ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊おすすめスポット~尾道編

 

 

 

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
さて、今回は車中泊おすすめスポット尾道編をご紹介します。


瀬戸内に面した尾道は人気の観光地でありながら、あまり観光地らしくない佇まいが魅力という不思議な町です。
関西からは手軽に行くには少し遠いですが、ぜひ車中泊で楽しんでいただきたい町の一つです。

尾道攻略のポイント

尾道3部作、坂の町、猫の町、尾道ラーメン。。。
尾道はかつては広島に向かう通過点の一つでしたが、今では尾道の町の素朴な雰囲気そのものが観光スポットとして取り上げられています。
若者が尾道の古民家に移住して芸術活動をしたり、ハンドメイドのお店を出したりと、町のひなびた感じが逆にのんびりした時間とレトロな空気感を生んで、背伸びしないありのままの町の姿そのものが逆にウリになっている地方活性のいい例だと思います。


尾道の町を攻略するポイントは、とにかくゆっくり過ごすことです。あまり欲張って予定を詰め込んだりスケジュールをタイトに組むと尾道の良さを味わうことができません。
基本的には何もしないで、町角にたたずんでみる。湾に腰を下ろして海を眺めてみる。喫茶店でお茶を飲みながら窓からの景色をぼーっと見てみる。猫と戯れてみる。。。

そういった過ごし方が、尾道攻略の最大のポイントです。


関西から観光で尾道を訪れる場合、1泊だと往復に時間をとられてしまって現地で楽しむ時間が少なくなってしまいますが、金曜の夜発で途中前泊すれば、土日の2日間でも十分尾道を楽しむことはできます。まあ、できれば2泊3日の3連休くらいあれば、ゆっくりと尾道を満喫することができるでしょう。

「尾道」という町は大きく分けると、国道から海沿いにかけて広がるエリア(アーケード通りとその周辺)、ロープウェーで上がった千光寺周辺のエリア、そして千光寺から坂を下りJRの線路をくぐるまでの坂の町エリアなどが中心になります。また、少し足を延ばして、向島や因島など瀬戸内に浮かぶ島々を楽しむ「しまなみ海道」のルートまで含めると、とても素敵なコースになると思います。

ロープウェーで千光寺へ上がり、またロープウェーで引き返すというパターンもありますが、上りだけロープウェーを使って下りはゆっくりぶらぶら歩きながら下ってくるのもおすすめです。
千光寺からゆっくり下ってきながら、途中のカフェでまったり過ごす。半日もあれば坂の町を十分楽しめます。
散策は午後がおすすめです。なぜか午後の光が差す尾道はまた雰囲気が違って感じられるのです。


尾道を楽しむための駐車場

尾道は前述の通り、ロープウェーで上がる山の上エリア、坂の町エリア、アーケードエリアなど、いずれも徒歩での観光が中心となります。じっくり町の雰囲気を楽しむには、車をどこかに停めて徒歩で回ることになりますが、そこで、どのあたりに駐車するかということがポイントになります。


尾道周辺にはパーキングがいくつかありますが、駐車場によって細かく時間設定があるところや、1日いくらというところなどがあり、旅のプランに合わせてうまく使い分けるのがおすすめです。
尾道の駐車場はここ1~2年の間に料金設定が変わってきているところが多く、観光客の増加につれて少し料金が上がってきているようです。以前は入庫から24時間で800円くらいのところがあったのが、今は1日最大1000円とか、入庫から12時間で800円とかが相場のようです。
ただし、今後も駐車料金は変化する可能性がありますから、実際の金額は行かれる前に適宜調べていただく方がいいと思います。
また、尾道には市営駐車場もいくつかありますが、そちらは1日の上限設定が高めなので、長時間停める場合は民間の駐車場を利用する方が安いです。

おすすめの駐車場1「タイムズ尾道」

平日、土日祝日とも入庫から12時間で800円。または40分ごとに200円。24時間営業で駐車スペースは30台。考えようによっては車中泊にも使えると思います。ただし車高制限2.1mまでなので、ハイルーフやキャリア積載していると入れません。

おすすめ駐車場2「タイムズ尾道第2」

平日:1日最大1000円 土日祝日:1日最大1500円(24時をすぎると翌日料金が加算されます)
時間あたりは平日40分200円、土日祝日30分200円。24時間営業、駐車スペース18台。こちらも車高2.1mまで。

おすすめ駐車場3「PARIGOT PARKING」

平日:1日最大1000円 土日祝日:1日最大1500円(24時をすぎると翌日料金が加算されます)
時間あたりは平日30分100円、土日祝日20分100円。24時間営業、駐車スペース52台、車高2.0mまで

穴場駐車場「千光寺公園駐車場」

普通はロープウェーで上がる千光寺ですが、実は車で上まで行くこともできます。そして千光寺公園の駐車場に車を停めてロープウェーまたは徒歩で坂を下ってくるという方法です。そのまま町なか散策を楽しんで、帰りはロープウェーで千光寺まで上がり、車に戻るというパターン。千光寺公園駐車場は1日600円なので、他の駐車場を利用するより割安です。駐車場は一応8:30~17:30までとなっていますが、時間外でも出庫は可能で、そのままここに車中泊することもできます。駐車台数は70台、屋外なので車高制限はありません。

複数の駐車場を使い分ける

健脚な方なら、1か所に車を停めて、ずーっと歩いて散策するのもいいと思いますが、坂の町エリアとアーケード周辺との間もそれなりに距離があり、アーケードの中も端から端までは案外距離があるので、アーケードの往復まで含めると歩行距離はかなりになります。
そこで、まずロープウェー近くに停めて坂の町エリアを散策し、次いで車で少し移動して、アーケードの真ん中あたりの駐車場に停めて、アーケードをぶらぶらしながらお目当てのお店へ食べに行く、という具合に目的に合わせて駐車場をいくつか使い分けるのも一つの方法です。そうすると多少駐車料金は上がるかもしれませんが、ずいぶん負担が軽くて済みます。特に小さい子どものいるファミリーの場合はこの方法をおすすめします。

