アメリカでは、セルフのガソリンスタンドがほとんどです。今回は「QuikTrip」というガソリンスタンド(Gas station)を例に、給油方法についてレポートしてみます。
QuikTripというガソリンスタンド
今回、立ち寄ったのは「QuikTrip」というガソリンスタンドです。この赤に白抜きの「QT」の文字が目印。この「QuikTrip Corporation」は1958年に設立され、アメリカ11の州で800以上の店舗があります。このお店は、オクラホマ州(Oklahoma)出身の創設者が、セブンイレブンにあこがれて地元にコンビニを作ったのが始まりです。1971年からガソリンスタンドも併設するようになったということで、「QuikTrip」はコンビニが充実しています。コンビニの様子についてはこちら。
給油方法
給油方法は基本的には日本と同じです。給油の基本は3ステップ。
- お支払方法選択
- ガソリンの種類選択
- 給油
以下、写真付きで詳しく解説していきます。
まずは、空いているレーンに駐車してエンジンを切ります。このガソリンスタンドは10レーンもありました。
こちらが給油マシーンの様子。いたってシンプル。
はじめに、支払うカード(クレジットカード)をスキャンします。画面には「Swipe Payment Card Or Prepay Cashier」と表示されています。
クレジットカードを挿入すると、「ZIP CODE」の入力(アメリカの郵便番号5桁)を求められます。そこで、数字のボタン×5桁 → ENTERボタンを押します。日本のクレジットカードや現金で支払いたい場合は、併設のコンビニの店員さんに声をかけに行きます。
ZIP CODEの入力が完了して、クレジットカードを抜いたら、次にガソリンの種類を選びます。(種類についてはのちほど説明) 今回はレギュラーガソリンを入れたいので、青色の「Unleaded」のボタンを押します。
ガソリンの種類を選択したら、ノズルを給油口に差し込み、給油開始。ずっと自分でにぎっていなくても、引き金にロックがかかります。好きな給油量でロックを解除する、もしくは満タンになればカチッと勝手に給油は止まります。これで給油完了です。
給油中は、モニターで給油量と値段をチェックできます。この場合、上の段が金額($40.0)で、下の段が給油量(18.788ガロン)です。ちなみに1ガロンは約3.8リットル。ややこしいアメリカの体積単位についてはこちらの記事をどうぞ。
最後に、レシートの有無を選択します。レシートが欲しい場合は「OK」ボタンを押します。そしてレシートが出てきたら、受け取って終了です。
ガソリンスタンドには、だいたい洗車用のモップ、紙タオル、ゴミ箱などが置いてあります。またタイヤに空気を入れられるマシーンもあります。ちなみにQuikTripは、空気入れが無料です。
給油の手順(詳細バージョン)
写真で説明した、細かい給油の手順をまとめてみました。
1.駐車してエンジンを切る
2.クレジットカードを挿入
3.ZIP CODE(郵便番号)を入力
4.クレジットカードを抜く
5.ガソリンの種類を選ぶ
6.給油する
7.レシートの有無を選択
日本でよく見る「静電気除去パット」をアメリカでは見たことがないので、静電気には注意した方が良さそうです。
アメリカのガソリンの種類
日本のガソリンスタンドでは「レギュラー」「ハイオク」「軽油(ディーゼル)」という3種類を見かけますが、アメリカではオクタン価が数字で表されています。
この写真の場合・・・
・レギュラーガソリンは「87」
「Regular」だけでなく「Unleaded」とも表示されます。
・ハイオクガソリンは「89」
「Plus」や「Super」と表示されます。
・ハイオクよりも良いプレミアムガソリンは「93」
「Premiun」や「Supereme」と表示されます。
場所によってディーゼル(diesel)の選択肢もありますが、別レーンに分かれている場合も多いです。
ちなみにこちらは、別のガソリンスタンドのボタンの写真。「Unleaded」ではなく「Regular」(レギュラー)と書いてありますが、オクタン価の数字は同じく「87」です。(ちぎれてるけど)
ガソリンが安い※
アメリカは日本よりガソリンが安いです。大きな看板にその日の値段が書いてあります。2020年当時はレギュラーガソリンが、1ガロンあたり$1.879。(1ガロンが約3.8リットルなので、1リットルあたり約53円。)2022年では$3以上に値上がりしている状況です。
ガロンがぴんとこないので、まとめた記事はこちら。
まとめ
アメリカのセルフのガソリンスタンドはクレジットカードがあれば楽ちんです。ガロンに見慣れていなかったときは、リットルと勘違いしてしまい、全然ガソリンが入らない!?と焦った時もありましたがすぐに慣れることが出来ました。ほとんどのガソリンスタンドにはコンビニが付いているので、運転中の休憩にはもってこいですね。
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