狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

続・「WiLL10月号 沖縄集団自決裁判…暴かれた援護法のカラクリ

2020-01-25 11:52:47 | ★パンドラの箱訴訟


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■1月定例会・篠原常一郎特別講演会のお知らせ

定例会・講演会は下記の通り行います。
講演会テーマ「10月以降の情勢分析、沖縄に迫る危機について」
日時:1月31日(金) 受付:18時15分~
場所:浦添市産業振興センター結の街(大研修室) 浦添市勢理客4-13-1(国立劇場おきなわ隣) 地図
先着順(事前申し込み不要)
料金:会員無料、一般500円

八重山日報に広告を掲載しました!
当日書籍販売も行います。
是非皆様ご参加ください!

「WiLL10月号 沖縄集団自決裁判に画期的判決
「琉球新報」「沖縄タイムス」の大罪」の続編です。

「集団自決 will  上原正稔」の画像検索結果

 
「集団自決 will  上原正稔」の画像検索結果

 


暴かれた援護法のカラクリ

 江崎:準軍属の身分を与えるため、積極的な戦闘参加という条件と軍命の捏造とのカラクリは、出来上がるまで数年の期間がありました。

 まず、沖縄の援護課から遺族の申請を厚生省に出す。しかし、厚生省の担当部局から「これでは戦闘協力が消極的だ」と審査課から突っ返される。その時、「当時の戦闘状況から、××のような項目に当てはまることがあったのではないか、あったらそのように現認証明を添えて申請し直してくれ」と返してくる。

 つまり、積極的な戦闘協力と認められるというのは、「軍の命令によって云々」と申請することだったのです。政府主導でもって、ありもしなかった軍命をでっちあげた

 鴨野:援護法の問題の実態が暴露されにくいのは、お金をもらっているからでしょう。自分の父親は軍命で自殺したわけではないが、軍命を言わないと給付がもらえなかった。これを暴露してなお、お金をもらうことはできない。だから、当事者はわかっていても沈黙しているという面があると思います。

 江崎:その心理はよく理解できます。しかし、黙して語らないなら許せますが、たとえば米軍上陸の知らせを聞いて、兄と一緒になって家族のみならず村人まで手にかけ、戦後、牧師となった金城重明みたいに赤松隊長の名前を挙げて責任を転嫁するのは許せない。貧乏ななかで嘘をついてお金をもらう。みんなやっているし、共同工作もした。やむを得ないことだったとしたら、手を合わせながら過ごせばいい。ところが、「アイツ(軍)のせいで自決した」と責任を転嫁し、悪者扱いする。そこが問題なのです
(※参考:陶酔が集団自決をもたらした、金城重明氏の証言

 上原:渡嘉敷村の古波蔵惟好村長が、「最初に私が手本を見せる」と言って、宮城に三顧の礼、天皇陛下万歳をやって手榴弾のピンを抜いた。しかし不発だった。次に真喜屋元校長が、「じゃあ、私が見せる」と言って爆発した。それでみんな「私も殺してください」と続いていったわけです。

 このことを一番詳しく知っているのは金城武徳さんです。金城武徳さんは、その現場には金城重明はいなかったと言っている。金城重明は嘘ばっかり並べていて、彼の証言を集めるとみんな違っている。誰かが書いたものを都合のいいように解釈するからです。いまはわずか5、6歳の子供の証言もあるといっている


 集団自決問題のなかで、もっとも見苦しくて恥ずかしい人間でしょう。


沖縄二大紙のデマと捏造

 江崎:集団自決問題は、沖縄の新聞メディアが必死になって、時にデマを使って自分たちの声を大きくしています。上原さんの件もそうですし、他にも1970年に赤松元大尉が沖縄に来られた時に、新聞は、沖縄県民が怒りの拳を振り上げて「出ていけ」と言ったように書いた。しかし調べてみると、あそこにいたのは全て市役所の職労なんです。

 鴨野:当時、渡嘉敷村村長だった玉井喜八さんは遺族会誌でこの事件に触れ、「文献では自決命令云々と書かれているが、生き残った人々は各自異なった体験を語っている」とし、軍命を否定している。そして、「『赤松帰れ』と叫んだ者は皆、村民以外の民主団体だ」とも断じています。
(※参考:渡嘉敷島玉井村長の手記、沖縄タイムスが報じない

