中小企業診断士としての独立に向く人、向かない人

2020年8月2日

目次

そもそも独立する人の傾向

そもそも、独立するのがいいのか、悪いのかという話はありますが、複数年、中小企業診断士として活動をしている中で、独立する人の傾向が見えてきました。地域性もあるとは思うので、あくまでも私がいる地域ではという限定付きですが。

若くて独立する人は営業畑やサービス業など外部の人と接する機会が多い人の割合が高いと思います。総務部や経理部といった部署で勤務している人が診断士資格取得を機に転職することは多いですが、独立という選択肢を選ばないんだと思います。

これは独立診断士というのが良くも悪くも組織になじむことができない人だからだと思います。他の士業の方々とは違い、99%の診断士は一度は会社や官庁に勤めているわけで、最初から独立という選択はしていなかったわけですし、最初から独立希望で会計事務所に勤める税理士さんなどとは違うわけです。

ですので、私自身は独立診断士というのは尊敬されるようなものではないと思っています。(自分自身が取っているからというところもありますが。)先生と呼ばないと怒る人がいるなどと聞くこともありますが、本当にそのスタンスは正しいのかと思うこともあります。

独立して成功する人の傾向

独立した診断士で成功している人は自分を偉いと思っていない人が多いように感じます。皆さん、非常に謙虚な方ばかりですし、新しいことに対して、学ぶ意識も非常に高いです。

仕事も早い方が多いです。メールの返信も朝・夜とも会ったりします。

あとは権威を振りかざしていないです。(診断士に振りかざす程の権威がないのも事実ですが。)

診断士バッチを付けていないことが多いです。(これはこれで問題なんだと思いますが。)

私が思っているのは独立した理由が「以前いた組織を窮屈」だと感じている人が多いということです。組織の中でも動いていて、色々と変えてしまうような人がどこかで窮屈と感じて、独立することを選んでいる方は能力も高く、成功されているように思います。

独立して失敗する人の傾向

独立して失敗している人は成功する人と逆ですね。一見すると丁寧で謙虚な感じはあるんですが、仕事では質問をせず、本質的には謙虚じゃなかったりする方が結構見られます。納期も遅かったりするので、知識はあっても仕事が向いていないと思われる場合もあります。

中小企業診断士に権威を感じていて、資格取得者というだけで仕事をもらえると感じているような感じを受けます。また、診断士バッチが黄色く光っているのがすごい目立ちます。

独立に向いているかチェック

独立に向いているかどうかを判断するための簡単な簡単チェックを作りました。

  • 転職を2回以上している。(出向は除く)
  • 結婚している。
  • 池上彰よりマツコ・デラックスの方が好き
  • 物事に執着することが少ない
  • 新しいところへの一人旅も楽しむことができる。
  • ITへ大体対応できる。
  • 話すよりも聞く方が好き。
  • 告白を2回以上している。
  • 飲食店は味よりもメニュー表の方が気になる。
  • 自分はついている人生だと感じている

上記10件の内8件以上当てはまったら独立向きかもしれません。でも、責任は取れません。


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中小企業診断士

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