感情を失うAC | アダルトチルドレン専門  家系セラピー 芳賀正和のブログ

 一般にアダルトチルドレン(以下AC)

 

は子供の頃からDVや言葉の暴力、ネグレ

 

クト、過保護を受けて育ち「自己肯定感の

 

低さ」、人に合わせすぎる「他人中心主義

 

、普通の人と違っていると言う「疎外感

 

を感じ、生きづらさを抱えています。

 




感情を失うAC



 DVや言葉の暴力などで人生をからめ取


られたACの人は、そのDVや言葉の暴力


の辛さが耐えきれず、心を閉ざしてしまっ


て、感情が動かなくなり、自分のニーズが


分からなくなってしまう人がいます。


 自分は何をしたいのか?自分は何を求め


ているのか?本当の自分の望んでいること


が分からないのです。ただ、今、目の前に


あるのは、誰かからの「認められる」こと


だけを求めて、周囲の人たちのニーズに必


死に応えるだけになってしまうのです。


 暴力だけでなく、過保護な家庭に育った


人も、親のニーズに応えるために、親の期


待通りの「良い子」でいようとして、親か


ら認められることだけが、その人の生きが


いになり、自分の求めていることや望みが


分からなくなってくるのです。


 どちらも、自分のニーズが分からず、他


人のニーズを満たすことで、自分を認めら


れようとするので、自分が嫌なことでも、


自分の感情を抑えて、怒りや悲しみを見よ


うとはしなくなり、それらの感情を感じな


くなり、身体的な病気として現れることが


よくあります。


 例えば、怒りは胃潰瘍や胃炎などの痛み


となって現れ、悲しみは、何事もないのに


涙となって現れるのです。心を閉ざした結


果、無意識に別の形で現れるのです。



 

内なる欠落を補うために



 自分自身に対する違和感は、ほかにもさ


まざまな仕方で現れる。自分の欲望や喜び


、満足感といった感覚がわからなくなる


感情症(アレキシサイミア)も、その一つ


である。


 太宰は小学生なころから、失感情症にも


苦しめられていたようだ。たとえば、太宰


は、『人間失格』のならで、主人公にこう


語らせている。


 「自分には『空腹』という感覚がどんな


ものだか、さっぱりわからなかったのです


。へんな言いかたですが、おなかが空いて


いても、自分でそれに気がつかないのです



 こうしたことが起きてしまうのは、安全


基地をもたず、自分の欲求や感覚のりも、


周囲への気づかいの方に全神経を注ぎ込み


、空腹を満たすという本能的な喜びにさえ


気持ちを注ぐことができないからである。


 失感情症は、他人と喜びや悲しみを共有


することの困難にも通じる。共感したくて


も、そのれを実感できないから、共感しよ


うかわないのである。不安定で確かなもの


がない感覚のなかで、愛着障害の人が拠り


所とするのは、演じるということであり、


それによって、ぽっかり空いたバツの悪い


間を埋めようとするのである。



光文社新書 愛着障害 岡田尊司 著



心の痛みが身体の痛みに



 A美は慢性的な、腹痛と、夕方、突然、


何もないのに涙が止まらないことで、カウ


ンセリングに訪れたのです。


 A美は、父親からの言葉の暴力と、母親


との共依存で、父親が罵声を始めると、母


親はいつもA美を頼るようになり、小学校


高学年くらいから母親をかばうことで、こ 


の三人のバランスが保たれてきたのです。


 A美が中学生の頃には、この異常な生活


が慣れすぎて「家庭はこころ休まる場所で


はない」ことが普通になり、感情が凍りつ


いたままで、自分が何をしたいのか、どう


なりたいのかが分からなくなっていたので


す、ただ、夕方になると涙があふれ、父親


の帰ってくる時間が迫ってくると、胃のあ


たりがキリキリと痛くなってくるのでした



 そんな生活を大学卒業まで続け、就職を


期に、家を出たのですが、就職してからも


、夕方になると涙があふれ、プレゼンなど


の前日には、眠れないほど胃がキリキリと


痛み、仕事に支障をきたすようになり、そ


れでカウンセリングを受けに訪れたのです




感情を解放する



 A美は子どもの頃からの父親の言葉の暴


力を耐え、我慢を重ねてきました。辛いこ


とを子どものときから体験し、そのときの


辛さを耐えられるようにするため、A美は


感情を麻痺させてきたのです。感情を麻痺


させることで、その家族の中で生き延びて 


きたのです。


 ただ感情を麻痺させると、感情の働きが


鈍くなり、自分の本当にしたいことや望ん


でいることに反応しなくなるのです。その


ため、自分のワクワクした喜びの感情も抑


えこんでしまうため、先の未来への希望が


なくなるのです。


 そして、抑えこんだ感情はだんだんと、


身体を蝕んでいくのです。原因不明の病気


の場合、抑えこんだ感情が、身体を通して


現れるのです。


 A美は、自分の辛かったときの感情を、


吐き出すことで、抑えこんだ感情を認めて


解放したところ、徐々に、自分らしさを取


り戻しているのです。


 もし、あなたが、夕方、何もしていない


のに、涙が自然と流れるのでしたら、それ


は、あなた自身が抑えこんだ感情が何かを


訴えるために流れているのです。


 その感情を解放してあげましょう!


 あなたの未来のために!


 


 

 

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