遠慮するAC | アダルトチルドレン専門  家系セラピー 芳賀正和のブログ

 一般にアダルトチルドレン(以下AC)

 

は子供の頃からDVや言葉の暴力、ネグレ

 

クト、過保護を受けて育ち「自己肯定感の

 

低さ」、人に合わせすぎる「他人中心主義

 

、普通の人と違っていると言う「疎外感

 

を感じ、生きづらさを抱えています。

 




遠慮するAC



 ACの人は、自分が本当にやりたいこと


や望んでいることをできずにモヤモヤして


います。人はやりたいことや望んでいるこ


とをして、それができたり、手に入れられ


たり、達成できたとき、これほど楽しく、


嬉しいことはありません。しかし、ACの


人はやりたいことや望んでいることをせず


に、後で後悔することばかりです。


 その理由は、親の洗脳によって、自分の


やりたいことや望んでいることは手に入ら


ないと教えられてしまい、努力しなくても


簡単に手に入るものやことしか選ばなくな


るのです。


 子どもにとって一番欲しいとのは、両親


「愛」なのです。特に赤ちゃんの頃は、


母親の愛を欲しくて、泣いたり、笑ったり


して、母親の関心を引きます。しかし、こ


こでACの人を作る母親は、その子の一番


欲しいものを与えないのです。子どもは母


親の「愛」を欲しくて、次第に母親の望む


子どもになろうとするのです。一番欲しい


もののために、自分を犠牲にし、一番欲し


「愛」を得ようとするのです。


 ACの人は、自分の一番欲しいもの、例


え、どんな親の「愛」でも子どもは欲しが


ります。しかし、どゆなに手に入れるには


最大の努力をしても、毒親は子どもに「愛


を与えません。そして、子どもは親から


「愛」は手に入いらないと理解するので


す。だから、だんだん、努力をしなくても


手に入るものを選ぶようになり、一番欲し


いものではなく、二番目、三番目のものを


選ぶようになり、未練を残しながら、本当


に欲しいものを諦めるのです。




一番やりたいことができ

ない!



 なぜ、わざわざ第三希望を実行するので


しょうか。


 その背景には、自分が不幸であることを


認めようとしない母親の存在があります。


 母親が、ああ自分の結婚は失敗だったな


ぁと感じても、失敗したことを認めようと


しない場合です。夫選びを間違えてしまっ


た自分をどうしても認めたくないのです。


 失敗を認めることは、自分が不幸である


ことを認めることであり、同時に、自分の


判断、つまり夫選びを間違えたことを認め


ることでもあるからです。結婚相手を選ぶ


とあう一世一代の大決断を否定することは


自分自身を否定することですから、とても


惨めな気持ちになります。自分の感性が間


違いだったことを認めるのは、女性にとっ


ては全否定にちかいのです。


       〜中略〜


 本心と反対の行動をするようになります


、心のどこかでは自分が不幸であることを


認めているために、意識の表面では否定に


走るのです。「自分は不幸ではない」と思


いこませるのです。たとえば、「うちの父


ちゃん(夫)はいい人だ」と、わざと子ど


もに向かって言ったりするのです。でも、


本心ではありません。そう言わないと惨め


になってしまうからです。本音とは正反対


のことを言うようになるのです。


        〜中略〜


 こういう人が不幸を感じなくなる特効薬


が一つあります。


 それは、「娘よりもマシ」と感じること


です。身近にいる娘を見て、自分はこの子


よりマシ、だから、自分は不幸ではない、


という理論を作り上げるのです。娘よりも


自分の方が幸福である、と感じている間は


、自分の不幸を認めずに済むからです。


        〜中略〜



 そのため、自分だけ幸福になることは罪


であると感じます。幸福になることを遠慮


する体質になってしまうのです。それが自


分の母親に対する愛情だと自画自賛するの


です。



新潮社 なぜ「白雪姫」は毒リンゴを食べ


たのか  岩月謙司 著




好きな人を選ばない理由



 Y子は、いつも自分の本当にやりたいこ


とや望んでいることを選ばす、二番目、三


番目を選び後悔するのです。


 その原因は、子どもの頃から母親に自分


の気に入った、洋服や欲しいものをねだっ


ても、母親は必ず「それはY子に似合わな


から、こっちにしなさい」「それと似たよ


うなのがあるからそっちにしなさい」と言


われ、不満を抱いていたのです。でも、そ


の頃は、ただモヤモヤしてムスッとしてい

 

ると、母親が「買ってあげたからいいでし


ょう。むくれているともう、何も買わない


からね!」と叱られたことが無意識に入り


Y子の無意識には、「本当に気に入ったも


のや欲しいものは手に入らない」と刻まれ


たのです。


 彼氏もそうです。前の彼氏のとき、Y子


はとっても好きな人を選び、母親に紹介し


たら、母親が猛反対をして、泣く泣く彼氏


と別れたのです。それから、Y子は彼氏を


選ぶ基準が「自分」てはなく「母親が気に


いるか」で選ぶようになったのです。何人


か付き合ったのですが、母親の気に入りそ


うな彼氏を選んだのですが、正直、Y子の


好みの顔やセンスではなく、あまり、好き


ではなかったのです。


 母親に新しい彼氏を紹介したら、彼が帰


った後に、母親はY子に「あの彼だったら


Y子に似合いだね。あんたも歳が歳なんだ


から彼と結婚しなさい」と言ったのです。


 その言葉にY子はハッとして、その彼と


お別れしたのです。


 母親はY子を洗脳して一番欲しいものや


したいことをさせないようにしていたので


す。



望むものを手にするには



 Y子は、新しい彼と別れた後、カウンセ


リングにやってきたのです。自分の不幸に


なるように行動を選んでいることが、本当


に嫌になったのです。


 初めに、自分のことを良く理解すること


から初め、自分を認められるように、自己


肯定感を上げ、思考パターンを変えていく


ように援助したのです。


 そして、最終的には、母親からの洗脳を


解くことが大切になります。Y子は母親か


らの洗脳を受け、多くのことに犠牲を払っ


てきました。早くY子が母親から自立する


ことが、自分の人生を生きていくことにな


るのです。

 



 

 

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