テーマ:九州発見♪(524)
カテゴリ:九州ぐらし
日向神ダムの貯水がピンチということで、灌漑(かんがい)用水が心配されるところです。台風19号で被害が出ない程度に雨が降って欲しいところかも。
そんな心配もありますが、矢部川流域には自前の灌漑用水用のダム「花宗溜池」(→→→こちら)を持っている花宗用水組合(→→→こちら)という組織があります。 こちらが花宗溜池です。取水塔がお洒落な雰囲気ですね。 こちらが、堤体となります。コンクリートではなくアースダムと呼ばれる土で造った堤体ですが、黒木町犬山にあるためか、「花宗溜池」ではなく「犬山ダム」と呼称されているそうです。 堤高は29メートル。堤頂長は320メートルだそうです。 池の端にこんなものがありました。 水車で水をかき混ぜているような。水中に酸素を送っているのでしょうか。魚の養殖池などでもこういう装置よく見かけます。 これは取水塔でしょうね。西洋の建物を思わせるデザインがいいですね。 取水塔の横では水面に異変が。 水の中から、泡が沸き上がってきています。これは??? ところで、この池、かんがい用水を貯めておく以外にも、魚を養殖しているみたいですね。ブラックバスが釣れるのでしょう(→→→こちらです) でも、ボートを使っての釣りは禁止だそうです。 花宗溜池の横にあった、なにやら意味ありげな祠と石碑です。 文字がはっきりしませんでしたが、祠の中にあるのはお地蔵様で、ため池を造るときにここに移設したというようなことだと思いました。 ため池周辺のこちらは、 ため池の水位が上がった時に洪水を逃がす、洪水吐という施設でした。 こちらはため池の水を取り出す樋管という施設でしょうか。石造りの随分立派なものですね(ため池の構造については→→→こちらを参考に)。 「民生潤灌」とありました。多分、右から読んでいくのでしょうかね「灌(水をそそぎ)、潤して、民は生きる」という意味でしょうか。 こうして水路につながって、水田に水を送っているのでしょう。 人気ブログランキング 花宗溜池です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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