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てらまち・ねっと



 前立腺がんの告知を受けて、そのあと、「丸山ワクチン」という非主流ともいわれそうな治療法のことを何度か書いた。
 「丸山ワクチン」は、医師たちの大勢からは評価は低いことを私に関わってくれる医師たちと話して実際に肌で感じている。
 「丸山ワクチン」を使う人は、現代医療やその他の治療をしてもどうにもならなくて頼ってくる人が多いと、いろいろな本に書いてある。いわば、多くが最後に行くところ・・・・という印象を持つ人もあろう。

 でも、 私は、岐阜大学病院で12日に癌の告知、同日から現代医療でのホルモン療法の開始。
 それに続いて、17日(月)に「丸山ワクチン」を受け取るために東京での面談を受けた。その時、ここに本人が直接来られることはとても珍しい、と言われた。しかも、「とてもお元気そうで」と2回も言われた。
 それだけ、(動けなくなってから)初めて頼ってくる関係者が多い、ということだろう。17日、私は7番の受付だったけど、前後の人は、焦燥しきった表情の親族らしき。つまり本人は来れない段階・・・

 ま、こんなふうに「丸山ワクチン」のことばかり書くと、現代医療を否定?、と心配や誤解されてもつまらない。
 だから、ベースとしての岐阜大学付属病院で12日に即日開始したホルモン療法のことを今日は整理しておく。
 「ゴナックス」という治療薬。とはいえ、前立腺がんのホルモン療法は、いずれ効かなくなる可能性があることが多いことも分かってきているらしい。
 ともかく、次を見ておいた。

●前立腺がんの「ホルモン療法(内分泌療法)」治療の進め方は? 治療後の経過は?/がんプラス 
●ゴナックス(デガレリクス)の作用機序と副作用【前立腺がん】/新薬情報オンライン 2019年1月18日

 で、明日は、岐阜大学付属病院で「造影CT検査」を受ける。
 詳しくは「胸部+腹部+骨盤部CT単純+造影/」と書いてある。
 それだけ転移している可能性があるから調べるのが通常、ということなのだろうかと推測する立場・・・・
 そのあと、総診の医師の先日来の検査の所見の説明、来週明けには治療担当の泌尿器科の医師からの検査の所見の説明がある。

 結果はまた、報告しよう。
 なお、昨日2月20日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,075 訪問者数1,514」。

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●前立腺がんの「ホルモン療法(内分泌療法)」治療の進め方は? 治療後の経過は?
         がんプラス  監修者並木幹夫(なみき・みきお)先生 金沢大学附属病院 泌尿器科教授 (名医が語る最新・最良の治療 前立腺がん 2011年7月24日初版発行)

男性ホルモンを抑えてがんを縮小させる
 がんの増殖に影響する男性ホルモンを抑制。進行がんには単独で用い、局所進行がんには手術療法や放射線療法と併用することもあります。

精巣と副腎から分泌される男性ホルモンをブロック
ホルモン療法の特徴
 ホルモン療法は内分泌療法ともいいます。前立腺がんは男性ホルモンと関係が深く、男性ホルモンがたくさんあるほど増殖する性質があります。そこで、男性ホルモンの分泌やその作用を抑えて、前立腺がんを小さくしていくのがホルモン療法です。
 がんを根治できるとは限りませんが、前立腺がんの進行は遅いので、とくに高齢者にはきわめて有効な治療法といえるでしょう。

 男性ホルモンは主に精巣(せいそう)から分泌されていますが、一部は副腎(ふくじん)からも分泌されます。そこで、精巣からの男性ホルモンをブロックする薬と、副腎からの男性ホルモンをブロックする薬があります。それぞれ単独で使われることもありますが、両者を併用して治療するのが一般的です。

ホルモン薬が男性ホルモンを抑えるしくみ
●精巣からの男性ホルモンをブロックするLH-RHアゴニスト
 精巣からの男性ホルモンをブロックする方法として今いちばん多く使われているのは、LH-RHアゴニスト(酢酸ゴセレリン/商品名ゾラデックス、酢酸リュープロレリン/商品名リュープリン)と呼ばれる注射剤です。LH-RHとは性腺刺激ホルモン放出ホルモンのことです。
 少し複雑な話になりますが、薬が効くメカニズムを説明しておきましょう。上の図を見てください。
 