尾道での車中泊スポット

尾道の車中泊スポットですが、観光の中心エリアには道の駅はありません。
前述したように有料駐車場に停泊する方法や千光寺公園駐車場に停泊するのも一つですが、少し車で移動すれば道の駅や温泉施設がありますので、そちらに移動して停泊し、翌朝また尾道に戻るというのも手です。
尾道周辺の停泊場所としては道の駅「みはら神明の里」、尾道平原温泉「ぽっぽの湯」などが挙げられます。みはら神明の里の方は道の駅なのでトイレはありますが、温泉施設がありません。
一方「ぽっぽの湯」は温泉施設で「湯YOUパーク」にも認定されていて、駐車場を車中泊で利用することができます。
「湯YOUパーク」というのは「くるま旅クラブ」に登録して会員にならないと利用できないことになっていますが、温泉施設側は別にそんな制限をしているわけではなくて、温泉のフロントに申し出て必要事項を記入すれば(温泉に入浴すれば)駐車場での車中泊はだれでも無料で使えます。
ただし、トイレは温泉の営業時間内しか使えないので、夜中はトイレが使えません。


このようにトイレがない状況で車中泊することが割とあるので、うちでは車内に簡易トイレをいつでも準備しています。
これは非常に便利ですので是非おすすめします。

sleepysheep-zzz.hatenablog.com

穴場停泊場所「向島 高見山展望台」

さて、もう一つおすすめの停泊場所として、尾道から橋を通って向島に渡った小高い山の上にある「高見山展望台」の駐車場があります。
この展望台は瀬戸内に浮かぶ島々の景色が望めるとてもきれいな場所なんです。


展望台は東側と西側の二つに分かれていて、西側の方が瀬戸内の景色がより素晴らしくて人気があります。夕暮れ時に訪れると瀬戸内の島々に沈む夕日が何ともロマンチックでカップルのデートスポットにもなっています。もし車中泊するにあたって西側の駐車場が騒がしいようなら、夕暮れの景色をたっぷり楽しんだあと、東側へ移動してそちらで泊まる方が静かかもしれません。

向島に渡る方法は2通りあって、一つは有料のしまなみ海道を使う方法、もう一つは無料の向島大橋を渡る方法です。しまなみ海道で向島からさらに因島やその先の島々を目指すのでなければ、無料の向島大橋の方がおすすめです。
向島はこの高見山展望台の他にも、昔ながらのラムネを製造販売している「後藤飲料水工業所」や昭和のレトロな町並みが楽しめる「向地兼吉地区」など、いくつか見どころがあり、地元のミカンなどフルーツ栽培も盛んですので、高見山展望台に停泊した翌日は向島をぶらっと回るのもおすすめです。


尾道と四国の今治をつなぐしまなみ海道は、イメージとしては瀬戸内海にキラキラと浮かぶ島々の景色を楽しめることを期待しがちですが、実際にはしまなみ海道の大半が島の中を抜けていく道路なので、海の景色を楽しめる場所は案外少ないのです。今治よりの大島あたりまで行けば眺望を楽しめる道の駅もあるのですが、尾道観光のついでに少し雰囲気を楽しみたい程度なら、向島に渡って高見山展望台からの眺めだけでも十分満足できるはずです。
ちなみに、しまなみ海道でサイクリングを楽しみたい場合は、尾道から向島へは自転車で渡ることができませんので、車で向島まで渡ってからその先でサイクリングする形になります。向島に車を停めて、向島の中をゆっくり自転車で回ってみるのも楽しいと思います。

尾道おすすめのうまいもん

尾道といえばまずは尾道ラーメンですよね。魚介ベースのあっさり醤油スープに少し太めの麺が絡んで、私たち夫婦の好みのラーメンの一つです。福島の喜多方ラーメンも夫婦揃って大好きなんですが、尾道ラーメンもあっさりしていておすすめです。


尾道にはいくつか老舗のラーメン屋さんがありますが、アーケードの商店街真ん中あたりにある「みやち」さんという小さなラーメン屋さんがおすすめです。何しろ小さなお店なので、お昼時間は行列は必至です。できれば11時半までの早めの時間に入ることをおすすめします。


さて、私たちがもう一つおすすめするのが商店街のはずれにあるお好み焼き「村上」さん。
初めて入る時は正直少し勇気がいりました。
ネットの口コミとか下調べを一切せずに、通りががりに直感で「ここは美味しいかも」と感じて入ることにしたのですが、店の外観的には大当たりか大外れかの二つに一つだろうな。。。という感じでした。

結果的には大当たりだったわけですが、名物の砂ずりがたっぷり入った広島焼きの美味しさと、気さくなおばちゃんたちの優しい声かけと、おばちゃんたちの明るいかけ合いが何とも和ませてくれるお店です。あとでネットで見てみると高評価がずらりと並んでいて、結構有名なお店ということを後で知りました。


尾道にせよ瀬戸内の島々にせよ、そこに暮らす人やお店の人たちはみな素朴で、観光地にありがちな「観光地であることを鼻にかけたような」プライドの高さをミジンも感じないのです。
だからこそ、ここへやってくるとしがらみや日常を忘れて、ゆっくり自分の時間を過ごすことができるのだと思います。



ぜひ皆さんも尾道で自分たちの時間を過ごしてみてください。 

尾道をはじめとする山陽エリアには、他にもおすすめの車中泊スポットがいろいろあります。
過去記事を貼っておきますので、よろしければのぞいてみてください。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com
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