息子の日本脳炎の予防接種があり病院探し。
今まで行っていた小児科がなぜか閉鎖となったのでネットで探す。
駐車場有り、女医さんで優しい、受付の女性が感じよくテキパキ仕事しているなどなど、なかなか良さげなので決定。
到着すると入り口に『熱のある方の診察は出来ません』の看板…。
は?病院なのに熱がある人は診ないの?
熱が無いなら何しに病院に来るの?
誰が来るのーーー?
と思ったが、まさに自分たちの様に予防接種希望者か?と思い直し、ドアを開ける。
間髪入れずに受付の女性が
「今日はどうされました?」
と。
「予防接種希望で電話した者です」
と言うと脱いだ靴をそのままにして手を消毒し、消毒済みのスリッパを履けという。
消毒液の横にもでかでかと『熱のある方の診察は出来ません』と書いてあり、予防接種専門病院なのかしらと思う。
スリッパを履くともう、『早くおでこ出せ、熱を計らせろや感』で、ビニール越しに腕を伸ばして構える受付女子。
他にも患者さんがいたけど熱はお断りなので何しに来たのか聞きたかったが待合室が静まり返っていて何も言えず。
受付女子が診察室のドアを開けてくれて、入ってびっくり超高齢の女医さんがちんまりと椅子に座っている…。
若く見積もっても70代中盤以降に見えるのだが…医師に定年て無いんでしたっけ?
60とか65では無い、確実に。
なるほど…
熱のある人間など診察したら自分がヤバいのか…
と、静かに納得したが、別の心配が…。
この先生、注射打てるの?
任せて大丈夫なんだろうか…
こういう時って、断る?
断れないよね?
患者ってほんと、弱い立場よねー
いやー頼むから一発で決めてくれ…
と念じるも、
「痛く無いからねー
大丈夫よぉー」
とのんびりペースで語る女医。
大丈夫なんだろうか???
んー、とはいえプロだものね、慣れてるよね?
そうよ、仕事のプロってのはいくつになってもその技術は衰えないものね?
そうよね?
と自分を納得させる方向に持っていたのだが、なぜかその女医さんは注射器を持ち替えてスッと引いて空気入れてるじゃん…
いいの?
空気込みで注射するの?
それともいい頃合いで止められるの?
空気抜くよね?フツーはね?
なんでスッと引いたの?
空気押し出すのと間違ったの?
なんなのーーー?
いやーこういう時に、思ってることを全部口に出せる人間になりたいとつくづく思う。
子供に何かあったらとんでもない!
とは言うものの、相手はドクターですよ、プロですよ、止めていい事ないですよとも思う。
迷っている間に、サクッとさして注入してるし…。
「痛かったー?うーふーふー」
って、笑ってるけども、その「うーふーふー」って一言一句、いちいち間が長いのがもうアレですよ、こっちは「おばあちゃんあるあるじゃね?」とか思ってるわけですよ。
でも大山のぶ代さんのドラえもんは「うーふーふー」って笑ってたからおばあちゃんくくりは言い過ぎか?
でも大山のぶ代さんがうーふーふー言い出したのっておばあちゃんになってからかもしれんし…などと考える。
あー疲れた。
こういうの、ほんと疲れる…。
無事で良かった(←病院に来てるのに無事祈るってなに?)
なんで予防接種ごときでこんな疲れるんだろうと思いながら帰りましたよ。
子供の命がかかってるのにみすみす危険に晒した気がしてすごく心が痛い。
優しい女医さんだし、受付女子はテキパキと働いてた。
…にしてもだよ?
一言でいいから高齢の女医さんだけど注射は上手いとか、なんか具体的なオススメポイントが欲しかった!
実際、息子の耳を手術してくれたドクターも相当年配だけどとんでもない手術をサクッと完璧にしてくださったので年齢じゃないとは思うけど…思うけど!心の準備が欲しいのよ!
今日も元気な息子を見て、やれやれ影響はなかった様だと安堵した。
めでたし、めでたし…。