一般にアダルトチルドレン(以下AC)は
子供の頃からDVや言葉の暴力、ネグレク
ト、過保護を受けて育ち「自己肯定感の低
さ」、人に合わせすぎる「他人中心主義」
、普通の人と違っていると言う「疎外感」
を感じ、生きづらさを抱えています。
死にたい衝動
親から虐待や自分の存在を否定されて育っ
たACの人は、死にたい衝動に駆られると
きがあります。
子どもにとって、親は絶対的な存在で親か
らの愛情をもらいたくて、暴力やひどい扱
いを受けても、親に尽くそうとします。
でも、暴力やひどい扱いをされすぎると、
子どもの心は壊れていき、自分自身で自己
否定し、親が大切にしない自分は、この世
にいなくてもいい存在だと思い込み、自分
の存在を消したいと思うようになってくる
のです。
親がそんな扱いをするのは「自分が悪い」
存在だからだと思い込むのです。
少しでも油断すると頭の中で、「お前は悪
いやつだ!死んじゃえ!」という言葉がリ
フレインし、心が苦しくなってくるのです
。
もしくは、言葉にならない絶望が心の中で
闇のように広がり、死にたい衝動が沸き起
こるのです。
死にたいと思う気持ちを克服
するためには
死にたいという強い衝動にとらわれた人の
多くは、親から本当に愛されなかった人だ
。
死にたいという人の心の中には、お前なん
か死ねと自分に言い続けるもう一人の自分
がいる。
死にたいと思うのは、親に愛されない、認
められない自分なんか無価値だと思うから
だ。
〜中略〜
親にさんざん傷つけられた挙げ句、なぜ、
子どもが死なねばならないのだろう。
それは、心のどこかで、まだ自分が悪い子
だと思っているからだ。
しかし、それは、そう思い込まされている
だけではないのか。
親が注ぎこんだ思い込みに支配されている
だけではないのか。
死にたい気持ちを克服するということは、
親がかけた呪いを打ち破るということにほ
かならない。
親の支配から自由になるということ。親に
愛されたいのに愛してもらえない自分を、
ダメなやつだと思い込むのを止めるという
こと。
親のかけた呪いを解いたとき、死にたい気
持ちもなくなっている。
ポプラ新書 母という病
岡田尊司 著
絶望に負けて
A男は私のクライアントではありません。
もう、30年前に自殺をしました。
小学生の時の同級生で二人兄弟の長男で、
その兄弟は町の問題児でした。
彼らの父親は、あちら側の人で、背中に入
墨があり、家族を暴力という恐怖で支配し
ていました。
母親はDVで殴られるのは日常で、左目は
失明していました。
A男たちも殴られながら生活していました
。
二人とも高校には行かず、父親の組に入り
生活をしていました。
そんな中、次男が18才の時亡くなったの
です。死因は急性薬物中毒でした。
家族の心の痛みが和らいだとき、A男の側
で支えてくれた女性がいました。
A男はその女性と結婚しようと、両親に紹
介したのです。
が、父親に反対され、A男は絶望し、自宅
で首を吊ったのです。そのとき、A男は2
1才でした。
A男の自殺で、また、家族に暗い影が落ち
たのです。
そして、その半年後、父親は身体の異変で
病院に行って検査をしたところ、進行性の
胃がんと肝臓がんが見つかり半年持たずに
亡くなったのです。
親の呪いを解く
A男は何故、自殺をしたのでしょう?
子どもの頃から父親は、その家族にとって
絶対的君臨者で家族、全員に暴力で支配し
、心を支配したのです。
誰も、この父親に逆らえないようにしてき
たのです。
A男はもうすでに亡くなっています。
彼とは話ができないので、憶測になります
。
A男の兄弟とも、死に向かうギリギリのと
ころで生きていたのです。
父親から暴力を受け、自分たちを否定する
ようなことばかりされてきました。
そんな生と死の間をギリギリ生きてきて、
最後に父親からの結婚の反対によって、な
んとか保っていた、生きるということが、
絶望に変わってしまったのです。
死への衝動がある人は、親から受けた心の
傷でギリギリを保って生きています。
バランスが崩れるといつ、あちら側に行く
かわからないのです。
親の呪いを解きましょう!
親の呪いを解くことで、死への衝動が収ま
るのです。
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アダルトチルドレン専門
「家族の無意識」を見える化するセラピーで
親との“愛”を再び繋げて
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家系セラピープログラム
こころのナビゲーター芳賀正和です。