子どもを傷つける大人たち | アダルトチルドレン専門  家系セラピー 芳賀正和のブログ

一般にアダルトチルドレン(以下AC)は

 

子供の頃からDVや言葉の暴力、ネグレク

 

ト、過保護を受けて育ち「自己肯定感の低

 

さ」、人に合わせすぎる「他人中心主義」

 

、普通の人と違っていると言う「疎外感」

 

を感じ、生きづらさを抱えています。

 



 

 

子どもを傷つける大人たち

 

 

ACやHSPの人たちは親に傷つけられ、

 

生きづらさを感じています。

 

側から見て毒親だとすぐに分かる場合もあ

 

れば、巧妙に子どもの生きる力を奪ってい

 

く毒親もいます。

 

親からDVや言葉の暴力、ネグレクト、過

 

保護などで生きる力を奪われた子どもは、

 

様々な心の病気や身体の病気になり、その

 

家族の中で「病人」扱いされるのです。

 

その「病人」となった子どもは「治療」

 

れ、その家族の元へ戻されます。

 

しかし、状況が変わっていないので「再発

 

して、また元の「病人」へと追いやられ

 

るのです。

 

「病人」とされる子どもはいくら治しても

 

良くなりません!

 

そもそも、親が子どもを「病人」にしてい

 

るのです。

 

 

 

本当に病んでいる人が

「患者」の他にいる

 

 

愛着モデルでは患者は患者ではない。本当

 

に病んでいて症状を引き起こす原因になっ

 

ている者が他に存在するのである。

 

医療少年院の少女の例で見られたように、

 

症状を呈している子どもをいくら診断し、

 

治療しようとしたところで、改善は難しい

 

。なぜかといえば症状の本当の原因が子ど

 

も本人にあるというより、子どもを育てて

 

きた環境や周囲の大人との関係の方にある

 

からである。

 

患者とされて連れてこられた子どもは二次

 

的に病気にさせられているのである。その

 

子どもから病気が始まっているというより

 

も、周囲との関係の中で症状を呈するよう

 

になっている。本当の原因は子どもを守る

 

どころかむしろ傷つけてきた周囲の環境や

 

大人との関係にある。

 

それゆえいくら子どもを治療しようと努力

 

しても、なんの効果もないところか、その

 

子にかかわる大人の気持ちや態度を変える

 

ことによって、子どもが劇的に変化すると

 

いうことが起きるのである。

 

つまり診断され治療されるべきは、子ども

 

よりもむしろ、子どもをそういう状態に追

 

い込んだ環境であり、周囲の大人との関係

 

なのである。

 

そして、その診断、治療において目安とな

 

り改善目標となるものが、不安定な周囲と

 

の関係の中で、何とか生き延びるために生

 

まれた「不安定な愛着」なのである。

 

光文社新書  愛着障害の克服

 

岡田尊司 著

 

 

 

家に帰ると再発

 

 

D子は両親とD子の三人暮らしです。父親


は厳しく、保護者というより「監視役」と


いう感じで母親とD子を見張っている感じ


でことあるごとにいちいち口を出すのです。


母親はそんな父親の愚痴をD子に言うのです



それに夕食の時はD子にとってあまり嬉れ


しくない時間でした。

 

父親がテレビを見ながら、すべての番組に


文句を言うのです。それを聞いているのが


苦痛でした。

 

その間、母親は何事もなかったように食事


をしているのでした。


そんな毎日を過ごしていました。

 

摂食障害の始まりは父親の一言から始まり


ました。D子が高校性になったとき、「お


前、最近太ったんじゃないか?胸もでかく


なりやがって!」嫌いな父親に言われたこ


の言葉がD子に何とも言えない気持ち悪さ


を与えたのです。それから食べることへの


嫌悪が始まり拒食が始まったのです。

 

身長160センチあるD子が体重30キロ


台になったとき、母親がおかしいと思い


心療内科に連れて行ったのです。

 

心療内科では入院を勧められD子はしぶし


ぶ入院し、体重が戻るまでの三か月はおと


なしく治療を受けていました。はじめは病


院を渋っていたD子でしたが、家にいるよ


り病院のほうが気持ちが楽で居心地が良か


ったのです。

 

退院した半年後、また、D子は同じ病院に


入院しました。今度は拒食ではななく、リ


ストカットで深くきりすぎてしまい気を失


ってしまったのです。

 

D子は家庭環境のゆがみの中でもがいてい


ました。

 

 

離れることも治療のひとつ

 

 

D子に必要なのは治療ではなく、温かい家庭


です。


D子が入院中、医師や看護師たちは両親にD


子の状態を説明し、D子を受け入れるような


態度で接するように教えました。

 

しかし、両親は変わりませんでした。

 

家庭に戻ったD子はまた、同じ生活を余儀


なくされたのです。

 

両親がD子を「受け入れる」ように接する


ようにすれば再入院はなかったばずです。

 

D子は退院後、カウンセリングを受けるよ


うに勧められ通い始めました。

 

両親以外に「安全基地」を作るためです。

 

次第にD子は落ち着きを取り戻し、拒食も


リストカットもしなくなりました。

 

父親とは相変わらずでしたが、母親とは笑


顔で話ができるようになり、次第に母親も


カウンセリングについて興味を持ち母親自


身もカウンセリングを受けるようになり、


D子の「安全基地」として機能すようにな


りました。

 

子どもにとって家庭は「安全基地」です。

 

家庭が「安全基地」ではない場合、別に


安全基地」を作り、その状況から離れるの


も、その子を守るためには必要なことです。

 

「受け入れてもらえる安心」が子どもには


必要です。

 

大人になってもなんかしらの心の問題を抱


えていた場合はカウンセリングをお勧めい


ます。


「安全基地」を作るためです。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

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こころのナビゲーター芳賀正和です。