センター試験に代わり実施される1回目の大学入学共通テストの足音が聞こえてきました
コロナ禍の影響で、受験生の地元志向、安全志向はかつてないほど強まって、どの成績層に位置していても、最後までまったく気が抜けない受験が始まります。
大学入学共通テストには、またあらためて触れるとして、今回は大学入学の手段について。
ご存知の方も多いとは思いますが、全国の大学入試で、学校推薦型選抜、総合型選抜の拡大傾向が続いています。現在では大学入学ルートに占める一般入試の割合はおよそ50%。その他の50%は学校推薦型選抜・総合型選抜で大学へ進学しています。
【ことばの説明】
学校推薦型選抜
旧「推薦入試」の新しい呼称。
書類審査・面接・小論文が中心。
共通テストを課す場合あり(国公立大で見られる)
大きく「指定校推薦」と「公募推薦」の2種類があります。「指定校推薦」がもらえれば、よほどのことがない限り合格できますが、指定校推薦をもらうためには、日々の学習をコツコツ頑張り好成績をキープし続ける必要あり。
総合型選抜
旧「AO入試」の新しい呼称。
活動報告書や志望理由書の提出あり。
人気校の選考基準はかなり厳しい。
大学の求める学生像に合ってるかどうかで合否判断。
時間をかけて準備する必要あり。
大学への入学ルート割合(2019年度)
国立大
一般入試…83.2%
学校推薦型…12.2%
総合型…4.1%
公立大
一般入試…71.72%
学校推薦型…25.1%
総合型…2.8%
私立大
一般入試…45.6%
学校推薦型…42.62%
総合型…11.6%
全体
一般入試…53.0%
学校推薦型…36.8%
総合型…9.9%
国の方針として。2021年度までに国立大全体で学校推薦型・総合型選抜の入学定員を30%まで引き上げていく目標が公表されていて、今後もその割合は増えていくと思われます。
以下参考資料
■東京大学の学校推薦型選抜の案内
(東京大学HPより)
■明治大学の総合型選抜の案内
(明治大学HPより)
■南山大学入試結果の案内
(南山大学HPより)
一般入試を受けたくない…では通用しない。
こうした話を聞くと、「一般入試は受けたくないし、自分も推薦で大学へ行きたい」という人がいます。
大学と名がつけばどこでも構わないということならば、そんな考えでも通用するかもしれません。
しかし、そんなに甘い世の中でないことは、高校生ならばほとんどの人が理解しています。
学校推薦型選抜で大学へ進学するにしても、高1・高2での評定によって、出願できる大学のレベルや持てる選択肢の数は変わってきます。努力した分だけ、選択肢も多く、可能性も大きくなります。入れる大学より入りたい大学・学部へ進学してほしいと思います。
学校の勉強をコツコツ頑張れば、当然ですが学力が鍛えられますから、推薦を考えていたけど一転、一般入試で国公立大学を受けるという選択肢だって検討できます。日々の努力の積み重ねに勝る受験対策、受験勉強はありません。
高校って、高校受験時点での自分の学力に近い人が集まるわけですから、進学校を除き、頑張ったら頑張っただけ成績は上がりやすい。必勝法は最初から先頭集団に位置すること。その後ペースも安定してきて、短い3年間を走り抜けられるはずです。
逆に、最初に出遅れたり、部活ばっかりになって勉強さぼってしまうと、その後の高校の勉強は深海魚になってしまう可能性があるので要注意
【結論】
①情報を知る
➡情報は大切。備えられる。
➁目標をもつ
➡計画作れる。検証・修正できる。
③日々コツコツ頑張る
👆これ最強。これに尽きる。
間もなく12月。
小学生も、
中学生も、
高校生も、
受験生も、
日々ベストを尽くしましょう
お読みいただき有難うございました。
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