和歌山でお魚屋さんになったフレンチ料理人

 

キュイジニエ修行のために単身でフランスにいたKAZと知り合ったのは20世紀も終わりのパリ

 

私がなぜパリにいたかというと

 

当時、男社会の業界で働いていたのだが、30歳が見えてきたら急に不安になりだし…

 

独身で一生このまま一人で生きていくのか、いまでこそ表ざたになっているパワハラ・セクハラが横行していた仕事場にこのままいていいのだろうか

 

ふと大学の卒業旅行で行ったフランスにもう一度行きたい

退職金を手に単身フランスに向かい、パリ郊外の知り合い宅に居候で転がりこんでいた

 

その数か月後、パリ5区の7階エレベーターなしの屋根裏部屋のシェアハウスに住みながら、フランス語を勉強するためにソルボンヌに通っていた

 

そんなころにKAZと出会った

 

現在はフランスもワーキングホリデービザの制度が出来て、外国人も正規に滞在しながらキュイジニエやパティシエ修行が出来るのだが、その当時は長期滞在するにはレストランがスポンサーになってビザを申請するか、学校に通って学生ビザを取得するか、観光ビザのままヤミで厨房に潜り込んで働くしかなかった

 

よほどのコネでもなければスポンサーになってくれるレストランなんてほぼ皆無、お金がある人はビザのためだけに学校を申し込んでレストランで働き、それ以外はほぼ全員ノアール(=黒:ヤミの隠語)で働いていた

 

とにかく外国人キュイジニエやパティシエの卵たちは調理の技術やレシピを習得したくて、劣悪な労働条件でもミシュラン星付きのレストランの厨房に潜り込むことに必死だった

何通もなぜここで働きたいのかという手紙を書いては出しまくり、なけなしのお金から列車の切符を買い、直談判しにフランス各地にあるレストランのドアをたたきまくっていた

 

KAZもしかり、フランスの各地で綱渡りで修業を続けていた

 

 

 

 

 

時は過ぎ…21世紀の今

私は南半球のシドニー、KAZは和歌山にいる

 

KAZは家業であるお魚屋さんを継いでいるのだが、普通のお魚屋さんではない

ジビエ*まで売っていたり、日本全国の名だたるレストランが頼りにする和歌山のおもろいお魚屋さんになっていた

* ジビエgibierとは、狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣を指すフランス語

 

そしてKAZは故郷である和歌山のためにおもろいこともしている

 

 

ちょっと魚屋KAZのおもろい話を聞いてみたいぞ、という方は和歌山市主催のオンライン講演会(Zoom)を是非申し込んでみてください↓(無料)

http://www.city.wakayama.wakayama.jp/shisei/1009206/1029316/1030850.html

10月6日(火曜日)午後7時00分~午後9時00分

 

第2回:「食」が育む地域の未来

○邑南町商工振興課 課長 寺本 英仁氏
○株式会社飯尾醸造 五代目当主 飯尾 彰浩氏
○カネナカ水産株式会社 代表取締役 中井 一統氏

 

偶然にも”りりすのおなか”が大好きで日本からシドニーに一升瓶を抱えてきた、京都・宮津の飯尾醸造さんも同じ日にお話しするそうで、これはほんとうにおもろい話になりそう

 

 

さて、シドニーにいる私はというと、リサイクル素材で作ったバッグ屋さんと書道屋さんをやってたりします

詳細は↓

LYRIS & Co.

HP: https://www.lyrisecofriendly.com/
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Salon de 書 https://ameblo.jp/lyrislyris/entry-12621927015.html

 

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