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不器用アラサーOL・郁(いく)といいます(^^)
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☆この記事は「仕上がってなかったマッチョさん⑥」の続きです。
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動物園散策が終わり、夜ご飯を食べるにはまだはやかったため、カフェに入ってお話することに。
マッチョさんは相変わらず禁断症状に悶え苦しんでおりました。
あまりのソワソワ具合に、見てるこっちがしんどくなってきたわ
「あのー、動物園散策でかなり満足したので、夜ご飯食べずに解散でも私は構いませんよ!
とても楽しかったです」
もう私のことはいいから、はやく解散してジムに行くんだ!
あなたの最愛の筋肉をどうか愛でてやってくれ!!
ごめんね。
もっとはやく、あなたにこれを伝えるべきだったね。
残念だけど、私は筋肉には勝てなかった。
負けを認めます。
筋肉もね、本当はあなたのこと大好きだって、私には分かるの。
なんでそんなこと分かるのかって?
女の勘、ってやつかな…
あなたが私を置いていくことに、罪悪感を抱く必要なんてない。
私もあなたよりもっと、良い人を見つけるから。
だからどうか、後ろは振り向かないで。
筋肉と末永くお幸せに…
あなたの幸せを心から祈っています。
そんなようなことを思ったような、思わなかったような…
(※思ってません。)
「いや、大丈夫です!
今日は夜ご飯までという約束でしたし!」
「そうですか…?
遠慮しないでくださいね!(もう帰りたい)」
つい本音が漏れそうだった。危ない。
結局、「大丈夫です!!」と言い続けるマッチョさんに押し切られ、夜ご飯までご一緒することに。
しかしその後も悶え続けるマッチョさん。
こっちが話をふっても会話もままならない状態だったので、やむなく筋肉の話題をふったら、水を得た魚のように目を輝かせて退店までずっと筋肉トークしてました。
一方で私は、陸に上がった河童のように死んだ目で筋肉トークを聞いていました。
興味のない話題をずっと笑顔で聞いてるのがしんどくなってきて、途中から顔がひきつってたと思うけど、マッチョさんがそれに気づいたかどうかは不明。
でもまぁ、マッチョさんの禁断症状は治まったようで何よりでした
つづく