。
 
 
ただ、どれも1000m越えでえらい高いってのはわかります。
 
 
 
 
この荒神社さんが鎮座する荒神岳も標高1260mとなかなかに高いです。
 
 
ちなみにこんなに高いところですが、
 
 
さっきの駐車場には土産屋と茶店があり、
 
 
少し上がったところには食堂があります。
 
 
新型コロナウイルスの影響がなければいつも通り営業していたでしょうね…
 
 
 
 
 
登り始めてすぐ左手にあるのは、授与所を兼ねた祈祷殿です。
 
 
ここは本社で直接祈祷を行うのではなく、
 
 
この祈祷殿で遥拝の形式で行われるようです。
 
 
 
さて、それでは登っていきましょう!!!!
 
 
頂上までの表参道はずっと木製の鳥居がたくさん並んでいます。
 
 
「奉納」と彫られていましたので、信者さんが建てたものと思われます。
 
 
ずらっと並ぶ鳥居となるとやはり、京都の伏見稲荷大社さんを彷彿とさせます。
 
 
少し違うところといえば、お稲荷さんは朱色の明神鳥居、
 
ここは木の身木のままの神明鳥居です。
 
 
よく考えれば、「神明」と「明神」って前後入れ替えただけですよね。
 
 
由来がちゃんとあるとは思いますが、安直過ぎる気がしなくもない…
 
 
 
 
 
もう1000m超えの山なので森が深い深い!
 
 
ぱっと見じゃ、鳥居が木のままなのも相まってなんか参道を外れても鳥居があるように見えてきます。
 
 
木の身木のままといえば、大嘗宮に使われていた木材の表面を全く削っていない、
 
 
本当に木のまま過ぎる鳥居がありましたね。 
 
 
あれは黒木鳥居と言われるもので、京都の野宮神社や、熊本の国造神社にありますが本当に数が少ないです。
 
 
一番手抜き原始的な鳥居として紹介されてます。
 
 
ある種でいえば、小さな祠の細木の簡易な鳥居も黒木鳥居と言えるんでしょうか。
 
 
 
 
もう少しで頂上というところで境内社が一棟あります。
 
 
摂社の五社神社で、天照皇大神、大山祇命、保食命、市杵島姫命、素盞雄命を祀ります。
 
 
それぞれが内宮、三島さん、外宮、厳島さん、祇園(氷川)さんという全国的に広がる神社ですね。
 
 
 
 
こちらが拝殿です。
 
 
ブレてしまってますね。すみません…
 
頂上まで来るとやはりその分とても涼しいです。
 
 
御祭神は誉田別命さまと、火産霊神さまです。
 
 
火産霊神さまを祀ることから、荒神さまは全国的に竈の神、台所の神様として、
 
 
秋葉神社、愛宕神社と並んで全国的に有名です。
 
 
 
ところで、荒神さまが有名な理由としては、
 
 
よく神社の神札に荒神さまがあることが多いのが理由だと思いますが、
 
 
摂末社やあるいは本宮で荒神さまを祀ってる神社はあまり見かけないのではないでしょうか。
 
 
 
実は元々荒神さまは瀬戸内を中心に広がる土着神なのです。
 
 
なので、山陽地方や四国の瀬戸内の方には、
 
 
荒神社が小さな祠でたくさんあります。
 
 
そもそも、本来は自然信仰を発生源とした神話に由来しない(特定の名前を持たない)神さまを荒神と呼び、
 
 
火の神さまとの関連も全くありませんでした。
 
 
そして後世に神仏習合で、仏法僧の三宝を守護する三宝荒神さまと同一視されます。
 
三宝荒神さまは不浄や災難を除去する神とされることから火に揶揄され、
 
 
火と竈の神さまとして信仰されるようになりました。
 
 
ここから、全国的に荒神さまが台所の守り神として広がっていきます。
 
 
 
 
そしてこの立里荒神社は、我らが讃岐が生んだ大賢人、弘法大師空海さんが、
 
 
高野山を開山する際に、伽藍繁昌密教守護のために三宝荒神を荒神岳に祀ったのが始まりとされています。
 
 
そのため、明治の神仏習合が廃されるまでは、宝積院という名前で、地蔵院末と鐘楼を備えていたといいます。
 
 
高野山と真言宗は歴史が物語る通りものすごく隆盛し、
 
それにともなって奥宮とされた当社も同じように篤く信仰されていたことで、
 
現代においての一社に数えられます。
 
 
 
 
 
社殿は展望台になっていて、四方を森の緑と空の青に二色で彩られています。
 
 
この方向が奈良盆地で橿原市とかがあるはずなんですが、
 
 
山で全く見えませんε-(´∀`; )
 
 
 
杉の木の一本は展望台を突き破るように生えています。
 
実際には写真のように木を避けて作られているわけですが。
 
 
山の中にある分、鎮守の杜の木は一つたりとも切らないという意志でしょうか。
 
 
そして、お参りしたので御朱印と守札を受けに下に戻ります。
 
 
 
 
 
なんかこの鳥居を潜るたびに別の世界へワープしているような気分になりますね。
 
 
ほらアニメで見るワープゲートの中ってこんな感じに繋がった光の輪を潜り抜けていく感じ?
 
 
まさにそんなイメージです。
 
 
どこか別の時代へ降り立ってしまいそうな、そんな雰囲気です。
 
 
 
 
 
途中には劣化のためか撤去された鳥居の跡があったり、
 
 
 
逆にここ最近できたかのような新材の鳥居もありました。
 
 
特に白木の鳥居のため、年月による表面の色の変化が顕著なので、
 
 
色合いがバラバラはところがあるのはとても見てて面白いです。
 
 
 
 
 
守札は台所を守護してくれるよう神札と、今年厄年なので厄除守を受けました。
 
この特殊な形の神札は剣札と呼ばれるもので、
 
 
当社の御神体がであることに因んでこの形になっています。
 
厄除守の方も、御神剣のミニチュア盤です。
 
 
荒神さんがこの剣札の形というのが一般的なのか、
 
 
私が学生時代に奉仕していた神社で頒布していた荒神さんもこの形でした。
 
 
 
あとがき

という感じでいかがだったでしょうか。
 
 
この立里荒神社さん、山の上にあるためここまで来るのがかなりの道のりですが、
 
 
こちらの神職さんが言っておられました。
 
 
「当社まで来られる道のりこそが修行である」と。
 
まさしくその通りで、その先に見える紀伊山地の山々の光景はとても素敵なものでしたびっくりびっくりびっくり
 
 
是非ですね、この梅雨が明けたあと、夏の期間中にまなさんも参拝してみてください。
 
 
それでは、これからご飯食べに行くのでここらで筆を置きたいと思います。
 
 
次回はもう一つの荒神さんを紹介しますよ!!!!!!
 
 
それでは、さよなら〜バイバイバイバイバイバイバイバイ
 
 
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