11月28日に「飯田線 秘境駅ツアー」に参加してきました。
このツアーは、参加出来るのが長野県南信地区のかた限定30名とのこと。参加費1000円で弁当付きも魅力でしたが、応募開始間もなく定員になってしまうほど人気でした。
中井侍(なかいざむらい)-伊那小沢(いなこざわ)-鴬巣(うぐす)まで10kmあまりを秘境駅と周辺の風景を見て解説を聞きながら歩くツアーです。
天竜峡発9:14の中部天竜行に乗って中井侍駅には10:04に着きました。
コソッと地図をお借りしてどの辺りなのか説明しておきます。
真ん中に赤い□で囲まれた天竜峡と中井侍が見えます。中井侍は飯田線長野側の最終駅で、次の小和田からは静岡県に入ります。
飯田線この周辺は秘境駅の宝庫みたいになっています。
中井侍から細い道を登っていく途中にあった木道家屋。
まだ、車社会になる前に開業したお医者さん宅だったとこ。
昭和40年代までやっていたそうですが、今は住む方もうないそうです。
もう少し標高差100mを登り切ると天竜川の上流を望める場所に出ます。川の流れは緩やかになっていて、もう佐久間ダムの影響がでている場所です。
天龍村の定住促進を応援する若いお母さん方の手作り弁当「秋の天龍村御膳」をいただきました。
地元の食材で作られたお弁当はボリュームたっぷりで美味しかった。これから10km歩くのでここでの栄養補給は大事です。
中井侍は、お茶農家が11件あって、それぞれの農家で味が違うそうです。その1件のお茶を堪能しました。
ウォーキング途中には、お茶畑が広がります。
30分位歩くと伊那小沢の駅が遠くに見えてきました。
望遠で撮っているけど結構距離あるんだよね。
しかも、道はアップダウンありありだし、直線で繋がっている訳でもない。参加者の皆さんはこういうツアーに慣れっこなのかみんな平気で歩いてました。
伊那小沢へいく途中のトンネルの真上に通っている道から飯田線を見たところ。
そして下まで降りて鉄橋を逆に見上げるアングル。
レイアウトを作っている私にとって実物を上からも下からも観察できるので大変ありがたい場所ですな。
伊那小沢では、なんと列車交換をしていました。
日に10往復程度しか通らないこの区間で列車すれ違いを見られたのはラッキーでした。
鴬巣まであと1km位からみた天竜川の絶景!
実は、中井侍駅から歩いてきた行程が全部写っています。
天竜川が見えなくなる付近が中井侍駅ですが遠すぎて見えない。
真ん中の台地の茶畑も歩いて来ています。
もうちょっと拡大すると画像中心に白い建物がみえますね。ここが中井侍から100m登ってお弁当を食べた所。
その下に中井侍駅はありますが、まだワカラナイ?
超望遠で写すと分かりすね。駅名票が写っています。遠いなぁ。
鴬巣の駅近くにある梅の里会館に到着。
あとは、10分ほど歩けば鴬巣駅でそこから飯田線で帰りました。
・・・ってシメたかったんだけど、なんと飯田線不通情報
最初は、水窪-大嵐間で倒木があって復旧の見通しが立たないので、平岡からの折り返し運転を行うとのことでした。
こいつはヤバイと言うことで鴬巣からもう一つ先の平岡に行かねばならなくなりました。
主催者側は車でピストン輸送すると言う話。
しかし、みんな元気だね。もう一駅歩こう平岡までなら「たった」3.5kmって言って大部分の人が歩き出したんですね。
当然私達(奥さんと二人)も40分歩いて平岡まで到着したところ、倒木情報が増えていて、小和田-大嵐間でも不通と聞かされどれだけ待たされるかワカラナイ状態。
平岡駅には、反対方向へ向かう豊橋行きが停まったきりでそれが折り返す予定だったみたいだけど、どうやらそうでもない様子で天竜峡行きが50分ほど遅れて来るとのことでした。
平岡をでたのが17:10ころで通常なら天竜峡まで50分ほどかかるところを、停車時間などをガンガン詰めて35分で天竜峡に到着。
駒ヶ根、宮田、伊那方面に電車で帰る方は、すぐに岡谷行きに乗り換えました。
最後はハプニングありのツアーだったけど、秘境駅を歩き回る時にも通る道を裏道、人道、生活道を使って行くにはガイドなしでは不可能です。
これは面白かったですよ。25,000歩あるきましたけど。