スマホやパソコンの普及に伴い、近年では「ブルーライトが目に悪い」といった情報を、よく耳にするようになりました。
私はパソコンを使うようになってかれこれ20年ほど経ちますが、これまでさほどブルーライトを気にしたことはありません。
しかしながら今年の8月からブログを始めて、10月からはWebライターのお仕事も少しさせてもらうようになり、パソコンの画面へ向かう時間が大幅に増えたことで、明らかに目の疲れを感じるようになりました。
そこで、『ブルーライトカットメガネ』なるものを買ってみようと思い立ったのです。
それに伴いブルーライトに関して気になる点を調べてみましたので、購入したブルーライトカットメガネの感想とともに、まとめていこうと思います。
そもそもブルーライトとは何なのか?
■ブルーライトは太陽光にも含まれている
ブルーライトとは紫外線に近い強いエネルギーを持った青い光のことで、太陽の光にも含まれています。
ブルーライトは液晶テレビ・パソコン・スマホ・ゲーム機などのLED画面から発せられますが、それらの画面から発せられるのは、太陽光によるブルーライト量の1000分の1以下なのだそうです。一般的な電化製品の中で一番ブルーライトの発生量が多いのは、スマホとのことでした。
■紫外線とブルーライトの違い
紫外線は目の奥までは届かず、水晶体に吸収されやすい性質を持っています。それに対してブルーライトは、水晶体で吸収されずに、目の奥にある網膜にまで届いてしまいます。紫外線とブルーライトの大きな違いは、光の届く範囲が違うということです。
ブルーライトは本当に目に悪いのか?
ブルーライトの悪影響について調べてみた結果、以下のような情報が出てきました。
●長時間ブルーライトを大量に浴びると悪い物質の分解機能が追い付かず、目の奥が傷つき、加齢黄斑変性という目の病気に繋がりやすい。治療せずに放置すると失明の危険性がある。
●目の奥に傷ができることで視力が低下する。
●ブルーライトは他の光よりもキラキラ明るく見える性質があるため、眼精疲労になりやすい。
●眼精疲労になることでドライアイにも繋がってしまう。
これらの情報は眼科医のかたがおっしゃっていたことなので、それなりの信憑性はあるのだと思いますが、米国眼科学会の発表においては、ブルーライトは睡眠の妨げにはなるが、目を傷めるという科学的根拠はないとされています。
どうやら医師や研究機関によって、意見に違いがあるようですね。
パソコンやスマホが普及するようになってからまだそこまで年月が経っていないため、ブルーライトに関する研究はまだ発展途上なのではないかと、個人的には感じました。
ブルーライトカットメガネを楽天で購入
ブルーライトによる目への悪影響がいかほどのものなのか??
確信を付く情報までには至りませんでしたが、パソコンを使う時間が増えたことで、目の疲れやドライアイがひどくなったことは、紛れもない事実です。
なんといいますか、光が目に沁みる感じがするんですよね。画面の明るさを一番暗くして使っているにも関わらず、長時間パソコンの画面を見ていると、光が目に沁みてくるのです。それに加えてドライアイがひどくなり、目薬をさす回数が増えました。
このままだと目の病気になったり視力が低下するのではないかと怖くなったため、ブルーライトカットメガネを購入することにしたのです。
メガネ屋さんが近くにないため通販で購入することにし、Amazonと楽天でいろいろな商品を見てまわりました。
いろいろな商品を見た中で、楽天の『Lore Life』というお店で、5冠を達成しているという人気の商品があったため、それを購入することに決めました。商品の品番は『f1907c-051BR』です。
この商品にしようと思った理由は、以下の通りです。
●ブルーライトカットメガネにしてはデザインがオシャレだったから
●ブルーライトカット率が最大で98%と書いてあったから(最大で98%だけど最小だと何%なの? という疑問は気づかなかったことにしておく)
