コロナ感染者を嗅ぎ分けられるコロナ探知犬

2020年5月16日土曜日

探知犬

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コロナ感染者を嗅ぎ分けられるコロナ探知犬



あなたはコロナ探知犬というのを知っていますか?
そもそもコロナって探知できるものなのか?って思いますよね。

そんな中、新型コロナウイルスが症状が出る前に患者の臭いを
検知することができる犬を訓練しようという動きがあります。


【どうやって探知するのか?】

メディカル・ディテクション・ドッグス
創設者兼最高責任者のクレア・ゲストさんは現在コロナウイルスに
感染した患者から安全に臭いを取るかというのを研究している
とのことです。

猫→猫でコロナウイルスが移ってしまうくらいなので
人から犬に移る危険性もあるため安易に患者とは接触できない
という難題があるようです。


そんな中どうやって検知するかというと
犬にコロナ感染者の臭いのサンプル(採種)を嗅がせてその後実際の患者
の臭いを嗅いでそのサンプルに近しい人を見つけ出す=コロナ患者
という判定をする方法を行うというもの。

しかもそれだけでなくこのコロナ探知犬は人の微妙な体温の変化
そして発熱しているかを検知できるそうです。

ただしこの理論だとコロナ探知犬がコロナに感染してしまう可能性を
孕んでいるのですぐに実践とはいかない様子。



【どれくらいの精度があるのか?】

今までの実績ではマラリア患者を高い確率で探知できていると
英ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院の疾病管理責任者は述べています
この実績からコロナウイルスであっても同様に高い探知能力を発揮するだろう
と述べています。



【どこの国がコロナ探知犬を訓練してるにか?】

訓練を行なっているのは
・慈善団体のメディカル・ディテクション・ドッグス
・英ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院
・イングランド北東部のダラム大学
この3箇所が協力してコロナ探知犬の訓練を行なっている様子

現在のヨーロッパにおけるパンデミックを受けてその収束のために
迅速にかつ診断を支援するという目的でコロナ探知犬を考えたようです。

約6週間で犬達の訓練をする準備を開始
この発表は4月27日ごろですので6月頃にはイギリスでは
コロナ探知犬が実際に診察の支援を行うことになります。

上記の団体ではこれまでに癌やパーキンソン病、細菌感染の病気を持った
患者を特定できる訓練をしてきたそうです。



【他の国では行われてないのか?】

実は日本ではすでに近しい存在の犬たちがいます
それが検疫探知犬というものです。

検疫探知犬は、ASF(アフリカ豚熱)、CSF(豚熱)、鳥インフルエンザ、口蹄疫などの
家畜の伝染病やミバエなどの植物の病害虫が日本へ侵入することを防ぐために空港などに
配備されている犬達です。

もう一つ病気に対してというと癌探知犬がそれに近いでしょう。
人間の100万倍〜1億倍の嗅覚を持っている犬なので
人間の尿から癌の要素が含まれる臭いを検知し癌であるかを検知します。

ただ日本は他国での成功例がないと余り動かないところが
あるので積極的に導入するのはまだ先になりそうです。

実際にコロナ探知犬というのが生まれるとしたら
イギリスの研究チームで行なっているのと同じように
癌探知犬の発展からコロナ探知犬が生まれることだと思われます。


このコロナ探知犬がうまくいけばコロナ探知犬1頭につき、1時間で250人を
探知していくことが可能になるとのことイギリスでは航空などの配備に
期待されているようです。

今後の犬達にこうご期待ですね。














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