 極めつきは、昭和53年の33回忌に赤松さんの奥さんを呼んで、遺族会と元隊員と合同で慰霊祭を行った。その際、奥さんと住民が親しく交流していたことが、赤松さんに対する何よりの慰めだったと語っています。もし赤松さんが自決命令を出し、自分の家族を殺していたとしたら、住民が歓迎するわけがない。

 しかし、『鉄の暴風』で自決命令が登場し、生き残った人も援護法の兼ね合いで赤松や座間味の戦隊長だった梅澤が悪いと言う。そうやって重なっていき、社会に定着していった。タイムス、新報としては、その捏造を守らないといけないから、異を唱える人を排除する。星さんと上原さんはそれを身をもって体験された


 星:このような新聞社、マスコミにどう対応すべきですか。言論弾圧や封殺に対し、私たちはどう戦えばいいんでしょうね

 江崎:上原さんが行った訴訟は、一つの突破口でしょう。

 上原:僕が裁判に負ける要素は全くなかった。しかし重要なのは、僕が勝つことではないのです。赤松さんと梅澤さんの汚名を晴らすことができるかどうかが鍵なんです。

 江崎:繰り返しになりますが、新聞は自治労、沖教祖、大学の左翼の声を拡大させているだけなのです。沖縄二紙がパッと騒いで、他のメディアもワーッとついていき、それが沖縄の声だと勘違いしてしまう。

 鴨野:世論をコントロールしている人は一部の人。しかし、それらの新聞は、両方とも20万近い読者を抱えているのだから、厄介です。

 星さんや上原さんは沖縄に住みながらの言論活動です。当然、沖縄に住む友人がたくさんいるでしょう。そのお付き合いしている人や会社に対して、「おかしい」と疑義を呈しているわけです。沖縄という小さなコミュニティーのなかで孤立するかもしれないし、仕事がなくなうrかもしれない。そういう意味で、沖縄の体制派の言論人からみたらとんでもないインパクトがあると思います。

 江崎:しかもこれまでタイムス、新報とつきあっていたわけですからね。無難に原稿を書き続けていれば、社会的地位も安泰だし、収入もそれなりにある、友人関係も崩れずにやっていけるのに、あえて全部叩きつけて、喧嘩を売って意見も発表する場所もないような状況になる。その勇気はすごい。


八重山日報の孤軍奮闘

 上原:これまでに協力してくれたのは、ほんのわずかの人たちです。世界日報と八重山日報、そして江崎さんのブログ「狼魔人日記」くらいです。

 江崎:よく「新聞に書いているものを真っ向から否定して大丈夫か」「営業妨害で訴えられるんじゃないか」と言われますが、何も空想で書いているわけではない。全てネタをキチンと持って書いていますから平気です。最近では、新聞記者の実名も挙げて書いています。

 最初は罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせられましたよ。お前はニセ沖縄人だ、沖縄人がそんなことを言うはずがない・・・しかし段々減ってきて、いまではたまにあるくらい。ブログは日に大体1万人、テーマを絞った場合は2万人もアクセスがある。それだけの読者がいるわけです。

 星:沖縄戦で、軍民あわせて18万の犠牲者が出たと言われています。住民と日本軍の数を比べると、住民のほうが若干多い、とも言われています。それだけ夥(おびただ)しい軍民が沖縄戦で犠牲になった。

 その死んでいった人たちを、まるで軍の強制だけによって死んでいった、と先入観を持った解釈をしてしまうのでは、あまりにも沖縄戦の真相から乖離しています

 集団自決のなかで、自ら死んだことを美しい物語にしようなどとは毛頭思っていない。どれが虚構で捏造なのか、頭を冷やして考えてみるとよい。彼らの多くが、当時の殉国の思想で自決した人たちだと理解している。我々がいま平和でいられるのは、戦史した軍民のおかげだと考えることもできる。これから意図的に歴史を捏造するのではなく、イデオロギーに偏向せずにきちんとした歴史(認識)をしなければなりません



