子供だった頃【2】何が正解ですかっ!? | ノラとハナウタ

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自分の最強の味方は自分じゃない?
色トリドリの自分を楽しんで行こう!

『答えようがない』もしくは『答えたら怒るでしょ?』

子供の頃はそのふたつを握りしめて大人を見上げていた。
 
なぜこんな理不尽な事で叱られるんだろうって思ってた。
『そういう意味で言ってないよ、やってないよ』
って事を決めつけて怒り出す大人に為す術もなく、
(えーーーーっ!?どうして分からないんだろう)
と驚愕してフリーズしていた。
 
ある時、父が珍しく風邪を引いて寝込んでいた。
小学校から帰った私は、
(お父さん治ったかな、でも寝てるかな。寝てたら起こしちゃうかな)
そう思って子供部屋に行き、気になりながら、でも多分、大人から見たらぼんやりイスに座っているだけだっただろう。
 
母が部屋に入って来て(もう空気がビリビリと怒っていた)、
「一体なんなの?なんでお父さん大丈夫?って様子を見に行かないの?お父さんだって待ってるのに!冷たい子ね!」
と小声でまくしたてるように言って部屋を出て行った。
 
私からしたら、ツッコミどころ満載で、
(えーーーーーーーーーーーーーーっ!?)
だった。
 

しかも小声ってことは、
(父に聞こえないように教えてやったんだから、さっさと見舞いに行けって事だよね?)
とも気づいていた。

 

でもさ…、
寝てるところを起こされたくないでしょ?
寝てるかどうかそっと見に行くべきだった?
え?待ってる?どうして?
具合悪いのに私が行くのを待ってるの?
そんなに寂しいの?
え、寝てるかと思ってそっとしておいたら冷たいの?
アタシ、冷たい子なのーーーーっ???????

 

もう、大人、謎すぎる!

なんなんだーーーーー!

と心ではシャウトしているのだけど、円満解決を第一としている子供だったので父が寝ている部屋へ行き、

「起きてる?大丈夫?」

とそっと声を掛けた。

 

父がまんざらでもなさそうに、
「だいぶいいよ、大丈夫」
と言ったのを見て、まぁ母の言うことも間違いではなさそう…と納得したけど…。

その後がまた…。
 

母が得意げに、
「お父さん、喜んでたでしょ?すぐに行ってあげればよかったのよ!」
と。

ここで、
「私だったら起こされたくないから、ご飯とか起きるタイミングで声をかけようと思っていたのだけど…」

と説明できるかといえば、

『お見舞いにも行かない冷たい子』

という言葉のショックが大きくて、『言い返す』という行為にスイッチ出来ないの。

それに『言ったところで分かってもらえないだろう』という言い訳をくっつけて諦める。

すると、『ただしょんぼりしている子供』になり、今度はいつまでもクヨクヨしてないで!とか言い出されちゃったりして。
『大人、勝手すぎる!!!』
と思いつつ、どんな顔をしたらいいのだろうかと考えている。

多分、そういう態度全体が母親を苛立たせるのかもしれない。
『普通の子供』らしく思ったことをそのままハッキリ言えばいいのに!って。
 

でもこちらからしたら相手の感情が全て見えている様なものなので、「どう答えて欲しいの?」と質問したいくらいだった。

 

どうですか?HSCちゃん達。

もしくは元HSCちゃんだったHSPさん方。


あなたはどんな感じ?

 

ほ〜んと、空とか、川とか、自然の中で妄想ばかりしてたわ〜爆  笑
 
 

 


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