Netflixで視聴可能になったので、すずめの戸締まりを見ました。
実はもう、4回観ています。
やっぱり新海誠監督の世界観ってすごい。
何度観ても飽きない素晴らしさがあります。
すずめの動向もそれなりに良いのですが、猫好きなので猫のダイジンがとても気になります。
ダイジンは、後ろ戸の要石だった猫で、すずめがうっかり引き抜いて、もとの猫の姿になりました。
彼(彼女?)は、ずっと寒い要石の世界に閉じ込められていて、すずめによって猫の姿に戻してもらいました。
そして猫に戻ってすぐ、すずめに「うちの子になる?」と言われ、一気にすずめが好きになりました。
この言葉で、すずめも自分のことが好きなんだと思っていて、ライバルの草太に要石の権利?を押し付け、自分はすずめと仲良く暮らしたいと考えていましたが、すずめは草太のほうが大事で、ダイジンを排除しようとしたため、ダイジンは「ダイジンのことが好きじゃなかった」と、すずめの気持ちを斟酌し、今一度悲しい立場である要石に戻る決意をしたのです。
この映画の一番の要石は、目的を成し遂げるためには誰かの犠牲が伴う、ということなのかと思います。
平たい解説では、東日本大震災をからめた論説が成されていますが、自分はダイジンの犠牲が平和をもたらしたことに重きを置いています。
ダイジンはすずめの子になりたかった。
でも、すずめは草太の代わりに要石になってもいいと言った。
その言葉を聞いて、ダイジンは要石に戻ることを決めた。
4回観ましたが、4回泣きました。
ダイジン、いいヤツだよ。
大好き。