2018年10月15日

プライム劇場38 【マイ・ボディガード】2004

51JX7HFSKGL._SY445_お兄さんと同様、映像表現には定評のあるトニー・スコット。
だけどお兄さんほどの説得力のある作品は無い印象。

【トップガン】【 トゥルー・ロマンス 】【ザ・ファン】【エネミー・オブ・アメリカ】【 スパイ・ゲーム 】

どれもこれもそれなりに楽しめた作品だけど、な〜んか軽い。

デンゼル・ワシントン、クリストファー・ウォーケン、ミッキー・ロークと芸達者が揃っても案の定オダギリジョー。

ダコタ・ファニングなんて子役としての存在感はこれ以上を望むべくもなく。


誘拐対策として雇われたボディガード、過去の軍生活のトラウマから酒浸りという、余りに定番的な主人公の人物設定、

そして護衛対象者であるダコタ・ファニングとの触れ合いで、段々と心を開いていく、
これまた星の数より多い展開。

だけど、この経過の深め方が浅く弱いのがトニー・スコット。
この監督は役者の演技力への依存度が希薄っていうか、あんまり重要視してないのなぁ。

多勢に無勢でまんまとダコタちゃんを誘拐されてしまい、身代金の引き渡しに失敗した事からその命も奪われ、、、

重症を癒す間もなく、犯人グループを皆殺しにしようと動き出すワシントン、

犯人の車のナンバーを手掛かりに、女性新聞記者の協力で、腐敗警官の情報やらクレジットカードデータやらを元に段々とグループの中枢を追い詰めていく。

という、これまたよくあるご都合展開。
たまたま協力を申し出る女性記者とか、初めての土地でそんなに上手くいくんかいとか、
まぁ、娯楽作品に野暮なツッコミか。

ワシントンのリベンジが鮮やかなまでに暴力的なので、その辺りは我慢しておこう。

ただの組織犯罪による少女誘拐と思われていたが、段々と意外な事件の真相が現われて来るんだけど、
結局それ、あんまりストーリーに大きな影響は無いんじゃないのか?

この先 ネタばれ危険

予告編を観てたし、ダコタちゃんの誘拐後の扱いからある程度、結末は読める。

だからそこに至るまでの展開がちょっとモヤモヤ。

誘拐犯グループのボスが健在である以上、母娘への報復を考えての自己犠牲の取引、という見方は出来るものの、
あれだけ後半、とんとん拍子、思うが儘にグループを叩きのめしていったんなら、他に打つ手を考えてもいいようなもんだ。

己の命を取引条件にするより、途中で負った銃弾で絶命するっていう方が説得力がある、
実際、それで死んじゃうんだし。

まぁ、メキシコに住むとか、観光とか、考えられないよねー。 

近しい人が、2、3年に一度は買い付けに行ってて、

話を訊く限りそんな魑魅魍魎な麻薬カルテルが支配してるとか、伺い知れないんだけど、、、



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koba357 at 00:00│Comments(0)映画 | 芸能

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