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沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会
http://blog.zaq.ne.jp/osjes/
「軍命令はなかった」-『うらそえ文藝』星雅彦氏 上原 正稔氏
http://blog.zaq.ne.jp/osjes/article/75/
鴨野氏の裁判への多大な貢献に感謝http://blog.zaq.ne.jp/osjes/article/41/
大田昌秀 『集団自決写真』の嘘(狼魔人日記)
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/74e0dbd42fb16e46b5501e173df8c95f
沖縄タイムスは腹を切って詫びよ!星雅彦氏と上原正稔氏の対談(狼魔人日記)
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/67263ffd966721fdb0f6de46dccfb9ae
星雅彦氏の疑義!『鉄の暴風』と地裁判決へ(狼魔人日記)
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/d0dd592e7047950f93ce2b5e6c5fe96b
パンドラの箱掲載拒否訴訟、琉球新報の言論封殺(狼魔人日記)
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/af94ca0aae346c9c78fe864d96e6d484
大江健三郎と大田昌秀の大嘘!(狼魔人日記)
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/700ae20bc474991b427eca1f98ce10b8
集団自決の軍命はなかった・今まであったと考えていた星雅彦氏と上原正稔氏が沖縄集団自決の真実を会見・地元文芸誌が特集・沖縄タイムスと琉球新報は自主廃業しろ・教科書を改めよ!凄絶極めたサイパン・沖縄戦(正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現)
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/40904986.html
沖縄公文書に見る渡嘉敷島集団自決の実相(阿比留瑠比さんのブログ)
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/426052/
上原正稔から琉球新報へ(上原正稔日記)
http://blog.goo.ne.jp/uehara-shonen/s/%BD%B8%C3%C4%BC%AB%B7%E8
慶良間で何が起きたのか⑥ ―人間の尊厳を懸けた戦い― 上原 正稔 投稿 · 2012年5月(八重山日報)
http://www.yaeyama-nippo.com/2012/05/01/慶良間で何が起きたのか⑥-人間の尊厳を懸けた戦い-上原-正稔/



■さいごに・・・大阪及び、その近郊にお住いの方に、お知らせです。

以下、狼魔人日記より

「パンドラの箱訴訟」勝訴報告会

このほど、沖縄の琉球新報社を相手どって争われていた「パンドラの箱掲載拒否訴訟」は、一審判決を完全に覆す逆転勝訴となりました。 この裁判の原告と上原正稔氏と関係者を招いて下記の如く報告会を行いますので、1人でも多くの皆様の参加を頂き、ご協力をお願いいたします。

この裁判は梅澤さん、赤松さんの名誉回復を目的として、沖縄冤罪訴訟からの継続した戦いがなされた結果、沖縄言論界を牛耳っていた一角が瓦解し、歴史を歪めていた軍命を覆す援護法のカラクリが解明された歴史的な逆転劇となりました。2年半に及ぶ戦いの中の特筆すべきエピソードも沢山報告されます。大阪での新たな運動にも繋がるものと思います。皆様のお越しを心からお待ち申しあげております。

■日時:11月24日(日) 午後1時会場、1時半開演
■会場:堂島ビルヂング1階 B(研修室)
    大阪市北区西天満2-6-8 
電話:06-6318-168 地図

①地下鉄堂島線・京阪本線
・・・「淀屋橋駅」 徒歩5分
②JR東西線
・・・「北新地駅」 徒歩5分

■登壇予定者: 
徳永信一弁護士、 
  上原正稔原告人
  江崎 孝 (ブログ「狼魔人日記」管理人)

■参加費:2000円
■懇親会:4000円

■主催:「パンドラの箱訴訟」戦傷報告実行委員会
※お問い合わせ 
090-8579-0056 吉田  
FAX:072-695-5919

※ご参加ご希望の方は上記にご一報下さい。 

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2 コメント

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Unknown (amai yookan)
2020-01-25 20:29:36

 日本も結構情報隠蔽されているが沖縄は、またその情報の谷間・僻地…と言うよりもミスリード目的の似非情報=沖縄二紙

武漢コロナ・ウィルス肺炎、ほとんど報道されてませんが、台湾ニュース番組・各社大々的に流してます…見てると怖いですね youtyube →
https://www.youtube.com/watch?v=FiTl-YSId4Y

Unknown (善意を逆手に取る地元2大紙!)
2020-01-25 20:57:22
 援護法が、琉球新報・沖縄タイムスの捏造を助ける援護砲になってしまうとは、善意を尽くした赤松氏にとって余りにも酷である。

 しかし、上原正稔氏は琉球新報を相手取った訴訟で逆転勝訴した。そして、その事実を「報道しない」地元2大紙は「集団自決に軍命令はなかった事」を自ら証明した事になる。

 赤松さんと梅澤さんの汚名を晴らす為にもこの事実を伝え続けなければならない。

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