書くって…いいよね。

文字って…いいよね。

手帳に書く「記号」と「色」を考える【多色・3色ペン・手帳術】

みなさんこんにちは。

今日は、手帳を書くときの「色」や「記号」のお話です。

 

手帳って書き込む量がわりと多いと思うんですが・・・

というかわたしは多いんですが。

 

こういうとき、頻繁に出てくることを記号で書いたり、内容によってを使い分けたりしますよね?

 

この「記号」や「色」、みなさんちゃんと使いこなせていますか?

 

ちょっとなんかしっくりこない・・・

 

そんなときはこの記事をぜひ参考にしてください。

今日の記事はめっちゃ頭使いました()

 

f:id:dailywriting:20200901133506j:plain

 

 

文化と記号とその色と

まずちょっと前提のお話から。

 

人間は住んでいる文化や背景から、直感的に

 

「これはこういう意味だ」と思い込んでいる

 

ことがたくさんあります。

 

たとえば、「お湯」とも「水」とも書かれていない蛇口
そのてっぺんに「青色のシール」が貼られていたとします。

 

このとき、あなたはこの蛇口から「お湯」と「水」、どっちが出てくると思いますか?

 

たいはんの方が「水」というと思います。


でもべつにこれ、法律で決まっているわけではないですし、蛇口を作っている企業間で統一されているわけでもありません。
まぁ事実上統一されてるんですけど、明文化されていない、という意味で。

 

 

 

他にも例えば、信号が「青色」だったら?

歩きますし車を進ませますよね。

 

 


こういう風に、わたしたちはわたしたちの考える「あたりまえ」を持っています。

 


「でもそれって世界共通じゃね?日本だけじゃなくね?」と思った方。

 

 

 

いいですよ~!じゃあちょっと、外国と日本では「とらえ方」が違う例を見てみましょう。

 

 

 

日本で、例えばあなたは今中学生です。

定期テストを受けて、答案がかえってきました。

 

そこに、このような記号がありました。



さて、この問題は正解不正解

 


日本ではこの記号、だいたいが「間違っている=誤答」のときに記されます。

 

 

 

一方アメリカ、イギリスなどの諸外国(ほかにもあると思いますが)はこの記号を

 

正解の記号

 

としてとらえています。

 

 


証拠としてこちら。


任天堂からニンテンドースイッチで発売中の「脳を鍛える大人のNintendo Switchレーニング」のCMです。

正解、不正解のマークに注目してご覧ください。

 

 


まずは日本版


脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング 紹介映像

 

 

 

 


そして海外版


Dr Kawashima's Brain Training for Nintendo Switch - Launch trailer

 

 

 


どうですか?海外版は正解のときに✔マークをつけてるでしょ?

 

 

 

これが、文化的な背景によって、人は記号や色の意味を「なんとなくこれはこうだ」と決めつけているという証拠です。

 

 


ここで手帳に書く記号の話にもどります。

 

この「きっちりと明文化されていないけど、なんとなくこうだろう」に反するルールは、

 

脳が反射的に拒否します。

 

逆に、「なんとなく」のルールをしっかりと認識し、則っているルールは

 

脳がスムーズに受け入れる=きちんと機能する

 

という風にも言えると思います。

 

 

 

 

 

手帳に落とし込むと?

ここまでで前提意識のお話を読んでいただいたので、じゃあ手帳のルールに落とし込むにはどうすればいいか、を考えていきましょう。

 

 


さっきは記号の話をしましたが、次は「色」のお話です。

 

 


わたしは以前、自分の手帳には原則「黒(か万年筆のブルーブラック)」でしか書き込まない、と書きました。

 

daily-writing.hatenadiary.com

 

 

 

 

これはわたしの脳内の話なんですが、わたしにとって

 

ペンの色は「黒」「青」「赤」

 

なんです。最大でもね。

 

もしも日ごろからオレンジとか緑、むらさきとかを使っている方は、脳内の「ペンの色」が違うかもしれません。

 


ちょっと今回は、みなさんの脳内はわかりかねるので・・・

「わたしの前提」で話をしますね!

 

 

 

たとえばわたしの場合、

 

  • 基本、普段使いは or ブルーブラック
  • 間違えたところは
  • ただしいところは

 

という前提があります。

 

間違えたところ=修正しないといけないところ重要 ですし、
ただしいところ=これで大丈夫なところ決定事項 なんです。

 

わたしのなかでは。

 

 

また、話はちょっと記号に戻りますが、正しいものはですし、間違ったものは×です。

 

 


何度も言いますが、この「自分のなかのなんとなくルール」に沿ったルールでないとわけがわからなくなり、手帳に書き込まなくなります。

 


まずはあなたの中の「色や記号のなんとなくルール」を見つけてください。

 

 

 


つぎに記号の話ですが・・・

よく言う手帳術だと、いろんなものの「略語」を作って書こう!みたいなのありますよね。

 

 


これも、自分のなかの前提と異なるものを使ってしまうと本当に逆効果です。

 

 

 

たとえば、またわたくし事ですが・・・

 

いろんな本や記事で、
会議 → MTG
って略してますよね?

 

 

 


わたしもこの書き方にだいぶ慣れてはきたんですが・・・

 

わたしの中では
MTG = Magic: the Gathering
っていうカードゲームなんですよ・・・・・・

 

いやたぶんわかってもらえないでしょうけど。

mtg-jp.com

 

 

 

 

もっとほかの例だと、もしかすると例えば


グループマスター(グループ長)=GM

 

と略すかもしれません。

 

 

でもわたしにとってのGMは(もうお分かりかもしれませんが)


Game Master(ゲームマスター)GM

 

なんですよ・・・・・・・・・・

 

 

 

こういう、「なんとなくルール」とバッティングしている記号や略語絶対にやめましょう。

脳が混乱します。

 

 

 

まとめると、手帳で略語や記号を使うときは

  • 自分のなかで別のものを思い浮かべる単語(略語)は避ける
  • 使っていてほかの単語と結びついてしまった略語は変える
  • できるだけ「略語・記号」と「意味」が1:1でつながるようにする

 

というのが大切だと思っています。

 

 

極論ですが、

 

☆を「会議」という意味に割り当てるとバグります。

 

 

いやほら、☆って重要事項なイメージあるじゃないですか。

そういうことです。

 

 

ちなみに海外だと*が重要事項のマークです。

海外の方のツイッターとか見てると、

 

「This is ***absolutely*** correct」(これは絶対に、絶対に正しい)

 

みたいに強調の意味で使われています。

 

 

 

 

 

まとめ

本日は、「手帳に書く記号と色の話」でした。

 

 

手帳は日々すぐに書き込む、というムーブが必要なものなので、どうしても「走り書き」をしがちです。

 

そして効率化の行きつく先として記号や色での区分けが考えられるわけですが・・・

 

 

わたし個人としては、手帳は脳のリソースを極力あけるための「外部装置」です。

その外部装置を使うために脳のリソースを割く、というのはなんとも本末転倒な気がしたので記事にしてみました。

 

 

もっともっと、脳に楽をさせるために手帳を使っていきましょう!!

 

 

 

ということで本日はこのへんで。

 

おしまい。