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1 フォロー講義
今回で、ケースで理解する改正民法の全12時間の講義が無事に終了しました。
多くの方にご受講していただきありがとうございました。
改正民法、どうだったでしょうか?
さすがに、ちょこちょことやれば、どうにかなるような分量ではないことはよくわかったのではないかと
思いますが、その中でも、皆さんの表情を見ていると、2日目(第4・5・6回)が一番表情が険しかった
ような気がしました。
今後は、今回の講義の中ではお話していない改正部分も含めて、民法全体についての学習を進め
てほしいと思います。
リーダーズの各講座の本科生・本科生プラスをお申込みの方は、2月から、各講座ともに、民法の講
義に入っていきます。
今回の講義の中でお話した変更(Ⅲ)部分は、特に、現行民法をきちんと学習されてきた方ほど、アタ
マが混乱しやすいところですので、今後の答練・模試を目標に、4回~5回くらいは繰り返して、アタマ
が混乱しないように、記憶の上塗り作業を行ってほしいと思います。
記憶の上塗り作業
受講生の皆さんには、2月に、2020年版の合格スタンダードテキスト民法or総整理ノート民法を配布
いたしますので、ケースで理解する改正民法の復習とともに、各テキストに、知識をフィードバック(集
約)しておいてほしいと思います。
2019年版の合格スタンダードテキスト民法or総整理ノート民法をお持ちの方も、改正部分が膨大です
ので、今年は、2020年版に全面的に切り替えてみてください。
≪改正民法☆繰り返し学習モデル≫
① ケースで理解する改正民法(12月~)
1回目(終了)
② 各講座の民法講義(2月~)
2回目
③ 改正民法合格答練(5月~)
3回目
④ 直前合格答練(8月)
4回目
⑤ 全国公開完全模試(10月)
5回目
⑥ 本試験(11月)
今後は、講座のカリキュラムの答練・模試、そして、本試験を目標にしていくと、あと最低4回は、記
憶の上塗り作業が出来ると思います。
2 復習のポイント
(1) 売買契約・賃貸借契約・請負契約
まずは、テキストp39の事例12-01とp44の事例12-01で、契約不適合責任における買主の救済方
法について、もう一度、知識を確認しておいてください。
契約不適合責任は、テキストp40の趣旨にもあるように、これまでの思想(法定責任説)が大きく変わ
った(契約責任説)テーマ(変更)のひとつです。
もっとも、他の変更(Ⅲ)のテーマに比べると、改正民法の方がスッキリしてわかりやすくなったので、
あまり混乱することはないのではないかと思います。
このテーマは、記述式で、2回出題されていますので、あとは、記述式で出題されても大丈夫なよう
に、条文のキーワードをきちんと記憶しておいてほしいと思います。
次に、テキストp48以下で、賃貸借契約の改正ポイントについて、各事例ととともに、知識を確認をし
ておいてください。
賃貸借は、判例法理が明文化されたテーマが多いですので、判例までも含めて、きちんと学習され
てきた方は、明文化された条文を確認しておけば十分ではないかと思います。
最後に、テキストp60の事例14-01で、請負における契約不適合責任について、もう一度、知識の
確認をしておいてください。
もっとも、請負の契約不適合責任は、基本的には、売買の契約不適合責任に関する規定が準用さ
れますので、請負独自の制限規定を確認しておけば十分ではないかと思います。
(2) 配偶者居住権・遺産分割等
ここから、vol.3のテキストに入ります。
まずは、テキストp3、p6の趣旨、パワーポイント(配偶者の居住権を保護するための方策①②③)で、
配偶者居住権及び配偶者短期居住権の制度趣旨について、before-afterの視点から良く理解して
おいてください。
相続法は、新設(Ⅳ)部分が多いですので、どうして、そのような制度が規定されたのか、立法趣旨か
ら理解しておくと、条文の意味もよくわかってくると思います。
立法趣旨からの理解
講義の中でもお話ししたように、法律の勉強は、ただ法律の勉強をするだけでなはく、条文の制定や
判例が出た、政治的・経済的・社会的背景までわかってくると、よりよく理解することができます。
2月からの講義の中では、こういう背景までお話していこうと思いますので、お楽しみに!
配偶者居住権及び配偶者短期居住権については、最終的(試験的)には、テキストp9の両者の比較
の視点から、知識を集約しておいてほしいと思います。
次に、テキストp11の事例02-01で、持戻し免除の意思の推定(903条4項)について、どのような制度
なのか、特別受益制度の復習とともに、パワーポイント(遺産分割に関する見直し①②)で、具体的に
理解してみてください。
最後に、テキストp14の事例02-02で、預貯金に仮払い制度について、最高裁判例(最判平28.12.19)
とともに、どのような制度なのかを理解してみてください。
相続法の改正部分については、まずは、具体的な事例とともに、どのような制度なのかを理解する必
要があります。
今回の相続法改正は、配偶者居住権及び配偶者短期居住権を除いて、既に施行されていますので、
合格後、遺言・相続業務で開業予定の方は、もう少し詳しく勉強して、実務でも使えるようにしておくと
いいかと思います。
(3) 遺言執行・遺留分・特別の寄与等
まずは、テキストp23の事例03-02で、遺言執行者の権限について、もう一度、知識を確認しておいて
ください。
特に、特定財産承継遺言がなされた場合の権限について、実務上も重要なってくると思います。
特定財産承継遺言については、テキストp32にも出てきますので、顔と名前が一致するようにしておい
てください。
次に、テキストp27の事例04-01で、遺留分侵害額請求権について、その思想(法的性質)の転換の
意味を良く理解しておいてください。
このテーマは、昔、記述式が出題されていますが、その問題の解答も、今回の改正で変わってきま
すので、どのように変わるのか、少し考えてみてください。
最後に、テキストp35の事例06-01、パワーポイント(配偶者以外の者の貢献を考慮する方策①②)
で、特別の寄与について、before-afterの視点から良く理解しておいてください。
改正民法の記憶の上塗りになると思います。 やはり、新しい知識を定定着化させていくためには、短期間の繰り返しが必要になってきます。 ≪早期申込割引≫
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