久々の続篇は木村祐一が大型トラックの運転手に! 「ヘッドライト・テールライト2019」篇 | 続きは、CMのあとすぐ!

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インターネットの企業サイトや、動画サイトにあるテレビCM動画を中心にご紹介しながら、CMや動画、CMソングについて、私独自の視点でいろいろと感想を述べているブログです。

この記事は、2018年12月20日に更新の、女子社員によるオフィスのリニューアルの提案がまさかのこたつに!「新しい風・こたつ」篇の続きで、続篇の内容に。

 

また、2016年1月10日に更新の、昨年の宇宙人ジョーンズの年越しは長距離トラック運転手が職業!「ヘッドライト・テールライト」篇の続篇でもあります。

 

とある惑星からやって来た宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズさんそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。


サントリーさんの捉え方では第67弾となる最新CMでは、長い人生で味わう苦難の日々を旅になぞらえて歌った、ベテランシンガソングライターの中島みゆきさんの名曲「ヘッドライト・テールライト」の世界観をモチーフに、お笑いスクールで講師も務めているベテランのお笑い芸人さんが、長距離トラックのドライバー役として登場します。

 

内容は、ある日の夜、久々に参加した同窓会で味わった苦い思い出を回想しながら、ふと自らの人生に思いを巡らせて、戸惑い、悩むトラックドライバー。

 

そんな最中に遭遇した見知らぬサラリーマンとの会話や、なじみの店の看板娘の小学生からの毒舌を交えた叱咤激励、そして宇宙人ジョーンズからの粋なプレゼントによって、再び自信と笑顔を取り戻していくシーンを通じて、もがきながらも、懸命に働く人たちにぐっと寄り添う「ボス THE CAN COFFEE 俺の微糖」のメッセージを訴求していきます。

 

まずは下のYouTubeからのリンクをクリックして、今回の記事の対象となった「ヘッドライトテールライト2019」篇のテレビCM動画を視聴してみてくださいね。

 

ボス「ヘッドライト・テールライト2019」篇 60秒 

(視聴プレーヤー:Frash)

(視聴形式:サイト内)

 

では、いつものように「ヘッドライト・テールライト2019」篇のCMの60秒バージョンの内容について私なりに振り返ってみましょう。

 

 

【「ヘッドライト・テールライト2019」篇 60秒バージョン】

 

 

夜の街を大型トラックで走行する、長距離ドライバーのヒゲをはやした男性(木村祐一・以下、木村)。


一方で、木村のトラックを追いかけていたのか、それとも偶然だったのか。


木村が走行していた大型トラックの反対車線では、宇宙人ジョーンズ(以下、ジョーンズ)が運転するトラックも並走するように走行していた。


運転席の木村は、先日参加した中学校の同窓会のことを思い出していた。


回想シーンに変わり、縦書きで「淀島中学校 第17期卒 同窓会」と掲げられた、ホテルの宴会場で開催の同窓会でのこと。


そこでは、現在一流企業で出世したという、2人の同窓生の男性たちと会話する木村の姿があった。

 

同窓生A「久しぶりやな、いま何してんの?」


木村「大型のトラック乗ってる」


同窓生A「トラックドライバーか。
 かっこええなぁ。
 日本の物流を支えちゃってるってわけや」


木村「いや、そんなこと思ってへんよ…」


同窓生A「日本中が自分の庭って感じやろ、なぁ」


同窓生B「ハハハ」


木村「…」

 

会話の内容は、メガネをかけた同級生Aから木村のトラックドライバーの仕事を茶化されるようなもので、しまいには無言で飲み物を口にするしかなくなった木村。


そのような会話のやり取りがあったことで、ムシャクシャした気分で歩いていた同窓会の帰り道。


木村が目の前に転がっていた、1個のサッカーボールを見つけ「なんやねん!」と思いっきり蹴ると、それがなんと見知らぬ男性サラリーマン(尾美としのり)を直撃した。


すると木村が、


「すみません!」


と言って慌てて駆け寄ると、それをきっかけに2人は公園のベンチに腰掛け、


「へぇ、トラック運転手やってるんだ。
 ちょっと憧れるなぁ」

 

と、サラリーマンのほうから話しかけただけでなく、先ほどの同窓生とは違い、木村の仕事に憧れるような発言をしていた。

 

舞台は変わり、国道沿いにある、トラックドライバー御用達のラーメン屋にて。

 

木村さんが、注文したラーメンに手を付けず何やら考えごとをしていると、店員としてお客が食べたどんぶりをお盆に乗せ、厨房へと運んでいた看板娘の小学生で、チエちゃん(新井美羽)と呼ばれている女の子から、