●メガネの聖地とされる福井県鯖江市にある世界唯一の検査機関で、ブルーライトカット率の試験検査済みという安心感があったから
●お値段が2680円とお手頃だったから
こちらの『シクサズ』というメーカーの商品ととても迷ったのですが、『Lore Life』のほうがカット率が高かったことと、『世界唯一の検査機関でブルーライトカット率の試験検査済み』なのが決め手となり、『Lore Life』での購入を決めました。
2680円のブルーライトカットメガネの感想
楽天の『Lore Life』というショップで注文し、三日後には届きました。安っぽい感じが漂っているメガネケースではありますが、いちおうケースとメガネクロスがついてきます。
メガネを正面から見るとこんな感じです。
写真で見るとレンズが透明に見えると思いますが、実際にかけるとうっすら茶色がかって見えます。レンズ越しのキーボードの部分が、他の部分よりもうっすら茶色がかっているのが、おわかりいただけるでしょうか。
このような感じで本来の画面の色に薄い茶色のフィルターをかけたように見えますので、それにより「見づらい」と感じる人はいるかもしれません。
私はこの程度の茶色具合なら許容範囲ですが、デザイナーなどのように色彩感覚を重要とするお仕事をなさっているかたは、クリアタイプのレンズを選んだほうがいいかもしれません。ただクリアタイプのレンズですと、ブルーライトのカット率はやや低くなるようです。
このメガネをかけるようになって約一ヶ月が経過し、今では痛くなることはありませんが、最初の2週間ほどは、かけて一時間もすると耳の後ろのあたりに痛みを感じていました。
左右のつるの部分を持ち、やさしくそっと広げるように動かしてみたりしたので、それによって少し締め付けが緩和されたのかも?! と勝手に思っています。
サイズ感としては、ジャストサイズとまではいきませんが、けっこうしっくりきています。私の顔の横幅はごく一般的なサイズなので、平均的な顔の大きさの女性には、合うのではないかと思われます。
ただ以前にひどくほこりっぽい職場に勤めていたことがあり、その際にほこり除けとして伊達メガネをメガネ屋さんで作ってもらったことがありますが、それと比べるとかけ心地はやはり劣ります。メガネ屋さんでは、自分の顔の形状に合わせて微調整してくれますからね。『かけ心地』にこだわるかたは、面倒でもメガネ屋さんで作ってもらうのが最善といえるでしょう。
そして肝心のブルーライトのカット効果についてですが、ブルーライトは目に見えないため、どの程度カットしてくれているのか正確なところまではわかりませんが、かけていなかったころと比べると、目の状態はよくなっています。
以前はパソコンの画面を見始めて3時間以上経過したあたりから、目が乾いてゴロゴロしてきたり、光が目に沁みて涙が出ることもあったのですが、メガネをかけるようになってからは、そういった不快な症状がかなり緩和されています。(パソコン画面の照度は一番暗くしてあります)
あくまでも私の所感にはなりますが、眼精疲労とドライアイに関しては効果を感じているので、このメガネを購入してよかったです!
ブルーライトカットメガネに関するまとめ
ブルーライトが目を傷めるといった科学的根拠はないとする研究機関もありますが、「目を傷める」や「加齢黄斑変性になりやすくなる」などの意見を述べている医師がいることも事実です。
ブルーライトカットメガネの必要性についても諸説ありますが、私はメガネをかけるようになってから、眼精疲労やドライアイが和らぎました。特に、『光が目に沁みる』という現象が和らいだことで、目への負担が軽くなっていることを実感しています。
メガネをかけることでのデメリットは、画面がうっすら茶色く見えることくらいだし、かけ始めのころに感じていた耳の後の痛みも今ではないので、これからもこのメガネを使い続けていきます。視力低下や目の病気になってしまうと厄介ですからね。
2,680円で目の健康が守れると思えば安いもの。
大事に使って最低でも10年は使いたいな~!w
それでは今日はこのへんで。コノハでした。