性によって生を感じる。【性の劇薬】を観て性を語りまくってみた(注:R18、ネタバレ)

映画

本記事は性的な内容を含みます(同性同士の)。また、軽く本編についてのネタバレもあります。

 

あんた 今 最高に生きてるよ

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性の劇薬のあらすじ

完璧な人生から転落し、酔った勢いで飛び降り自殺をはかったエリートサラリーマン。謎の男に助けられるが、それは恐ろしい監禁調教生活のはじまりだった。

Netflix引用

 

登場人物

桂木かつらぎまこと演:渡邊将

両親、彼女、仕事を失い自殺を図ろうとしたところを引き留めた余田に気絶させられ、謎の地下室へ連れていかれる。目を覚ますと全裸でベッドに拘束されていた。突然の状況に困惑する桂木の元へ無表情の余田が近づく。ビニール手袋をはめ、ローションの蓋を開けながら…。

余田よでん龍二りゅうじ(演:北代高士

桂木の自殺を引き留めた謎の男性。どこかの地下室へ彼を監禁し凌辱の限りを尽くす。その目的は一体…?

 

軽いネタバレ

凄く過激な表現をバンバン使っているので、18歳未満の方や性的表現、同性同士の行為が苦手な方は読まないことをおすすめします。BANされたらどうしよ。。。

会社では評価され、社内恋愛の彼女もおり、両親に日ごろの感謝をこめ夫婦旅行をプレゼントする。そんな普通よりも少しだけ充実した、いわゆる『リア充』に属している桂木。何もかもが順調だった。しかし人生が狂いだしたのは、自分がプレゼントした旅行の帰りに両親が事故死したことからだった。自分が空港まで迎えに行く予定だったのにうっかり失念しており、彼女との時間を楽しんでいたのだ。その後連絡が入り急いで病院へ駆けつけるも既に両親は息を引き取った後だった。「自分のせいだ」と己を責め、会社を無断欠勤し続け、彼女も離れて行ってしまった。全てを同時になくした桂木は意を決し、ビルの屋上を目指して階段を登っていった。

ビルの屋上で謎の男、余田に引き留められ「その命 俺によこせ」と気を失わされた桂木。目が覚めるとどこかの地下室のベッドに全裸で拘束されていた。突然の状況に困惑していると余田が手袋をはめ、ローション片手ににじり寄ってくる。その後の展開を察し必死に威嚇するも成す術はない。エネマグラを挿入されて「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」と連呼するも「あんた 今 最高に生きているよ」と行為は止まらない。

そのまま気絶するように眠ってしまった桂木。目の前にいるのは元気な両親。しかし無情にもそれは夢であった。目が覚めぼんやりとした頭で「…夢?」と呟くも低い男の声で「夢じゃないんだなぁ」と聞こえた。仰向けだった体制は眠っている間に余田によってうつ伏せへと変えられていた。余田は桂木の下腹部に再びローションを塗りたくると今度は器具を挿入しだした。器具を激しく動かされ、口では抵抗していても身体は反応してしまい、とうとう果ててしまった。

目覚めると桂木は風呂場で膝をつくように拘束されていた。両腕は天井から繋がれ上がりきり、両足は思い切り開くように。風呂では余田により顔と下腹部を剃毛され、何度も強制的に果てされられた。それからというもの過激な器具を用いて毎日強制的な快楽は繰り返された。それでも男としての性が服従を抵抗した。

ある日訳の分からない毎日に嫌気がさした桂木は、鏡を割りその破片で余田を殺そうと待ち構えていた。それに気づいた余田は桂木の手を取り、自分の首元へ誘導するが刺されることはなかった。「全てをなくしたから死にたいんだ」「答えになっていないな」のやり取りの後、余田に一本の電話が入り、机上に毒薬を置くと彼はすぐさま部屋を出ていった。彼は救急外科医だったのだ。運び込まれた患者は手術前に「生きたい」と願ったが、結局それは叶わなかった。茫然自失の中、桂木のいる部屋へ戻ると彼は生きていた。「毒、飲まなかったのか?」の問いに「お前のせいでこんな体にされた」と怒る桂木。余田の中に強い感情がこみ上げ、桂木を押し倒した。今までは器具を使っていたが、今回は余田自身が中に入ってきた。一方的な行為により余田はを感じていた。

次の日目を覚ますと拘束具が外され桂木は自由になっていた。服を着て階段を登り出口へ向かうとそこは両親が最期を迎えた病院だった。エレベーターの前で白衣姿の余田と再会するも彼は屋上行きのエレベーターに乗ってしまった。慌てて桂木も屋上へ向う。そこで両親の最期について「誰のせいでもなかった」と慰められ、2人で食事へ向かった。久々のまともな食事をむさぼるように取り込んでいく桂木と自分の分も差し出す余田。食事のあと2人は桂木の両親の眠る墓地へ向かった。そこで余田は自らの過去を語り出した。

続きはNetfilixで「性の劇薬」で検索してね。

原作もいいぞ~コレ。

 

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BBAのゆる感想

「ブログネタ無いからNetflix観たろー」

「取り合えず1位の作品検索するか」

_人人人人人人_

> 性の劇薬 <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

恐ろしい監禁調教生活のはじまり』とか説明されてたらそれは観ますよね。1位だし笑

最初から地下室のベッドに繋がれた男性が「変態変態変態変態!!やめろぉぉ…」って感じでぶっ飛ばしていくので、ちょっとビックリしました。「Netflixこんなに過激なの配信していいの?」って。