「はよ食べな。
 ボーッとしてたら冷めるで?」


と注意されてしまう。


その声に、ふと天井を見上げて、

 

「チエちゃん、オレはなんのために走ってるんやろ」

 

と尋ねる木村。


それに対して、チエちゃんは表情を崩すことなく、


「そんなん知らんわ」


とクールに言い放ち、どんぶりが乗ったお盆を厨房へと運んだのだった。


“オレはなんのために走ってんやろ”


店内だけでなく、店の外に出てもそんなことを考えつつ、ぼんやりボスを飲んでいたと思われる木村に、ちょうどそこへ通りかかったトラックドライバーのジョーンズ。


浮かない様子の木村さんに何かを感じたのか、夜空を見上げて軽くウインクすると、分厚く覆われていた雲間から突如、巨大な満月が姿を現した。


それを見て、

 

「うわっ、でかっ!」

 

と目を丸くする木村。

 

最後は、

 

「この惑星では、誰もが、長いドライブを続けている」

 

というジョーンズの調査報告の後、木村は再びトラックに乗り込んで、気分も新たに「もうちょっと走るか…」とつぶやいてENDとなっていた。

 

 

◆「ヘッドライトテールライト2019」篇の撮影エピソードをご紹介しつつ、私のコメントも交えて書いてみました

 

では、「ヘッドライトテールライト2019」篇のCMの内容を私なりに振り返ったところで、今回もサントリーさんのプレスリリースで紹介されていたCMの撮影エピソードを引用し、ご紹介しつつ、私のコメントを交えた記事として書いてみたいと思います。

 

映画役者顔負けの演技力と存在感を監督も大絶賛!
トラックを運転しながら過去を回想するシーンでは、監督から「時々メーターやサイドミラーを見てください」と指示がありました。

大型トラックの運転席に乗るのは初めてという木村さんでしたが、肩の力が抜けた自然体の芝居を披露し、OKテイクを連発。

細かいニュアンス違いも数パターン撮影しましたが、いずれも素晴らしい出来栄えで、監督も「いい感じでしたよ。木村さんが良ければ、こちらもOKです」とご本人に判断を委ねるなど、絶大な信頼を寄せていました。

 

木村さんといえば、お笑いタレントである一方で、俳優としてもテレビドラマで活躍していますからね。

 

大型トラックの運転席に乗るのは初めてでも、監督からの指示を受けただけで自然体の芝居が披露できたのは、俳優としての演技の経験があったのではないかと思いました。

 

映画ボスのキャッチコピーにまつわる“うんちく”を披露
モニターチェックの際、画面に映し出された「このろくでもない、すばらしき人生。」というボスのキャッチコピーを指差して、「このろくでもない人生の“ろく”にも、きちんと意味があるんですよね」とつぶやいた木村さん。

「“ろく”は元々“陸”と書き、土地が平らでない、つまり真っすぐでないことを“陸で無し”と言っていたのが変化して、今の意味になったんですよ」などと、これまでボスのCM撮影に携わった制作陣ですら知らなかったうんちくを傾けるひと幕がありました。

 

ボスのキャッチコピーである「このろくでもない、すばらしき人生。」の“ろく”は、“陸”と書き、土地が平らでない、つまり真っすぐでないことを“陸で無し”と言っていたのが変化して、今の意味になったということは、私も初めて知りました。

 

さすがは放送作家だなと感心したエピソードでもありましたね。

 

映画現場のムードを明るく盛り上げる兄貴的な存在
ホテルの宴会場で撮影された中学校の同窓会のシーンでは、監督のリクエストにより標準語と関西弁の2パターンの会話を収録。

木村さんは両方とも抜群の演技で一発OKを獲得していたものの、相手役のちょっとしたアクションの遅れやセリフの言い間違いなどもあり、30回以上のテイクを重ねる場面もありました。それでも集中力を切らすことなく、毎回全力で芝居に取り組んでいた木村さん。

休憩中はスイッチを切り替え、軽妙な話術を駆使して共演者やスタッフと気さくに言葉を交わすなど、頼れる兄貴的な存在で、現場のムードを和ませていました。

 

CMの撮影では全力で取り組み、休憩のときの雑談では軽妙な話術を駆使して言葉を交わせるのは、

 

映画尾美さんを直撃するはずのボールがあさっての方向へ
木村さんの蹴ったボールが尾美さんに当たってしまうシーン。

ファーストカットでは力加減が分からず、蹴り出したボールがはるか上空を飛んでいってしまい、尾美さんは何事もなかったかのように、淡々と目の前を通過しました。

カットの直後、いたずらっこのような表情で木村さんの方を振り返った尾美さん。

続いて、監督がニヤニヤしながら「木村さん、もっと弾道を低く」と指摘すると、現場は大爆笑に包まれました。

 

