『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』感想・3

2020-12-08月組公演感想,専科公演感想,月組,専科

ムラ初日の感想の続き。(まだ書いてなかったんか……)
今週末のライブ中継は見たいと思ってます。

●「花の巻」はコメディテイストな場面です。
メインはれいこちゃん、そしておだちん。
音楽はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」より「花のワルツ」が使われています。

鏡の動きが三番叟のような感じで、よく合わせています。

れいこちゃんは退廃的に美しいけれど、コメディをやらせたくなるなにかがあるのか。
実はひょうきんな人らしいとなにかで読んだ記憶がありますが、そのためかな。
顔が美しすぎて、コメディやるとものすごいギャップが出るのがいいよね。

おだちんのコメディも板についたもので。
この人はほんとになんでもやるしできるな……。ショーにおいても役幅が広い。

濃く深い赤の着物を引き抜くとプロローグの衣装に。
こういうのもケレン味があって楽しい。

背後の黒幕を取るとプロローグのような総踊りになり銀橋を渡ります。

松本様のソロもありました。
黒をベースにした鶴と梅の衣装で華やか。
この公演は「黒」がとても効いていて、日本の美を強く感じさせました。

これで見納めかと思うと、感慨深いものがあります。
一生宝塚歌劇団にいて、春日野様のように骨をうずめてくださるものと思っていたので。

松本様のソロのときのカゲデュエットはおはねちゃんと咲彩さん。
おはねちゃんはA日程、咲彩さんはB日程なので同日にカゲで歌っているとは思えないので、録音かな?
若手娘役さんにこういう場が与えられるのもいいですね。

そして何回聞いたか……な感じな「ウェルカム!ウェルカム!たから~づか~」。
耳にタコができる感じも懐かしくレトロな宝塚歌劇です。

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