常夜灯 | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 深夜、じっとりとした蒸し暑い空

 

気に少々苛立ちつつ、私は常夜

 

灯の淡い明かりを見つめていた。 

 

パソコンからは、いつものように

 

怪談が静かに流れており、愛猫

 

のサビは、すでに押し入れの中

 

で眠っている。 腕を組み仰向け

 

になっている私に眠気は訪れず、

 

苛立ちはさらに増していった。 

 

 どうなってやがる・・・。

 

苛立ちは独りごとを誘う。 私は

 

オレンジ色の明かりを睨みつけ

 

た。 なぜ、そこで死ぬんだ・・・。

 

 

 

 

 またシーリングライトの中で羽

 

虫が死ぬ季節がやって来た。 

 

この季節、シーリングライトは羽

 

虫の墓場と化す。

 

 

 眠れない苛立ちと、羽虫の霊

 

魂というのは存在するのだろう

 

かという少しの恐怖心を抱えつ

 

つ、まんじりともしない私の夜は、

 

さらに続く。

 

 

 

 

 

亀九

 

 

 

 

 

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天ぷらうどん食べましたよ。