でもやっぱり夜のお供用ではなく映像作品として造られているので見やすかったですし、ストーリーの骨組みもしっかりしていました。過激なだけの作品ではないことは確かです。

大まかに色分けしてみたのですが、所謂「監禁調教凌辱BL」要素が一番強かったのは、緑色の【繰り返される快楽】のフェーズですね。めっちゃウィンウィン鳴ってるしすっごい振動してるし、俳優さんたち、本当に凄いと思いました。私はいつもスマートフォンでNetflixを見ているのですが、時々暗転すると酷い顔した自分が映るのがガン萎えポイントですね。シンジくんにこんな時どんな顔すればいいか教えてもらいたいです。隣で「最低だ、俺って…」ってなってそうだけど。

こういった一方的に行われる過激な行為って気分の高揚はしますが、同時に可哀想という感情も出てくるので、ただの「エロい映像」といった感想止まりなんですよね。ただのエロい映像を見ている自分の顔が地下室の闇に乗じて浮かぶたび、私は何とも言えない気持ちになりました。

しかしこのモヤモヤは最終フェーズのための布石に過ぎなかったのです。ポケモンのソーラービームと一緒ですね。1ターン目で溜めて2ターン目でぶっぱなす。FOOOOO~♪ヌオー爆☆殺!

ゾムビット
ゾムビット

ポケモンの例えはよく分からないので止めた方がいいですよ。

紫色の【自由】フェーズの後に『せっかく桂木君も心開いてきたのにこのままお墓でアッサリお別れするの物足りないな。監督、薄味はやめてくれよな~頼むよ~』と思っていたら監督は視聴者の気持ちを汲んでくれているのか、物足りる終わり方をしてくださいました。ディレクターは神。D is GOD。

物足りる終わりを観た後は、正直精神状態が正常に戻るまでに3時間要しました。

それだけ一方的な気持ちをぶつけるだけのエロい行為よりも、お互い心を開いた状態で行われる愛のある行為というのは破壊力があるのだなと改めて思いました。

紫色のその先を知って3時間悶絶したい方はぜひこちらから「性の劇薬」で検索して、どうぞ。

 

真面目な感想

BLというジャンルとしてカテゴライズされている本作ですが、そんなニッチなジャンルではなく性描写のある恋愛ものとしてしまっても良いのではないかと思います。

好きになったら性別は関係ないと思うので。最近LGBTの話題をよく見かけるようになりましたが、いつか『BL』や『百合』がジャンルとして独立しない、恋愛カテゴリーの中にそのまま存在することが当たり前みたいな世の中になると面白くなりそうですね。良い世来いよ。

ただ今回の映画は作りものだから恋愛ものとして楽しめましたが、これを現実世界の法の下で行うと捕まりますので絶対にやめましょう。準強制性交等罪になります。一方的な好意及び行為は恐怖以外の何物でもありません。

日本は性的なものを隠す傾向にあります。確かに必要以上にオープンにする必要はないと思います。下品なので。ですが、家庭といった小さなコミュニティではオープンにしてもいいのではないかと思います。それにより学校や友達との会話では補えない適切な性教育ができるのではないかと。親に相談しやすい環境作りとか。カナダにホームステイへ行ったとき、ステイ先のご両親が子供がいる前でべったりくっついてテレビを観ていたのは衝撃的な光景でした。自分の家では絶対にありえないことなので。夫婦生活を子供に対して明らかにすると虐待になりますが、このようにくっついてテレビを観たりなど両親の距離が近いのは真似したいなと思いました。私生粋の日本人だからめっちゃ恥ずかしいけど。

話が大分逸れましたが【性の劇薬】は観終わった後に「めっちゃエロくて良き良き尊い」といった一言で終わらせるのはもったいない作品だと思いました。また、人によっては「薄っぺらい」などの感想を持つ方もいると思いますが、作中で描かれなかった部分は想像力で補ったりするのも楽しみの一つだと考えているので、私は十分楽しめました。

上の方でチラッと触れただけでしたが、俳優の方々がとにかく演技が凄くて凄くて。この方たちのおかげでこの作品はここまで考えさせられるものに仕上がったと思います(あとは視聴者の需要を完全に理解している監督)。特に桂木誠役を演じられた渡邊将さん。177.5cmもの長身にも関わらずお相手の俳優さんが更に長身の方だったので、成す術なく従うしかない所謂「受け」の役を見事に演じ切っておられました。心は拒絶してても身体は反応し、最終的には心も落ちるさまはまさに必見です。

サイコじみた医師の余田龍二を好演したのは北代高士さん。181cmからなる身長で桂木を始終圧倒していました。あらゆる凌辱を繰り返す冷徹なサイコドクター、、、良い。

そして需要の分かる監督は城定秀夫さん。フィルモグラフィーを拝見したところ、なるほど分かるはずだ。

 

まとめ

柄にもなく長々と性について語ってしまいました。「ここはお前のblogじゃないぞ」みたいな内容を自分のblogに書いて やったぜ。

上に書き忘れてしまったのですが、本作は性描写以外にも睡眠や食事のシーンも印象的でした。生を貪欲に感じる一本です。

不純な気持ちで観始めた作品ではありますが、視聴後はカタルシスがありました。

あなたも魂の浄化を感じてみてはいかがでしょうか。

 

余談ですが8月に入ったことですし、ネット上で純愛ものの名作と名高い某4章の視聴にチャレンジしてみようかと思ったり思わなかったり、、、。

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