精巣から分泌される男性ホルモンのテストステロンは、脳内にある下垂体から分泌されるLH(性腺刺激ホルモン)によって分泌をコントロールされています。さらに、LHは、脳内の視床下部から分泌されるLH-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)によって分泌をコントロールされています。LH-RH→LH→テストステロンという順番で分泌されていくわけです。
 そこで、この流れのいちばん上流であるLH-RHが働かないようにしてしまおう、というのがLH-RHアゴニストという注射剤です。
 アゴニストとは作用薬という意味ですが、わかりやすくいえば、“そっくりの偽物”です。LH-RHアゴニストは、LH-RHと似た構造の偽物で、下垂体にあるLHの受け皿である受容体と結びつきます。このため、本来結びつくはずのLH-RHがやってきても、結びつくことができません。結果として、LHは分泌されなくなるしくみです。
 LH-RHの偽物を送り込んで、本物のLH-RHを働けないようにしてしまうのが、この注射剤です。注射剤になっているのは、飲み薬でとると、肝臓で薬としての働きを失ってしまう性質があるためです。
 LH-RHアゴニストは、下腹部に打つ皮下注射です。月に1回注射を打つタイプと、3カ月に1回注射を打つタイプがあり、どちらも、効果や副作用に違いはありません。
 精巣から分泌される男性ホルモンをブロックするにはもう一つ別の方法があります。精巣摘除術で、去勢術とも呼ばれます。男性ホルモンを分泌する精巣(睾丸)そのものを切り取ってしまう治療法で、30分程度の手術時間、数日の入院を要します。精巣を取るので、男性ホルモンは回復しません。
 LH-RHアゴニストの開発により、この治療法を受ける人は減りましたが、ホルモン薬を長期に使用することに比べれば経済的に安価なため、現在でも主として高齢の患者さんに、希望があれば行います。

●副腎からの男性ホルモンをブロックする抗アンドロゲン薬
転移がんなら第一に選択 局所進行がんなら併用
 ホルモン療法は転移(進行)がんの場合、第一に選択される治療法です。また、局所進行がんの場合は、手術療法や放射線療法と併用されることがよくあります。
 手術療法や放射線療法のあとの治療(アジュバント療法)としてホルモン療法を行う場合と、手術療法や放射線療法の前の治療(ネオアジュバント療法)としてホルモン療法を行う場合があります。
 限局がんでは、ホルモン療法は第一に勧められる治療法にはなっていません。欧米では限局がんに対してはホルモン療法を行わないのが一般的です。ところが、日本では限局がんでもホルモン療法をすることがめずらしくありません。・・・(略)・・・

治療の進め方は?
 CAB療法から始め、その後は使用する薬の交換、治療を一時中断して再開するなど、いろいろな治療方法が試みられています。

通常は、単独療法より強力なCAB療法が第一選択
 ホルモン療法として、もっとも一般的に行われている治療法は、LH-RHアゴニストと抗アンドロゲン薬を併用する治療法です。これは、CAB(combined androgen blockade)療法と呼ばれ、二つの薬を組み合わせて用い、精巣と副腎から分泌される男性ホルモンの働きを両方とも抑えてしまおうというものです。
 精巣からのホルモンを抑える方法として、LH-RHアゴニストの代わりに、精巣摘除術を組み合わせる場合もあります。
 LH-RHアゴニストの単独療法と、抗アンドロゲン薬(ビカルタミド)を加えた併用療法の進行がんに対する治療効果を比べた試験では、併用療法のほうが前立腺がんの増殖を止める力が強いことがわかっています。

PSA値が0.2未満まで低下すれば効果あり
進行がんに対する単独療法、併用療法の比較
 低リスクまたは中リスクの患者さんがホルモン療法を希望する場合には、まずCAB療法を始めてみて、6カ月以内のPSA値の変化から治療効果を見極めます。それによって、継続するかどうかを判断します。
 PSA値が、0.2未満にまで下がれば、そのままホルモン療法を続けることができます。0.2未満に下がらない場合は、薬への反応が悪く、がんを抑えきれない確率が高いので、手術療法もしくは放射線療法を勧めます。
 高リスクの患者さんの場合は、CAB療法を始めてみて、6カ月後にPSA値が0.2未満になり、かつ次の3条件のうち一つでも当てはまるものがあれば、手術療法や放射線療法などの根治をめざす治療を勧めます。
(1)グリソンスコアが6以下、(2)診断時のPSA値が20以下、(3)PSA値が0.2未満になるまでの期間が6カ月以内。
 根治をめざす積極的な治療を勧めるのは、万一、その治療を行ったあとに再発した場合でも、ホルモン療法を再び開始すれば効果が得られると期待できるからです。
 3条件のうちどれも当てはまらない場合は、体に負担のある治療は勧められません。6カ月後のPSA値が0.2より高い場合も同様です。

