この記事の内容は、様々な資料をもとに書かれています。

 

内容の中には一部ないしは全体を通して、資料に基づく偏見や誤りがある可能性があります。また、筆者自身による偏見や誤りがある可能性も当然否定できません。

 

できる限り公平かつ事実に基づいて記事を書きたいと考えていますが、この点を踏まえていただけましたら幸いです。

 

今回は動画で見る歴史シリーズです。第12回は内陸アジアです。

 

 

 

 

はじめに

 

今回は南アジアに続き、内陸アジアに焦点を当てたいと思います。コーカサス地方はアジアに含めずにヨーロッパと考えるのが一般的かもしれませんが、ここでは内陸アジアと一緒に紹介します。

 

Ollie Bye : Khanates

 

The Khanates of Asia: Every Year
2017/05/20
Ollie Bye

 

 

1300年のモンゴル帝国のジョチ・ウルス(キプチャク・ハン国)を中心とした地域、南にはイル・ハン国、東にはチャガタイ・ハン国がある。ジョチ・ウルスが滅亡した後に、ロシアが東に領土を拡大し、更にインド方面へ南下、キヴァ、コーカンド、ブハラ、トルクメニスタンを征服していく。動画はそのあたりで終了しますが、この後の1917年のロシア革命でロシア帝国が滅亡します。

 

ジョチ・ウルスはチンギス・ハンの長男ジョチの息子バトゥを祖とする政権、チャガタイ・ハン国はチンギス・ハンの次男チャガタイが立てた政権、イル・ハン国はチンギス・ハンの四男トルイの息子フレゲが立てた政権。

 

Ollie Bye : Central Asia

 

The History of Central Asia: Every Year
2017/08/07
Ollie Bye

 

 

紀元前209年からモンゴル帝国がこの地域全域を支配する1244年まで、前の動画よりやや東よりの地域、タクラマカン砂漠、シルクロード、草原の道を含む地域。中国の西北地域の月氏が後にインドのクシャーナ朝に繋がっていくなど、個人的にはロマンあふれる地域です。

 

トルコ系、モンゴル系民族を中心にウイグル系やキルギス系、匈奴や鮮卑など様々な遊牧民族が東西を移動し遊牧国家を形成しています。今まで見てきた、ヨーロッパや中東などと比べても、まったく異質な歴史のように感じます。

 

Ollie Bye : Himalayas

 

The History of the Himalayas: Every Year
2017/06/18
Ollie Bye

 

 

主に西暦600年から現在までのチベットを中心とした地域。チベット仏教はモンゴルに及ぼした影響も大きいですが、ヒマラヤの高地にある国家ということですので、おそらく北部の遊牧民族とも、東部の漢民族、南部のインド人とも全く異なる国家形態ではなかったのかと想像します。

 

日本との仏教の宗派の違いなど興味深い所が多くあります。

 

Khey Pard : Caucasus

 

The History of the Caucasus : Every Year
2019/07/28
Khey Pard

 

 

紀元前1000年から現在までのコーカサス地方です。中東とロシアを隔てた地域で、現在も比較的小さな国家が集まっています。歴史的にも多くの小国が形成されており、帝国主義の時代を除けば、大国の影響を受けながらも独立を保っていることが多かったようです。

 

現在のディープステートの起源が、7世紀にコーカサスより北の地域に広く広がっていたハザール王国だという説がよく語られます。

 

アシュケナジーが改宗したユダヤ人であり、本当のユダヤ人ではないというものです。

 

実際にハザール王国では支配者層を中心にユダヤ教に改宗したと言われており、イベリア半島ルートでヨーロッパに流入してきたスファラディのユダヤ人との違いなど、興味深い点は非常に多くあります。

 

まとめ

 

シルクロードや草原の道を通じて東西にトルコ系民族やモンゴル系民族が移動し、遊牧国家を形成してる点など、ヨーロッパおよびシナ大陸にも非常に大きな影響を与えており、あまり世間的には取り上げられる機会は多くはありませんが、歴史的には非常に興味深い点が多い地域だと思います。

 

さいごの一言

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご感想などありましたら、気軽にコメントください。

 

 

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