鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

割り箸キューにて

4本立て



1本目



1か月ほど前だったでしょうか。メインブレイクキューの魁で撞いた時とサブブレイクキューのポイズンで撞いた時とでどうも手球コントロールが違うぞと気になりました。


魁で撞いた時はほぼほぼセンター付近でとまるような回転。ポイズンで撞いた時は短クッションまで引けて跳ね返るくらい引けてしまうのです。


同じテーブルで撞いてその差が出るとなったらキューの差ということになりますが、しかし、魁を使う時とポイズンを使う時とでは店がそもそも違う。テーブルコンディションが違う。



あの手球の引け具合の差はキューに因る差なのか、それともテーブルコンディション(高さなど)による差なのか。それを判別するには、同じテーブルで両方を使ってみねば分かりますまい。


そう思い立ってから実行に移すまで1か月弱。フットワークが重い今日この頃。



メインキューを担いで置きキュー(サブキュー)している店へ行き、両方を使ってちょっとだけ撞いてみました。


そうしましたら、いつも「ポイズンだと引けてしまうなぁ」と思っていた店では、魁を使っても引けてしまった。


というわけで、引けてしまう原因にテーブルコンディションの差は少なくともあるもよう。テーブルの高さでしょうかね。細かいことは分かっていませんが、恐らくテーブルの高さの差に対応しきれておらず、キュー出しが変わってしまっているんだろうな。



ポイズンでも魁でも引けてしまったのですが、引け具合が違って、ポイズンを使った場合に100引けてしまうとしたら、魁の場合は60くらい。


この100と60の差はキューの差でしょうかね。きっけー氏曰く「直進性の違いじゃない?」とのこと。キューの力が回転よりも前に進む力へと変換されやすいんでしょうかね。魁の方が。


魁はスイートスポットが広い気がするとは度々申しておりますが、この直進性の高さってのが影響してるんでしょうな。原理は知らんけど。


ひとまず、引けてしまうのはテーブルコンディションの影響だが、引け具合にはキューの差が出るということで1つの検証結果が出ました。


続いては、普段は魁を使ってちゃんと手球を止められているコンディションにポイズンも持って行って2本を撞き比べてみよう!!


って思ったまんま1週間が経過するも、まだ実行に移しておりません。フットワーク。。。。



それはまぁ追々やるとしてだ。


ポイズンと魁を撞き比べるために、置きキューしていたポイズンを持ち帰ることになったので、置きキュー用の代わりのブレイクキューが必要になりました。


ブレイクキューはなんだか色々持っているんですが、もう1本所持しているパワーブレイクはI氏に貸したまんまだし、そもそも自分には合わないし。


JCは今プレイで使っちゃってるし、MUSOUは「あれは使い物にならん」という結論が出たしw


っちゅーことで、引っ張り出してきましたのが






写真の真ん中のキュー(左はポイズン、右は魁)


このキュー、ポイズンを使い始めるよりも前に使っていた物なので、10年前くらいでしょうかねぇ。もっと前かな?そんくらい昔に使っていたものなので、私が使っていたのを覚えている方は恐らくいないはず。


ノーブランドと言えばまだ聞こえは良いけれど、台湾製のパチ物ブレイクキューです(笑)


このキューを買う時に、キューショップの店員さんから「ブレイクキューのパワーの7割はタップですよ」「樹脂タップが付いてりゃ、どうとでもなります」とかなんとか言われたのですw


当時は今ほどブレイクキューの性能は良くなかったですしバリエーションも少なかったですし、ブレイクキューに革タップをつけている人もまだまだ多かった時代です。先角一体型タップのブレイクキューを使っている人も多かったけか。


なので「樹脂タップが付いてりゃなんとかなる」ってのも、当時の価値観からするとあながち間違いではなかったのかもしれません。ハウスキューに樹脂タップつけてブレイクしてりゃ充分っていう感じもありましたから。


なんにせよ、ほぼ樹脂タップ頼りのこのブレイクキューを買うも、諸般の事情により純正のシャフトを使うことはあまりなく。


ジョイントがUJ(UJもどきですけど、普通にUJのシャフトをあわせられる)なので、譲ってもらったパワーブレイクのシャフト(DI以前の物)を合わせてブレイクしていました。樹脂は付けてませんでした。革タップでしたね。


当時は物凄く撞き方に拘っていたし、手球の軌道やらバウンドやら跳ね方やらにも物凄く拘っていて、理想的なブレイクをするために最良のタップは何だろうかと色々探った挙句に、ブレイクキューにもかかわらずエルクマスターをつけたりしてましたw