薬の効きが低下したらさまざまな工夫で効果を持続
 ホルモン療法では、一定期間治療を続けると、効きが悪くなり、がん細胞の増殖を抑えきれなくなることがわかっています。そこで、ホルモン療法を行うにあたっては、いかに、効果を持続させるかに、さまざまな工夫がなされています。どのくらいの期間で効果がなくなってしまうかは、患者さんによって大きく差があり、数カ月の人もいれば、10年ほど持続する人もいます。
・・・(以下、略)・・・

●ゴナックス(デガレリクス)の作用機序と副作用【前立腺がん】
       新薬情報オンライン 2019年1月18日
製薬会社 製造販売:アステラス製薬(株)
今回は前立腺がんとゴナックス(デガレリクス)の作用機序についてご紹介します。
前立腺がんとは
前立腺は男性のみにある臓器で、膀胱から続く尿道の周りを取り囲むように存在しています。
この前立腺が腫瘍化(がん化)したものが前立腺がんです。
基本的には進行が緩やかながんで、早期に発見できれば治癒も期待できます。
自覚症状としては、尿が出づらい、頻尿、などがありますが、早期にはほとんど症状が出ません。進行すると、血尿や腰痛等が発現することがあります。

前立腺がんの発生・増殖メカニズム
前立腺がんの発生や成長には男性ホルモンが大きく関与することが知られています。

男性ホルモンにはいくつかの種類がありますが、総称して「アンドロゲン」と呼ばれており、約95%が精巣で分泌されています。その他にも副腎や前立腺がんからも分泌されます。

前立腺がんはアンドロゲンが結合する「アンドロゲン受容体」を持ち、ここにアンドロゲンが結合することでがん細胞の増殖が促進されます。

アンドロゲン合成のプロセス
アンドロゲンは様々な生体内ホルモンによってその分泌量が調節されています。
視床下部から「GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)」が分泌され、下垂体前葉のGnRH受容体に結合します。
そうすると下垂体前葉からLH(黄体形成ホルモン)とACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌され、それぞれ精巣と副腎を刺激し、アンドロゲンの分泌を促します。

このように様々なホルモンによってアンドロゲンの分泌量が調節されていますが、前立腺がんではアンドロゲンの分泌が過剰になってしまっています。

手術
放射線療法
ホルモン療法
などを単独もしくは適宜組み合わせた治療が行われます。

一方、発見時に遠隔転移を有する前立腺がんの場合、ホルモン療法が基本となります。
前立腺がんはアンドロゲンによって増殖するため、アンドロゲンを除去する治療(androgen deprivation therapy:ADT)を行います。

昔はADTとして精巣を物理的に摘出する「外科的去勢術」が行われていました。
しかし、患者さんによっては精巣がなくなることへの抵抗感が強いため、現在のADTは薬による「内科的去勢術」としてホルモン療法が行われます。

現在、初回のホルモン療法としては、
LH-RHアゴニスト:アンドロゲン生成抑制
GnRHアンタゴニスト:アンドロゲン生成抑制
抗アンドロゲン製剤:がんのアンドロゲン受容体を阻害
などを適宜併用した治療が行われます。

今回ご紹介するゴナックスは「GnRHアンタゴニスト」に分類されている薬剤です!
ゴナックス(一般名:デガレリクス)の作用機序
ゴナックスは下垂体前葉の「GnRH受容体」を可逆的に遮断するGnRHアンタゴニスト製剤です。
下垂体前葉にGnRHの刺激が伝わらなくなるため、LHとACTHの分泌が抑制され、結果的に精巣や副腎からのアンドロゲン分泌が抑制されます。

ゴナックス皮下注用の副作用
主な副作用として、注射部位疼痛、注射部位硬結、注射部位紅斑、ほてり、体重増加、発熱、注射部位腫脹、高血圧などが報告されています。

ゴナックス皮下注用の用法用量
通常、成人にはデガレリクスとして、初回は240mgを1力所あたり120mgずつ腹部2力所に皮下投与します。
2回目以降は、初回投与4週間後より、維持用量を投与しますが、間隔によって以下の2パターンがあります。
4週間隔で繰り返す場合:80mgを維持用量とし、腹部1力所に皮下投与します。・・・(以下、略)・・・


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