このエピソードで気になったのは、タイトルにあった「あさっての方向」の言葉。

 

あさってというと、「明日の次の日。明後日」の意味を思い浮かべる人が多いと思いますが、「あさっての方向(明後日の方)」という言葉もあり、意味は、方向がまるで違っていること、見当違いの方向を表現しているそうです。

 

映画木村さん御用達の飲食店は尾美さんの後輩が切り盛り!?
休憩中、仲良くベンチに腰掛けて談笑していた木村さんと尾美さん。

同世代ならではのトークで盛り上がる中、たまたま木村さんが芸人仲間とよく行くお店の名前を挙げると、尾美さんが「あそこ、地元の後輩がやっていて、僕もたまに行くんですよ」と明かしました。

思わぬ発言に、「え、そうなんですか!?」と驚いた木村さん。

意外な共通点が見つかり、さらに会話が弾んでいました。

 

同世代のトークということで、エピソードにあった芸人仲間とよく行くお店が、実は地元の後輩がやっていて、尾美さんもたまにいく話を含め、さぞ盛り上がったことでしょうね。

 

尾美としのりさんについては、次の記事でも書いてみたいと思います。

 

映画名子役とアドリブ連発の掛け合いにスタッフ一同大爆笑
木村さんが足しげく通うラーメン屋の看板娘・チエちゃんを演じたのは、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、連続テレビ小説「わろてんか」などに出演歴のある、12歳の新井美羽さん。

今回はちょっぴり口が悪い女の子役ということで、事前に行われたセリフの読み合わせの時から、「俺、どこいくんやろ?」という木村さんのアドリブに、すかさず「木更津やろ!」と切り返すなど、すっかり役に入り込んでいました。

そんな彼女の鋭いツッコミに、木村さんも負けじと「あかん。箱根やと思てたわ」と応じたものの、その直後に思わず大爆笑。

本番でも、新井さんからツッコミを受けるたびに、「ええなぁ」とうれしそうな笑みを浮かべるなど、年齢差43歳の名子役との掛け合いを心の底から楽しんでいる様子が伺えました。

 

ちょっぴり口が悪い小学生の女の子のチエちゃん役という設定だけで、セリフの読み合わせのときから木村さんからのアドリブに対しアドリブで切り返すことができるとは、さすがは名子役と呼ばれているだけあるなと感じましたね。

 

新井美羽さんについては、次の記事でももう少し書いてみたいと思います。

 

映画普段と立場が逆転!? 少女に叱られまくる貴重なカット
新井さんとの掛け合いでは、「あんまり考えたらあかんで!アホなんやから!」「そんなキャリアないやろ!」などと、厳しい口調で叱られっぱなしだった木村さん。

カットが掛かるたびに、天井を見ながら、必死で笑いをこらえる場面がありました。

その理由を撮影後に尋ねると、「普段は叱る立場が多いので、怒られるのがとても新鮮でゾクッとしていたんです」とのこと。

バラエティ番組ではあまり見られない、子供からお叱りを受ける貴重な(?)木村さんの姿も、今回の注目ポイントです。

 

たしかに、木村さんは若手芸人を叱ったり注意する側でもあるので、新井さんから厳しい口調で叱られっぱなしというエピソードは斬新でもありましたね。

 

映画ラーメンの業務用おたまを華麗に扱う料理人の顔も
ラーメン屋のシーンでは、その場で調理した熱々のラーメンが木村さんのテーブルに運ばれ、現場は終始、おいしそうな香りに包まれていました。

そんな中、プロ顔負けの料理人としても知られる木村さんは、撮影の合間に興味津々といった様子で調理場へ急行。

ラーメンのスープを入れる業務用のおたまを器用に操り、調理担当スタッフに絶賛されると、今度はその使い方をスタイリストさんに一生懸命教えてあげるという、ほほ笑ましい光景も見られました。

 

なにしろ、テレビの料理対決番組にも出演し、レシピ本も出版していますからね。

 

料理の腕はプロ級であることから、ラーメンのスープを入れる業務用のおたまを器用に操ることができるのも納得できます。

 

 

次の記事では、私のブログでは初めて取り上げた木村祐一さんをはじめ、尾美としのりさん、新井美羽さんのプロフィールについて書いてみたいと思います。

 

 

ここまでの記事はいかがでしたか?

 

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