後にポイズンを買いましてこのキューは使わなくなったのですが、一時復活したことがありました。DIプロシャフトをゲットした時です。


DIプロシャフトを手に入れるもパワーブレイクのバットを持っていなかった当時、UJがハマるバットってことで、このバットにDIプロをあわせてみたことがあったんです。


当時もブログに書いたと思いますけど、全く駄目でしたね。


私が球人生の中で「このキューは割り箸か!」って思ったキューが2本、、、、いや、3本か。3本あるんですけど、うち1本がこのブレイクキューのバットです。


DIプロシャフトはそれまで使っていたブレイク用シャフトに比べてパワーがあるし、打感は硬めです。


そんなシャフトを合わせるにはバットが弱すぎました。硬くてパワーのあるシャフトに割り箸みたいなバット。凄く気持ちの悪い打感なのです。反動がデカくて手を傷めそう。



時が経ちまして今。久しぶりにこの割り箸バット+DIプロで撞いてみたんですけど、やっぱ無理ww 打感がかったいかったい。硬すぎだ。


DIシャフトを合わせてみたら、そっちは普通に使えそうだったので、とりあえずDIを装着して使うことにしました。


そういやDI2は合わせてみてないや。DI2もDIプロに比べると柔らかめなのでなんとかなりそうな気はする。


んで、割り箸バット+DIシャフトを置きキューにしてみまして、昨日初めてまともにその置きキューで相撞きしたんです。


軽いから振り回しやすくはあるんですけど、やっぱパワー無いわぁ。


DIを合わせると打感はさほど悪くないのだけれど、単純に音も割れ方も感触も「パワーが無いです」って感じ(笑)


バットの大切さを分からせてくれる、割り箸のようなバットですよ。


大事な局面で使うとイライラしそうですけど、平場で楽しく相撞きしている範囲では、そのパワーの無さも楽しいもんです。


魁なんぞ使っていると、強く撞けずとも、上手く当たらずともいい結果になっちゃいますけど、この割り箸ブレイクキューを使っていると満振りしてしっかり当てないと割れてくれませんからw


ハードブレイクの力量がモロに問われるし、「強く撞かなきゃ!」って気にもさせられるしで、練習で使う分には良いかもしれん。


本番では使いたくないけどね!!





2本目


「昔は時間がたっぷりあったから、あんな言動が出来たんだよなぁ」と思わされることが今は多いわけですが、今回もそんな話です。


まず1つ「道具に頼りたくない」というやつ。


B級〜A級前期にかけて主にブレイクキューに関して度々言っていた気がします。「道具のおかげで結果が良くなって嬉しいの?」「技術は伸びてないのに」などと。


今思えば、半分くらいは単に良いブレイクキューを買う金が無かったからこその負け惜しみみたいなもんでしたが、もう半分は実際に「道具に頼って結果を出せても面白くない」「技術を鍛えて結果を出すのが面白いんじゃないか」と思っていたと思います。


ところが今は





メッチャ道具に頼りたい!!






1本目でネタにしたようなブレイクキューを、昔は練習の時だけでなく実戦でも使っておりました。それで結果が悪くても、道具のせいではなく技術のせいだとほぼほぼ本気で思っていたのです。


けどそれも、たっぷりと練習する時間があった時期だからこそ。


今は道具に頼りたい。。。




もう1つ同じような話。


自分で学ぶ姿勢というものに欠ける人には昔から悩まされておりました私。


なんでもかんでも1から10まで全て誰かから教わりたいと考えているような面々に辟易しておりました。


「自分で正解を探っていくのが、ビリヤードの面白さの1つじゃないか」と度々言っておりました。


それは混じり気なく100%の本音だったんですけどね。今はと言えば



正解を誰かに教わりたい!!



腕前が上がって、自己流での伸びに限界が見えてきているというのもあるんですけど、昔ほど球撞き時間が取れないってのも大いに関係しておりましてなぁ。


今でも「自分で探っていくのが楽しい」という気持ちは大いにあるのですが、昔よりもそう思うことがだいぶ減りました。


やっぱり時間の問題ですねぇ。




3本目


振り抜いた手やキューで胸を強打して骨折するのが怖く、思い切り振り抜くことが出来ないとはこの間書いた通りなのですが、本格的に防御用の胸当ての導入を考えている今日この頃です。


既製品を流用出来ないかと考えたのですが、バイクだったりサバゲだったり野球の審判員であったりがするようなプロテクターは、さすがにゴツくて動作に支障が出そうだから却下。というか、防御力が高すぎると、ブツけた手の方を骨折しちゃうし。


弓道の胸当ては形状や重量的にはベストなんだけど、擦れ防止のためのものであって打撃に対しての防御力は低そう。


どうも「これ」っていう物は思い当たらないなぁ。なんかあるだろうか。


弓道の胸当てを自分で改造して作るしかないかなぁ。





4本目


その昔、髪の長い女性プレイヤーが「髪型によって頭の傾きが変わってしまう(重い方に頭が傾いてしまう)」「どうも今日は傾きがおかしいなって時は、髪型で調整することがある」と言っておりました。


長いと重いですからね。「髪が短い自分には関係が無いけれど、ありそうな話だ」と思って聞いておりました。


さて、わたくし髪を切りました。


近年は、球を撞く際に前髪が気になった時が散髪のタイミングだとかなんとか言ってた私ですが、この間あまりにも球を撞く際に前髪が邪魔だったもんだから、その場でセルフ前髪パッツンにしてしまったせいで、前髪は邪魔ではなくなってたんですけどねw


襟足が長いし毛量が多いしで、この夏の暑さに耐えられなくなってきていたのと、さらに暑い地域へ旅行に行く予定があるのとで、髪を切ってきました。


だいぶ伸びていたのを一気に1/3くらいまで切ったので、だいぶ軽くなりました。


前髪がさらにスッキリして球が見えやすくなったというのはもちろんのこと、フォームが良くなったような気がします。


私は上目遣いで見るよりも、顔をしっかり前に向けるように構えた方が見やすいと思っているのですが、今までは髪のせいで頭が重くて顔が下を向いてたのかもしれない。


やっぱり、髪が短いのは良いですね!坊主にしたいぞ!